簡単な経理処理から決算書作成など、専門の知識が必要となる経理業務は人材確保が難しいといわれています。
もちろん、社内に経理業務にたけた優秀な人材がいれば問題ないのですが、優秀な人間がいない場合やこれから探す必要がある場合は、良い人材を育てるには時間や手間がかかってしまいます。
また、経理業務にたけている人物を発掘することはもちろん、営業や他業務に力を入れたので負担を軽減したいなどの希望を叶えてくれるのは高度な経理スキルを持つテレワーカーが集まっているアウトソーシングです。
経理業務を外部委託することは、会社の負担軽減につながる場合もあります。
ここでは、経理業務を委託することについてのメリット、デメリット、注意点などについてお伝えします。
テレワークとは?
テレワークとは、パソコンやスマートフォンなどのコンピューターを使用し、情報処理や通信技術を活用した時間や場所にこだわらない多様な働き方のことです。
「テレ=離れたところ」「ワーク=働く」を合わせた言葉である「テレワーク」は、3タイプに分かれます。
在宅で働く
在宅ワークとも呼ばれ、自宅にいながら仕事ができる方法です。
自分で自由に仕事をする時間を決めることができ、就業時間が決まっている職業に比べて比較的自由に時間を使うことができます。
自宅や会社以外で働く
モバイルワークともよばれ、自宅や会社といった決まった場所ではなく、移動しながらの隙間時間や出先でパソコンやスマートフォンを使用して仕事ができる方法です。モバイル端末や無線LANなどを使用して、時間や場所にこだわらずに仕事ができるため、有効に時間を使うことができます。
いつもの勤務先以外の場所で働く
本社ではなく、本社から遠く離れた支社や地方など、会社から用意された場所で仕事ができる方法です。例えば、通勤が困難な場合や本社から遠く離れていても本社にいた時と同様に仕事ができるので負担が軽減されます。
テレワーカー増加の背景と市場
少し前までテレワークは怪しいイメージが強いものでしたが、テレワークで仕事をする人は増加しています。
その背景は、時間や場所にとらわれずに仕事をすることができるからと言えます。
そして、テレワーカーの増加に伴い、その市場は広くなっています。
市場が広がる理由として
・子育てや介護などで仕事をしたくてもできない。
・インターネットが使える環境にある場所であれば利用できる=古くなった施設などを利用
・通勤時間や時間がない場合の負担軽減
など、様々な理由で外勤が難しい人でもテレワーカーとして活躍することができるからです。
外部に委託する理由とは?
今や、経理業務を外部で委託する企業は増えています。
大きな企業の場合は営業、経理などと担当を分けることができますが、中小企業の場合は営業も経理も一人で担当している場合もあります。
頻雑で膨大な経理業務を一人ですべて行っている場合、負担は大きく経理に時間を取られ、他の仕事まで手が回らないなどといった状況にもなりかねません。
このような負担の軽減のほかにも、経理業務を外部委託することにはたくさんのメリットがあります。
外部委託のメリット
簡単な計算から難しい決算業務まで、経理業務は様々な細かい業務にわかれます。
そんな経理業務を外部へ委託することで発生するメリットとして、
1.経理に詳しいプロに任せることができる
2.兼務を解消できる
3.外部の人間が行うことで不正を防ぐことができる
4.コストダウンが可能 などが挙げられます。
つまり、外部委託することで専門家に業務を任せることができ、コストダウンも可能なうえ、余ったリソースで他業務に集中することができるのです。
外部委託のデメリット
外部委託することで様々なメリットがありますが、デメリットもあります。
社内の経理業務を外部委託することで発生するデメリットとして、
1.依頼する業者にわかりやすいように簡素化する必要がある
2.経理に関する急ぎの案件が発生しても対応できない場合がある
3.打ち合わせに時間がかかる
4.経理に関する仕事が増えるたびに金額があがる
などです。
経理業務を外部に委託する際は、メリットとデメリットを理解したうえで利用するかどうかを検討するとよいでしょう。
経理業務の仕事内容とは?
