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YouTube動画制作の料金相場はどのくらい?おすすめ制作会社3選

2020年12月16日 13:00 カテゴリー : BPO Times

昨今、YouTube動画を使ったマーケティング活動が注目を集めています。背景のひとつに、スマートフォンやSNSの普及により、動画を幅広い世代で共有しやすくなったことが挙げられます。また、動画は静止画と比べて情報伝達力に優れている点も、企業のアピール方法として重宝されている理由でしょう。企業の動画制作は、自社で制作する方法と、他社にアウトソーシングする、2つの方法があります。より低コストで制作したい場合は、自社での制作がおすすめですが、一定のクオリティを保つためには、専門知識を持った人材の確保や専用の機材が必要となるため、専門企業へ委託するのが得策と言えます。動画制作を外注した場合の費用相場とおすすめの制作会社について、そのサービス内容を紹介します。

マーケティング活動におけるYouTube動画の効果

近年、YouTubeを活用してマーケティング活動を行う企業が増えています。YouTubeが、マーケティングの効果として注目されているポイントを確認してみましょう。

圧倒的なユーザー数で幅広い世代に認知が可能

YouTubeは、世界最大の動画共有サービスであり、毎月20億人以上のユーザーが利用しています。これは全インターネット利用人口の約3分の1にあたり、幅広い世代に認知された動画共有サービスといえるでしょう。アカウントを作成するだけで、無料で動画を投稿できる点も魅力のひとつです 。

【参考】「YouTubeAbout_プレスルーム」 

ユーザーによる販売促進の効果も期待

YouTubeにアップロードされた動画は、SNSで共有することが可能です。企業や商品に興味を持った視聴者がSNSで拡散することにより、企業の認知拡大だけでなく、販売促進の効果も合わせて期待できるでしょう。

情報伝達力が優れている

映像・アニメーション・音声などを使って表す動画は、文字や静止画より短時間で多くの情報を伝えることができ、さらに臨場感を体験できます。臨場感を提供することは、視聴者の共感を生みやすく、商品やサービスの購買意欲アップにつながるでしょう。また、映像やアニメーションは言語の壁がなくなるため、海外の視聴者や読み書きのできない子どもにも魅力を伝えることが可能です。

効果測定が可能

動画広告を行うメリットのひとつは、視聴者の情報を詳細に分析ができることです。YouTubeアナリティクス機能では、視聴者の年齢や性別を確認したり、どのリンクを使って見に来たのかがわかるため、企業は様々な視点から分析を行うことができます。配信した動画を考察することによって、次に動画広告を制作するときのヒントも得られるでしょう。

【参考】「YouTubeStudio_アナリティクス」

YouTube広告の活用

YouTubeに制作動画をアップロードするだけでなく、YouTube広告をマーケティングに活用する会社も年々増加しています。YouTube広告は有料サービスですが、ユーザーが広告をクリックするタイミングまで費用が発生しないという点が魅力です。動画配信の対象としては、ユーザーの居住地や興味などの情報をあらかじめ設定することができ、価値のあるユーザー層へ動画を配信することが可能です。

【参考】「YouTube 広告_オンライン動画広告キャンペーン」

【関連記事】「SNSマーケティングを活用!得られる効果と注意点とは?」

自社で動画制作するメリット

昨今はITの進歩により、YouTubeを始めとして一般人でも簡単に動画制作が行える時代となっています。それにより、企業のプロモーション動画を自社で制作する場合も増えていますが、外部委託と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。

低コストで制作が可能

制作のプロセスごとに料金が発生する外部委託と比べて、自社で動画制作を行った場合は、必要最小限にコストを抑えることができます。極端にいうと、無料のソフトと手持ちのスマートフォンを使えば、実質0円で作成することも可能なのです。ただし、ある程度のクオリティを求める場合は、相応のソフトや機材を用いる必要があるでしょう。

制作者とコミュニケーションがとりやすい

動画制作の打ち合わせを行う際、同じ会社の社員同士であれば円滑にコミュニケーションを取ることができるでしょう。また、同じオフィス内に勤務していれば、少しの空き時間を使って打ち合わせをすることも可能です。さらに、自社の社員であれば、もともと企業の理念や会社概要、業界や商品の知識があるため、それらを伝える時間も不要でしょう。

臨機応変な対応が可能

外部委託の場合は、ある程度商談が進むと納期や構成を変更することが困難であったり、変更できたとしても追加で費用が発生してしまうケースがあります。自社で動画を制作した場合、どのような状況でも、比較的柔軟に対応することができるでしょう。

自社で動画制作するデメリット

自社で動画制作を行う場合のデメリットについて確認しましょう。ここで紹介するデメリットに悩む企業は、動画制作をアウトソーシングすることも検討してみてはいかがでしょうか。

動画制作できる人材確保が困難

自社で動画制作を行う場合、ある程度知識のある人材に依頼する必要があります。マーケティング活動を行う部署がない場合は、他部署の社員を動画制作の担当者として選定することになるでしょう。そうなると、メイン業務が多忙の時期は動画制作への時間を割けない可能性があります。動画制作にはある程度時間を要するため、兼業が難しい場合があるでしょう。その点、制作会社へ依頼するのであれば、企画から編集まで全てお任せできるため、自社での人材確保は必要はなく、自社の社員はコア業務に集中することができます。

