Aloha!ハワイ在住のAYです。ハワイは現在雨季に入っていて雨が多いですが、清々しく晴れる日もあり、過ごしやすい気候に恵まれています。
昨年の夏から子どもが小学校に通い始め、ハワイと日本の学校教育の違いに色々気づかされています。今回は、ハワイでの学校教育の大変なところ・良いところを含めた子育て事情をご紹介します。
バイリンガル教育のすすめ方とは
日本に住んでいたころは、英語圏に住めば自動的に英語が話せるようになり、バイリンガルには簡単になれるものだと思っていました。ですが、実際のところかなり厳しい道のりでした。
家では日本語・外では英語
我が家の場合は、家の中では完全に日本語を使い、学校や外での生活では英語を使うようにしています。一日の大半を学校で、英語を使って過ごしているとぱっと思いつく単語がどんどん英語になっていき、日本語の単語が引き出せなくなるからです。母国語が日本語でも時間が経過すればするほど日本語を忘れ、特に読み書きは忘れやすいので意識をして勉強する時間を設けるようにしています。
住んでいても勉強をしなければ身につかない英語力
では、英語を話す時間が長いのであれば、英語は楽々できるではないかと思われますが、家庭の中で日本語を使う分、ネイティブの子どもたちより劣ってしまうのが現実です。その点を補うためにも、英語の本を読ませて学習させるようにしたり、また学校では英語が話せない子ども用のELAのクラスが設けられています。結局、言語を身につけるということはどこの国に住んでいるかが重要なのではなく、本人が勉強をするかしないかにかかっているのだと実感しました。
多民族国家なハワイ
ハワイには、様々な人種・文化背景・宗教を持つ人が住んでいます。それは子どもたちの学校でも同様です。
多民族・多文化なクラスメイト
クラスは白人・黒人・ポリネシア系人種・アジア系人種とバランスよく様々な人種が混ざっています。クラス内で積極的に様々な国の文化体験を学ぶ機会もあり、自分の国の文化や季節行事の紹介なども行いました。小さな頃から、みんながみんな違うことが当たり前で、それを認め合うことが常識になっているという点は、ハワイの教育環境において一番良いなと思え、好きな部分です。
日系人文化
ハワイでは日系人の文化も色濃いため、ほとんどのクラスメイトや先生の苗字が日本人の苗字です。しかし実際ふたを開けてみると、日本人はゼロで、日本語を話す人もゼロなことはよくあります。名前だけ聞いていて、日本語で話そう!と意気込んで本人に会うと、白人系のアメリカ人だったなんてこともありました。
奉仕活動を大切にするハワイの教育
ファンドレイズと呼ばれる奉仕活動を、学校や習い事で行います。
ファンドレイズとは
ファンドレイズとは、商品の原価に少し金額を上乗せしたものを生徒が販売し、その上乗せ金額が学校への寄付となる活動です。その集まったお金は空調施設の経費や新しい給水器の購入など、自分たちが校内で使用していくものに使われます。習い事などで行われる時は、スーパーの前などで募金活動を行います。使い道は基本的に運営費や大会に出場する際の経費として使われます。
勉学では学べない大切な学び
子どもが大人へ、ファンドレイズの協力をしてほしいと話しかけることは、とても勇気のいることです。ですが回数を重ねるごとに、どんどん堂々と話せるようになり積極性が育ちます。直接お金を預かり、管理する能力も必要となります。売り上げたお金でみんなが過ごしやすい学校の設備が整い、自分もその一部を手伝ったという貢献心も育ちます。結果それは、学校やクラスメイトを大切にしようというチーム力も高めることができます。
さいごに
日本との違いからとまどうこともたまにありますが、私はハワイでの教育方法がとても気に入っています。今後この学校での経験を経て、子どもがどう変化して成長していくかが、とても楽しみです。
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