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手間とコストをかけないWebサイトの制作と運営・管理

2019年7月8日 07:00 カテゴリー : BPO Times

ここ20年程で、自社PRやセールス・マーケティング戦略に、インターネット媒体がメジャーな手法として、企業の規模を問わず広く用いられるようになりました。 インターネット媒体は、テレビや紙媒体と比較すると、費用面のお手頃さとターゲットマーケットを絞った効率の良い情報発信と広告ができるという魅力があります。

一方で、自社のWebサイトを立ち上げると、運営・管理のために自社で専任の人員を雇わなければならない、あるいは専任を雇う余裕がなく、他の業務に従事している人員が兼任で運営業務を行う必要があり、運営・管理の手間が負担になっているという声もよく耳にします。

「どこかで制作から運営まで一括管理してくれないかな・・・でもコストはかけたくないし・・・」 というのが経営者の本音でしょう。
また、これから起業する方々にとっても、プリマーケティングツールとしてのWebサイトの制作やビジネス開始後のWebサイト運営・管理については、重要検討事項ではないでしょうか。

そこで今回は、Webサイトの制作から運営・管理に関するコストや手間についての情報をご紹介します。 

Webサイト制作のトレンドとは

Webサイトは、企業イメージやコンセプトを反映する企業の顔です。 
制作にあたっては、イメージ通りに仕上がるよう、相応しい制作方法や目的に応じたサイトの種類など、しっかり調べておきたいですね。 Webサイト制作は、自社制作する方法とWebサイト制作会社に外注する方法があります。

Webサイトの種類

Webサイトには種類があり、大まかに分類すると、会社情報を伝えるコーポレートサイト、求人・採用サイト、ブログ式サイト、商品や企業の認知度上昇目的のプロモーションサイト、オンラインショッピングサイト、情報サービスサイトなどがあります。 そして、新しい需要や目的の出現によって、今現在も種類が増え続けています。  

自社で制作する

自社で制作行う場合は、社内にウェブデザインの技術、制作ソフトや制作言語(HTMLやCSSなど)の知識を持った人員が必要です。 物理面においても制作環境を整えるために、専用端末や専門ソフトの購入もしなければなりません。 しかし、自社にこれらが既に全て揃っている場合は、コスト面でのメリットはある程度期待できるでしょう。 また、社内なので打ち合わせの設定が容易だったり、制作中の急な変更や細かい社内事情の変化にも、細やかに対応できます。  

外注での制作

現在、ほとんどの企業がWebサイト制作を外注してるといっても過言ではありません。自社で制作するより手間がうんと省けますし、Webサイトのクオリティや納品までのスピードにも期待できます。そして何より、制作のためだけの増員をしなくて済むからです。 

最近は制作会社も増え、各業界の高度な専門性に対応できる制作会社もありますので、自社に合った制作会社を選ぶことが大切でしょう。 最近は、制作条件を指定すると、数社から相見積を提示してくれるサービスサイトがありますので、利用してみるのも得策でしょう。

外注制作は、社内での手間や制作の人件費がかからないのがメリットですが、やはりプロに仕事をしてもらうため制作費においては10万円以上からと、自社制作より高額になります。 そして、発注先に「こんなサイトを作りたい」という要望を適切に伝えることが、非常に骨の折れる作業です。 お金を払って、作業を丸投げしたら、「きれいで洗練されているけれどイメージと全然違うものが納品された」ということもありますので、発注先との打ち合わせや連絡は入念に行いましょう。

Webサイトの管理について

Webサイトの管理は、制作同様、自社で行う方法と、外注をする方法があります。 
Webサイトは制作も大変な作業ですが、その後の運用・管理項目は多岐にわたり、項目によっては専門知識も必要となるため、さらに大変です。 管理項目数はサイトによって異なるので、まず、自社のサイトはどんな管理項目があるのか洗い出し、自社で行うか、外注するか決定しましょう。

管理種類

前述のとおり、管理項目はWebサイトごとに相違があります。
以下は、共通管理項目とも言えるメジャーな項目です。
各項目に、Webサイトの目的に沿ったさまざまな管理種類が存在する事もあります。
例えば、SNS運用では自社が利用しているSNSの数だけ、管理の種類があります。

・アクセス状況の解析、コンテンツ更新、UI/UXの分析
・改善 ・問い合わせへの対応 
・サーバー管理、システム調整 
・SNS運用(facebook、twitter、Instagram、Tumblrなど)、メールマガジンの配信 
・その他