クオリティの維持が困難

動画制作は、作り手によってクオリティの高さが左右されます。会社をアピールする動画は、その品質が上がるほど得られる反響も高いといえるでしょう。自社で素人が制作した場合は、制作会社で依頼するより品質が劣る可能性があります。また、クオリティを上げるために機材を増やしたり、担当者を増員することがあれば、結果的にコストが多く発生する懸念もあるでしょう。制作会社へ委託すれば、ノウハウのあるプロが制作してくれるため、クオリティの高さと安定が期待できます。

動画編集ソフトや機材の整備が必要

動画のクオリティを上げるためには、専用の動画編集ソフトや機材が必要です。自社で制作する場合は、これらを全て自社で準備する必要があります。また、専用ソフトや機材を購入しても、継続的に動画制作を行うのでなければ、結果的に外部委託よりもコストが高くなることも懸念されるでしょう。その点、外部委託であれば、最新の機材やソフトを使って動画制作が可能となります。

【関連記事】「 マーケティングリサーチを活用して、市場を味方につけよう! 」

動画制作の費用相場はどのくらい?

動画制作をアウトソーシング業者に委託する場合の費用相場を、プロセスごとに確認しましょう。また、費用が発生する仕組みを踏まえて、動画制作費用を安く抑えるポイントを紹介します。

主な費用①企画・構成

まずは、発注者と制作者で打ち合わせを行い、動画の長さ、撮影場所、テロップの内容、モデルの選定などを行って構成を練ります。ここで発生する企画・構成の費用と、動画制作を指揮するプロデューサーやディレクターの人件費と合わせて、相場は10万円から50万円程度でしょう。

主な費用②撮影

動画制作の企画と構成が完了したら、次は撮影を行います。ここでは、撮影するカメラマンや照明スタッフの人件費、スタジオの場所代、撮影場所への移動交通費、機材の費用などが発生します。撮影する場所が近場であったり、短時間で撮影が終了する場合は人件費が削減できるでしょう。また、カメラや照明のグレードによっても機材の費用は変動します。相場は10万円から30万円程度でしょう。

主な費用③編集

撮影が終了したら、撮影データの不要部分をカットし、構成に沿ってデータをつなぎ、必要に応じてテロップを挿入するなどの編集作業を行います。この編集作業には、クリエイターの人件費として5万円から25万円程度かかるでしょう。

主な費用④音響

動画に音楽や効果音を流す場合は、音源を購入するパターンとオリジナルで制作するパターンの二通りがあります。音源は、無料でダウンロードできるものから、1曲5000円程度で購入する場合もあります。オリジナルで制作する場合は、制作するスタッフの人件費や収録スタジオの場所代が発生し、相場は3万円から15万円程度でしょう。

主な費用⑤ナレーション

会社や商品を紹介する動画は、ナレーションを流すことが一般的です。ナレーターの人件費は、主に収録時間によって算出され、相場は3分あたり1~2万円程度でしょう。ナレーターに有名人を起用する場合や、音声が外国語の場合は価格が上がる傾向にあります。

安く抑えるポイント

動画制作の費用は、主に人件費と機材費の二つに分けられます。費用を安く抑えるポイントは、自社でできることは可能なかぎり自社で行うことです。例えば、企画の際にあらかじめ自社でシナリオを考えておいたり、音源を揃えておくことでコスト削減につながるでしょう。

おすすめの動画制作会社3選

専門の企業に動画制作を委託する際、おすすめする企業を3社紹介します。それぞれのサービス内容を比較してみましょう。

Mamasan&Company株式会社

Mamasan&Company株式会社のデザインサービスでは、動画の制作・編集だけでなく、Webサイトのバナー制作やコンテンツライティングなど、クリエイティブ関連の業務を一挙に委託することができます。また、世界各国においてリモートワーカーが業務を行っているため、日本語だけでなく、英語やその他の言語にも対応可能であるところも魅力です。

株式会社LOCUS

株式会社LOCUSでは、約600名のクリエイターが毎年1,500本以上の動画を制作する確かな技術と実績を誇っています。制作できる動画は、通常の動画だけでなく、ドローン撮影やライブ動画配信など、最新の技術を用いて様々なサービスを提供していることが特徴です。

Crevo株式会社

Crevo株式会社は、アニメーションを使った動画から、テレビCMまで大手企業も多く活用している豊富な制作実績を持つ企業です。料金体系は、予算に合わせて幅広く設定されているため、様々なニーズに対応できるでしょう。例えば、シンプルにメッセージを表現したい場合であれば、49万円以下でインタビュー動画や商品紹介動画を制作することが可能です。

まとめ

マーケティング活動において、YouTubeを始めとした動画配信を活用する企業が増加しています。実際に動画を制作する際、自社制作と専門企業へ委託する二つの方法があり、自社に合った方法を選択することが可能です。

自社で制作する場合は、低コストや社内コミュニケーションが容易になる反面、専門業者へ委託した場合と比較し品質の担保が困難となる場合があります。外部へ委託した場合、動画品質や社員への負担を削減することができますが、自社制作と比べコストが上がる傾向にあるでしょう。

しかし、動画配信を活用する企業が増えたことで品質を求めるといった観点からも、外部へ委託する企業が増加傾向にあります。

そこで、しっかりとしたクオリティを求めつつコストダウンを図るには、自社でできることは自社で行い、アウトソーシングを上手に活用することがポイントです。

YouTubeなどを活用した動画マーケティングについて検討している企業は、自社にとってどのような選択が必要かしっかりと精査し、無駄のないマーケティング活動を行いましょう。

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