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動画制作・編集を依頼するコツ~個人クリエイター編~

2021年8月24日 10:00 カテゴリー : BPO Times

オンラインによる制作業務の受発注が浸透し、クリエイターと依頼者が直にやり取りすることが一般的になりました。クラウドソーシングサイトなど、クリエイターと依頼者をつなぐサービスの充実やSNSによる個人クリエイターの情報発信も盛んで、これからますますオンラインで繋がる動画制作は増えていくでしょう。

動画制作を個人クリエイターに委託することで、コストを抑えられたり、柔軟な対応が期待できるなど多くのメリットがあります。しかし、クリエイターのクオリティが担保されているわけではないので、委託するクリエイターの選定は慎重に行わなければなりません。

個人クリエイターの探し方や選び方についてのポイントを紹介します。

個人クリエイターを選ぶメリット

動画編集を外注することが決まった時、最初に悩むのがどこに依頼するかではないでしょうか。委託先は大きく分けて制作会社か個人のクリエイターの2つが考えられます。ここでは個人クリエイターに依頼する場合のメリットについて見ていきましょう。

発注者の要望が通りやすい

制作会社は多くのスタッフが業務に携わるため、制作会社の内部ルールに従う必要があり、業務範囲内の画一的な対応しかできないことがあります。一方、個人のクリエイターは社内ルールに従う必要がないため、交渉次第では制作会社よりこちらの要望が通りやすく、柔軟な対応が期待できるでしょう。もちろん良好な関係を築くために無理な要望を通すことは避けるべきですが、懇意になることで細かな打ち合わせが不要になったり、作業範囲内で気づいたことを対応してくれるようになります。相性の良いクリエイターと巡り合えたら、自社の外部スタッフのような感覚で委託することができるでしょう。

委託料金が抑えられる

一般的に制作会社に依頼するよりも、料金が低く抑えられる傾向にあります。会社を運営していくためのオフィスコストを抱えておらず、営業や経理などの業務もクリエイター自身で行っていることが多いので、人件費はクリエイター本人に対する報酬と実費だけで済むためです。制作会社では分担して行う制作業務も一人で全て賄うことが多いため、余分な人件費がかかりません。

個人クリエイターへ依頼した際の相場

個人クリエイターへの委託料金は、制作会社に委託する場合と比べると半額から7割程度が相場になります。実績のある著名なクリエイターはその限りではありませんが、この料金設定の低さが個人クリエイターに委託する際の大きなメリットです。委託できる具体的な業務内容と価格について見ていきましょう。

制作費用:編集のみ

YouTube動画の一般的な制作料金は10万円からとされていますが、編集のみか企画・撮影を含むかとでは大きく料金が異なります。動画の素材があり編集だけを委託する場合は、料金を低く抑えることが可能です。5~10分程度の動画編集は、フリーランスや小規模の制作会社なら1本5,000~30,000円程度、納期は1~2週間ほどが目安です。具体的な編集内容は、テロップや効果音の挿入、画像やイラストの追加、動画内リンクの設置など、比較的簡単な編集に限ります。

制作費用:編集・企画・構成

指示されたシナリオ通りの動画制作ではなく、こちらの要望に対して企画・構成まで委託すると料金が高くなります。フリーランスや小規模の制作会社なら1本50,000~100,000円程度、納期は2~4週間ほどが目安です。動画の企画やタイトル、構成から制作まで一緒に相談しながら進めることができます。専門業者ならではのアドバイスが得られ、より良い動画制作ができるでしょう。この価格帯になると、動画サムネイルの制作や公開設定など、公開するまでのプロセスも含めた料金設定になっていることもあります。

この次の段階として、動画の分析・運用支援がありますが、これは個人クリエイターではほぼ対応していませんので、そこまでのフォローを求める場合は制作会社に委託するほうがよいでしょう。

制作費用:撮影

動画の撮影は編集とは別に費用が必要です。クリエイターによっては対応していないこともあるため、撮影が必要な場合は予め撮影に対応できるクリエイターを選びます。撮影にかかる日数や被写体によっても料金は変わりますが、実費と人件費を加味して最低30,000~100,000円程度は必要です。撮影が必要な場合は納期がずれ込むこともあるため、余裕を持ったスケジューリングを行います。

依頼する個人クリエイターの選び方

一口に個人クリエイターといっても、スキルや経験は大きく異なります。オンラインでの受注が一般層でも可能になったため、スキルが高いとは言えないクリエイターも多く存在するのが実情です。数多くいるクリエイターから自社が求める人材を見つけるため、気を付けるべきポイントを押さえましょう。