自社管理・運営

Webサイトの自社管理・運営は多岐にわたります。
自社で管理を行う場合は、そのWebサイトの立ち上げ目的とターゲットをよく理解している管理者を立てることが肝心です。 「HTML」や「サーバー」という言葉になじみがある人員が自社にいない場合は、自社管理・運営には向かないでしょう。

Webサイトには、会社の認知度を上げる、新規顧客の獲得、商品を売る、既存顧客の利便性向上のための情報発信ツールとしてなど、必ず目的があります。 目的に沿った運用方針と管理プロトコールを作成できる人員が管理者に相応しいでしょう。

外注管理・運営

外注には、Webサイトの管理・運営を全て請け負ってもらう方法と、デザイン系やシステム系といった専門分野に特化したサポートを請け負ってもらう方法があります。 つまり自社の人員で補えない分野の管理項目のみ外注する、といったことも可能です。

委託先は、ターゲットに対するSEO対策を実行し、顧客Webサイトの評価と品質の向上にプロのノウハウで対応してくれます。また、顧客に対し、運営や管理に関する最新情報を提供し、必要なアドバイスやコンサルティングまでサポートしてる企業も多いでしょう。

Webサイト管理業務は外注向き?

近年、Webサイト管理業務は業務特性上、外注向きの業務と言われています。
その理由を探ってみましょう。  

自社管理

Webサイトを自社管理するために管理を専任する専門職人員を雇用した場合、人件費の問題もあり、大抵雇用人数は一人です。すると、業務が属人化してしまう事例が多く、大変危険です。 担当者が業務に従事できなくなった際、専門職人員の速やかな補充が難しく、Webサイト更新の停滞を招きます。

情報の新しさが命のWebコンテンツには致命的な状況です。 サイト立ち上げの意味もなくなってしまいます。 管理ができる専門職人員を増員すれば人件費がかさみますし、既存の社員が兼任した場合は兼任者の手間が増え、本来の業務に集中できなくなるといったことが発生します。

また、管理業務に関しても専任ではないので、できる範囲のレベルになってしまい、外部発注で行うような、徹底した管理が難しいのです。 そして、手間が増える割にWebサイト立ち上げの成果が上がらない、という残念な結果にも陥りがちです。 せっかく立ち上げたWebサイト、最大限に活躍させたいものです。

外注管理

Webサイト管理を外注した場合、外注先はWebサイトのスペシャリスト集団であることが容易に想像できます。 複数のスペシャリストで一顧客を担当するため、業務が属人化するリスクもありません。 手間のかかるバージョンアップ、仕様変更、セキュリティアップデートへの速やかな対応が可能です。

また、Webサイトのクオリティ維持や向上に100%注力しますので、ぬかりのないプロフェッショナルなSEO対策が、Webサイトの立ち上げ目的の達成に、大いに貢献するでしょう。 気になるのはコスト面ですが、業務の遂行力とクオリティの安定性を考慮した場合、費用に見合った効果が期待できることが多いので、決して高くはないとの意見が多い様です。

Webサイト管理費の相場

管理にかかる費用の相場(1ヶ月単位)は、以下をご参照ください。

5千円以下  自社で管理する際の相場 
5千円~2万円 一般的な管理費の相場 
2万円~5万円 しっかりとした管理が期待できる相場 
5万円以上 集客のために攻めの運用を行う相場

出典:Web幹事 https://web-kanji.com/posts/hp-runningcost

Webサイトを制作から運営・管理まで外注する

 Webサイトの外注にはいくつかの方法があります。

Webサイトの外注方法

Webサイトの外注には、制作・デザインから運営・管理まで包括的に一社へ発注する方法と、制作とデザインはA社、運営・管理はB社、あるいは、デザインのみC社、というようにフェーズや工程ごとに発注する方法があります。 
ここでは、外注のメリットとデメリットについて言及したいと思います。

外注のメリット

社内に、ITやWebの知識がある人員を必要としません。制作や運用の手間がなくなるのはもちろん、プロの技術を常時活用することが可能です。
外注先は、クライアントのサイト立ち上げ目的やターゲットについて熟知しています。制作段階から、その後の運営と管理を意識した作業を行っているので、運用フェーズへの移行や成果獲得までがスムーズです。

