Guten Tag!ドイツよりこんにちは!
6月に入り、ヨーロッパ諸国では待ちに待った夏休みが近づいてきています。ドイツでは子どもだけではなく、大人も長い休暇を楽しみ、リフレッシュする大切な期間です。
国が違えば夏休みの過ごし方も異なります。今回は、日本とは少し違ったドイツスタイルの夏休みをご紹介します。
ドイツの夏休みは6週間
ドイツの学校は夏休みが6週間あります。休みが全国一斉に始まる日本と違い、ここドイツでは州ごとに夏休みの開始時期が異なります。
2022年の夏休みトップバッターは、私が住むデュッセルドルフがあるNRW州。一番早く、6月27日から8月9日までの6週間です。ドイツには16の連邦州があり、一番遅い州は8月1日から始まり、終わるのが9月12日と夏休みの時期に違いがあるのが特徴です。
休暇中は基本的に宿題もなく、子どもたちはサマーキャンプや地域が主催する夏のプログラムに参加したり、家族で長期間バカンスを楽しみます。子どものころから「オン」と「オフ」のメリハリをつける習慣があるように感じます。
大人もしっかり休暇を取れる
「6週間も夏休みがあったら、仕事をしている親たちはどうすればいいのか。」と疑問に思うかもしれません。ドイツでは「連邦有給休暇法」というのがあり、多くの企業で1か月ほどの有給休暇を取得することができます。
おまけに有給休暇の取得率は100%に近いとも言われています。上司や同僚に気兼ねなく有給休暇を取れる環境があるのが、日本との大きな違いです。
休みをを取るために働くと言っても過言ではない、ドイツ人の仕事術。働く時間は短くても生産性が高く、無駄を省いた効率的な働き方は見習える部分も多くあるのではないかと思います。
太陽求めて海辺でのんびりがドイツスタイル
ドイツは日照時間が少ないため、ビタミンD不足が引き起こす身体の不調や、冬うつなど精神面に影響が出ることも多々あります。そんな日常から解放されるように、夏休みには多くのドイツ人が太陽を求めて暖かい国にバカンスに出かけます。
イタリアやスペインをはじめ、トルコやギリシャの島などもドイツ人にとって人気のリゾート地です。
海辺のホテルに長期間滞在し、さんさんと輝く太陽のもと、海水浴を楽しんだり、ビーチで本を読んだり、音楽を聴いたり、家族でゆっくりとした時間を過ごします。
こんがり小麦色に日焼けした肌は、楽しい夏の休暇から戻った証拠。学校でも会社でもお土産話に花が咲くことでしょう。
まとめ
「働くために休みを取る日本人」と正反対、「休みを取るために働くドイツ人」の夏休みの過ごし方はいかがでしたか?コロナも落ち着いてきたヨーロッパの夏休み、リゾート地はたくさんの人で賑わうのではないでしょうか。
この機会に「オン」と「オフ」の切り替えを大事にするドイツ人の休暇スタイルも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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