皆さん、こんにちは!ドイツ在住のMTです。
クリスマスイベントが終わって、今度は大掃除や年始の準備で忙しい人も多いのではないでしょうか。
私も年末年始は日本へ一時帰国予定でしたが、あいにくオミクロン株の影響で日本の入国制限が厳重化したため断念しました。
日本ではクリスマスが終わるとすぐにお正月モードに入りますが、ドイツはそうではありません。
そこで今回は、ドイツ人のクリスマスについて皆さんにご紹介したいと思います。
ドイツ人のクリスマス期間
ドイツ人はクリスマスを1か月以上かけてお祝いします。クリスマス期間は12月1日のアドベント(準備)期間から始まり、翌年1月6日(東方三博士の日)までです。
日本ではあまりメジャーではありませんが、キリスト教大国のドイツでは、クリスマスまでのアドベント(準備)期間も立派なクリスマス期間とカウントされます。
12月1日から24日までのアドベント期間は「アドベントカレンダー」や「アドベントキャンドル」を各家庭で準備するのが一般的です。アドベント期間が明ける24日(クリスマスイブ)から25日(キリスト誕生の日)はクリスマスのメインイベントなので一番盛り上がります。
子どもたちは24日にサンタクロースからのプレゼントをもらい、家族一同集まって食事をしたり、ゲームをしたりして過ごす家庭が多いのではないでしょうか。私の家族は毎年7世帯くらいが集まるのですが、サンタクロースからのプレゼントが子ども1人あたり10個くらいあり、食事やゲームよりもプレゼントに圧倒されることが多いです。
そして、ドイツでは年明けの1月6日(東方三博士がキリストにプレゼントを贈った日)を境にクリスマスが終わりを迎えます。
ドイツ人のクリスマスプレゼント
ドイツではクリスマス期間中に子どもにプレゼントを贈る日が3日もあります!
1つ目は12月6日の聖ニコラウスの記念日です。
聖ニコラウスはサンタクロースの起源になった人で、ドイツでは一年良い子で過ごした子どもはニコラウスからもプレゼントがもらえるという風習があります。プレゼントはチョコレートやオレンジなど、小さめのプレゼントであることが一般的です。
2つ目のプレゼントはクリスマス・イブに贈られるサンタクロースからのプレゼントです。
親戚一同から子ども達のプレゼントが集まるので、子どもにとってはたくさんのプレゼントがもらえる一大イベントといえるでしょう。
最後はクリスマス期間最終日の1月6日に贈られる東方三博士のプレゼントです。
こちらも聖ニコラウスの記念日同様、キャンディーやチョコレートなど小さめのプレゼントになります。ドイツの子ども達は、クリスマス期間中に3回もプレゼントがもらえるので、クリスマスが大好きな子どもが多いです!
ドイツ人のクリスマス休暇
ドイツ人にとってクリスマスは一年で一番大きなイベントといえるかもしれません。家族と過ごす時間としても大切にしており、ドイツではクリスマス前から年始にかけて2週間近く有給を使用してクリスマス休暇をとる人も多いです。会社によってはクリスマスになると、クリスマスボーナスを従業員に配布する会社もあります。
日本人の感覚からすると、「2週間も休んだら会社の年次有給休暇が全部なくなる!」と休暇の長さに驚く人も多いのではないでしょうか。
しかし、ドイツ人にとって2週間の休暇は決して長い休暇ではありません。長い休暇は1か月から2か月規模の休暇をさします。ドイツでは基本的に年間30日の有給休暇を取得できる会社が多く、年休とは別に最大6週間の有給の病気休暇が可能です。
日本と比較すると3倍以上の日数の有給休暇が保障されているので、クリスマスは2週間休むのが当たり前と思っているドイツ人の感覚も納得できます。休み重視で仕事をされたい方は、ドイツ企業へ転職するのはいかがでしょうか。
最後に
今回はドイツのクリスマスについてちょこっと紹介しただけですが、クリスマスひとつをとっても、ドイツと日本では文化や習慣が異なることが多いと実感しますね。
私はドイツへ移住しても、日本の感覚がなかなか抜けず、今年も12月28日までしっかりMamasan&Companyでお仕事中です。少しはドイツ人を見習って、家族との時間を大切にしてみたいと思います。
皆さんも、良い年の瀬をお過ごしください。
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