外注のデメリット

ニーズにマッチする技術力や管理能力を全て持った発注先を選定するのは、容易ではありません。
また、サービス提供各社それぞれに得意分野があるため、自社が優先したいものが何なのかしっかりと精査するのが良いでしょう。 あれもこれも行いたい、月額数万円以内で依頼したいなどと欲張った結果、どこにも引き受けてもらえない事も考えられるため、注意が必要です。

外注の際の注意点

Webサイトの運営・管理を外注する際、会社を選定するときに気を付けたいことがいくつか あります。
くわしく見て見ましょう。

わかり易い説明

Webサイトの制作や管理は専門性が高い業種です。 
汎用性が高いビジネスツールで、利用することの重要さは多くの人達が認識していても、一般的な知識を持った人もまだ限られています。 発注元の窓口担当が専門知識を持ち合わせていない場合も多いでしょう。 現実は会社同士の商談であっても、会社対コンシューマーの対応(※例えば丁寧でわかり易い、説明ができる携帯電話のサービス窓口ようなの対応)ができる技術者がいない制作会社や管理会社は、要注意です。

外注先の得意分野はニーズにマッチしているか

ネットで商品販売はしないのに、ECサイトを得意とする管理会社を選んでも、効果的ではありません。 
また、短期のキャンペーンでなるべく早い販促効果を期待しているのに、キャッチコピーがいまひとつな上、デザインにこだわりすぎてコンテンツ更新までに時間がかかる、などはニーズにマッチしていない典型的な例です。 自社の高い技術力を押し出し、あれもできます、これもできます、と多くの不要なオプションを提示する会社より、サイトの目的に合った作業や管理項目のみを確実に提示してくれる会社を選びましょう。

柔軟な対応

ビジネスシーンは日々変化し、日進月歩で新しい技術や需要が生まれています。 
一度作成または完成したWebサイトでも、変化に合わせて依頼内容を変更したい、するべきなどといったこともあるでしょう。その際、既存のプランでは対応できない、新たな依頼内容に対応が難しいといった場合、さまざまな問題が生じてきます。

出来るだけ、追加依頼や大幅な変更などにも柔軟に対応できる企業がおすすめです。 また、最新のビジネストレンドを意識したアドバイスやプランの提案など、より良くするための協力体制が組める企業が理想です。   

おすすめ企業・サービス

Mamasan&Company

子育て中のママを中心とした在宅ワーク企業。
デザイナー、SE、プログラマ、PM、アカウンタント、ライター、オペレーター、翻訳者など、あらゆる分野のスペシャリストが在籍。 ITを駆使した高度なセキュリティ環境下、在宅にて幅広い種類の業務を遂行。Web制作から運営・管理まで包括発注が可能。 業務可視化を徹底しているため、業務の安定供給には定評があり、コストもリーズナブル。 
https://mama-sun.com/jp/

株式会社Calme(カルム)

Webサイト制作から管理まで一括で請け負い、スマートフォン対応もスムーズ。広告、デザイン、企画、コンサルティングも行う。 「各種ツール分析や最新マーケティング理論による最適なプランニングとコンサルティングを行う」がモットー。美容業界を得意とする。
http://calme.co.jp/

Root Sea Plus

ヒアリング+調査結果に基づいたサイト設計、Web標準に準拠したサイト開発、初期構築からシステム開発運用までワンストップで対応を得意とする。 Webデザインの最新トレンドの分析を積極的にビジネスに取り入れており、Webアプリ開発、Webデザイン制作、ECサイトに強い。 
http://plus.root-sea.com/

まとめ

Webサイトは作って終わり!ではありません。
品質の高いWebサイトを作成しても、多数のアクセスを得られるサイトに育て、維持していくのには、適切な管理が必要です。 また、制作や運営・管理にお金をたくさんかければ良いというものではありません。

予算という制約のある中、なるべくコストを抑えつつ、日々の手間を減らし、サイトの目的とターゲットに合った環境を整える事が大切です。

既にWebサイトを立ち上げているのなら、自社に合ったWebサイトの運営・管理方法を、もう一度見直してみませんか? また、これからWebサイトを制作する予定であれば、制作から運営・管理まで、安心して全て、低コストで任せられる会社に興味はありませんか?

Webサイトの外注には、手間や人件費を省き、専門家による徹底したSEO対策を行ってもらえるなどのメリットがあります。 発注コストを上回るなどさまざまな面で期待ができるため、思い切って全て外注してしまうのも、おすすめです。

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