複数のクリエイターに見積もりを依頼する

個人のクリエイターを活用するうえでの一番のデメリットは、品質が個人の能力や人となりに左右される点です。腕のいいクリエイターとそうではないクリエイターとの差が大きいことに加え、制作途中で連絡がつかなくなる恐れもあります。見積もりを取るときは必ず複数のクリエイターから取り、制作実績や料金、評価や人となりを確認しておきましょう。安全を担保するために、懇意にしているクリエイターがおらず納期が迫っている場合は、依頼そのものを2人以上のクリエイターに出すことがおすすめです。動画はクリエイターによって表現方法や技術力が異なります。自社の要望にあったクリエイターを見つけるための下準備はしっかり行いましょう。

相性が良い人を選ぶ

個人クリエイターに依頼すると、制作者本人と直接やり取りを行うことができます。営業などが入らず直接打ち合わせを行える点は、個人クリエイターに依頼する大きなメリットです。打ち合わせにかかる時間の軽減や円滑な意思疎通、きめ細かな対応にも期待が持てます。しかし、制作技術があることとスケジューリングや制作進行をトラブルなくスムーズにこなせることは全くの別問題です。細かな気配りや適切なプロジェクト管理をしてもらえるかどうかはクリエイターの資質によるものが大きいため、料金や技術だけではなく実際に接した際の印象でしっかりと見極めましょう。自社社員とのコミュニケーションの相性や企業の雰囲気とあうか、作成したい動画にあっているかなど確認すべき相性はたくさんあります。

コンペを行うのも一つの手段

クラウドサービスなどを利用して、コンペを開催するのも一つの方法です。一度に多くのクリエイターが作成した動画を比較することができ、比べた上で自社が求めるクリエイターを選ぶことができます。クラウドサービスを仲介する必要はありますが、選定したデザイナーにその後も継続して依頼をかけることが可能です。

依頼する時に知っておきたい準備のコツ

実際に動画制作を依頼する前に、予め決めておくべき事柄を抑え、クリエイター探しや選定がスムーズに行くようにしましょう。

制作する目的を明確にする

企業またはサービスの認知拡大やブランディング、サイトへの誘導や商品購入など制作する目的によって動画の方向性や戦略が大きく変わるため、依頼する前に動画制作の目的をはっきりさせておきましょう。さらに言えば、動画を訴求したいターゲットを明確にし、動画を掲載する媒体や動画の長さを決めておくことも必要です。

希望納期を決める

動画がいつまでに必要かも決めておきます。イベントや季節に左右される商品やサービスの宣伝の場合は特にスケジュール管理が大切です。往々にして修正が入った場合などは、当初の予定を大きく超えてしまうことも想定されるため、余裕を持ったスケジューリングを行います。委託先にも納期や使用目的をはっきりさせ、認識合わせを行っておきましょう。撮影が必要となる場合は、予定通り進まないことも多いので注意が必要です。

予算を定める

動画制作の目的や掲載予定媒体、動画の方向性や長さが決まったら、まずは複数のクリエイターから見積もりを取り比較検討を行います。その料金が予め想定していた予算に合うかの精査も重要です。しかし、自社との予算感と合うかどうかも大切ですが、安い分クオリティが低い場合も考えられるため、クリエイターのポートフォリオを確認するなどしてスキルの見極めを併せて行います。

柔軟な対応ができるかどうか

予算によっては、希望する作業全てを委託することが難しい場合も考えられます。代替案や料金を低く抑えることができるような依頼の仕方を考える必要があるため、編集の一部だけを受託してもらえるか、動画に使うイラストまたはテロップの作成のみなどの対応が可能かどうかも確認してきましょう。

逆に、料金が上がってもいいから色々頼みたいと考えている場合は、クリエイターによって得意不得意があるため、どこまでの作業が対応可能かの確認も必要です。

個人クリエイターの探し方

オンラインで個人クリエイターを探す方法は、クラウドソーシングサイトやSNSなどがあります。それぞれの特徴とメリットについて見ていきましょう。

クラウドソーシングサイトで個人クリエイターを探す

個人クリエイターと企業をつなぐ大きな役割を果たしているのがクラウドソーシングサイトです。クリエイターの実績や評価が確認でき、支払いやセキュリティ上のトラブルが起こらないような対策が取られているため、初めて個人クリエイターを探す場合でも安心です。具体的なクラウドソーシングサイトの特徴を見ていきましょう。

■Lancers(ランサーズ)
動画制作はもちろんのこと、ロゴ制作やHPデザイン、Wordpress構築・運用やECサイト構築・運用支援、ライティングなど様々な業務をクリエイターに委託できます。依頼形式も、プロジェクト形式やコンペ形式、求人募集形式やタスク方式の4つから選択可能です。クリエイター一人ひとりの実績や評価もサイト内で確認でき、秘密保持やセキュリティがしっかりしているため、個人クリエイターが相手でも安心してやり取りできます。
動画制作料金は内容によって異なりますが、編集だけなら5,000~50,000円、撮影が必要になる場合は200,000~5000,000円ほどです。

■Crowd Works(クラウドワークス)
ユーザー数は業界トップの443万人を誇り、バックオフィス業務から営業支援、デザインなど幅広い業務が委託可能です。経済産業省やヤフー、クックパッドなど大手企業も利用している信頼性の高いクラウドソーシングサイトとなります。
こちらでの動画制作料金は、編集だけなら2,000~50,000円、撮影が必要になる場合は5,000~100,000円ほどです。勉強中の学生や主婦の副業でも受けられる依頼は、やや低めの料金設定となっています。

■ココナラ
上記二つのクラウドソーシングサイトと比較するとCtoCの要素が強い点が特徴です。個人のスキルを個人向けに提供する内容のサービスが多数みられます。占いやエクセルなどツールの講習、困ったことへのアドバイスや電話の話し相手といった実にバラエティー豊かなサービスがいっぱいです。登録しているユーザー年齢も低めで、間口が広く気軽に頼める雰囲気ですが、購入者側にも利用手数料が5.5%かかります。
動画編集は2,000円から撮影込なら5,000円ほどから請け負っている出品者もいます。

SNSから個人クリエイターを探す

最近ではTwitterやYouTubeなどで自身のポートフォリオを公開している個人クリエイターも多く、実際の制作物を確認しながら、クリエイターの選定を行うことが可能になっています。アカウントをクリエイターで絞り込んだり、条件にあわせた検索も容易です。

クラウドソーシングサイトを通さずに、直接クリエイターと繋がることができるため、サイトの利用料金を払う必要がありません。一方、クリエイターとトラブルがあった場合は自社で対応しなくてはいけないため、デザイン業務委託契約書を取り交わすなど困らないよう準備をしておきましょう。

Mamasan&Companyの動画制作サービス紹介

Mamasan&Companyでは、Web制作やライティング、バックオフィス業務やマーケティングなど幅広い業務の委託を請け負っています。動画制作もその一つです。Mamasan&companyの動画制作の魅力について紹介します。

世界中のスキルを持ったママさんが対応!

Mamasan&Companyは、子育てなどでスキルはあっても外勤で働くことができない人が活躍する場を提供してきました。現在も経理や人事といったバックオフィス業務を始め、Webデザインやコーディング、システム開発や運用、そして動画制作など様々なスキル・経験を持つスタッフが働いています。動画制作においても、社内で独自にスキルチェックを行い品質を担保するとともに、互いに切磋琢磨しあいスキルの向上を日々行っているため安心して依頼できます。

クリエイターとお客様のやり取りをサポート

Mamasan&Companyでは、デザインディレクターがクリエイターとお客様との調整を行いプロジェクトを進めます。お客様からの要望を吸い上げ、進行管理を任せることができるため、個人クリエイターに依頼したときのように、連絡がつかなかったり、逐一進行状況の確認をする必要がありません。実際に制作したクリエイターとは異なるチェックの目も入り、不備の修正や改善対策が可能です。

まとめ

個人クリエイターは駆け出しの学生に近いクリエイターからTVに名前が出るような有名なクリエイターまで幅広く、スキルや料金は千差万別です。クラウドーソーシングサイトやSNSの浸透で多くのクリエイターと接点を持てるようになりましたが、その中で、本当に自社と長く付き合えるクリエイターを探すことは簡単ではありません。

しかし、料金や対応など個人クリエイターに委託するメリットも多いため、上手に活用していきたいところです。制作実績や評価、料金や人となりなどを踏まえながら、自社にぴったりな個人クリエイターを選んでいきましょう。

個人クリエイターとのやり取りや制作スケジュール管理を負担・不安に感じる場合は、制作会社に委託するのがおすすめです。