経理業務は会社を運営する上で必要不可欠なものです。
取引を行うことで発生するお金の動きをチェックし、会社の現状を知ることもできます。
ただ、経理業務と言っても、仕入れや買掛金、売掛金、請求書や領収書を発行するなど簡単なものから、会社の財務状況を把握するために重要な決算関連、社員の給与や保険、税金など様々な業務があります。
それらは単純なものから難しいものまで多岐にわたります。
経理業務を外部に委託する際の注意点
経理業務の外部委託を希望する企業は増えていますが、外部委託するためには様々な注意点があります。
「せっかく経理業務を外部委託したのに、失敗した」なんてことも。初めての外部委託の場合は、長期に渡ってお付き合いできるような企業を見つけることが大切です。
そのためには、以下のポイントに気を付けて探してみましょう。
1.外部委託する目的を明確に なぜ経理業務を外部委託するのか、その目的を明確にすることが大切です。
2.委託する業務内容を把握する 経理業務が外部委託できるからといって、会社のお金の動きがわかる経理業務すべてを委託してしまうのは不安が残ります。
委託業者から経理業務の報告を受けることができる環境づくりをし、委託していても業務内容が把握できるようにしましょう。
3.打ち合わせを綿密に 週1、月1など日にちを決めて、報告をかねた打ち合わせを行うことをおすすめします。
たとえば、不正があったとしても、打ち合わせの頻度が多いと早めに知ることもできます。
外部委託することで発生する費用をチェック
外部委託することイコール費用が発生します。
委託する企業をしっかりチェックして、発生する費用に見合った内容なのか、サービスを受けることができているか、依頼が可能かどうかを見極めることが大切です。1社のみではなく、さまざまな企業のプランやサービス内容をしっかりチェックし検討することをおすすめします。
おすすめ企業
経理業務を依頼できるおすすめの企業をご紹介します。
Mamasan&Company株式会社
https://mama-sun.com/jp/operating/bpo/accounting/
高いスキルを持った子育て中のママが中心となり、低コストながら高クオリティで提供する業務代行業者としておすすめできる企業といえば「Mamasan&Company株式会社」です。
販売・仕入・支払・経費などの業務から試算表、決算書作成など、経理に関するすべての業務のアウトソーシングが可能です。 最高水準のセキュリティ環境で、経験豊かなスタッフが業務を行います。
また、経理だけでなく、給与計算、労務管理、税理関連など、様々なアウトソーシングサービスを展開している企業です。
STANDARD
https://rstandard.co.jp/outsourcing/ac-bpo.html
低価格で依頼可能な企業といえば「STANDARD」です。
経理業務全般はもちろん、常駐型業務委託まで低価格で依頼できるのが嬉しいところです。 業務開始は依頼日翌日から可能なので、急ぎの案件もお任せできます。
料金体系も各業務1件からではなく、時間あたりの料金制なので件数が多くてもコスト削減が可能です。低価格で利用したい企業におすすめでしょう。
クラウド会計システムを導入していますので、簡単に情報共有ができ、安全性も高いです。
H2R-アカウンティングサービス
https://www.h2r-accounting.com/
内部統制報告制度(J-SOX)、セキュリティに配慮した環境で、迅速、正確に経理業務を遂行する企業といえば「H2R-アカウンティングサービス」です。
経理の立て替えや振込などの一部経理処理のみにも対応しています。
急に経理担当が辞めてしまい、把握できている人がいない場合でもスムーズに業務依頼ができるうえ、依頼企業の営業所内での作業が可能なため、都内近郊や東京に事務所がない場合でも負担なく、業務委託が行えるのがポイントです。
まとめ
経理業務に手間取っている、経理業務にたけた人材が社内にいない、内部の不正をただしたいなど、経理業務に関する悩みはつきません。
現在、テレワークの導入が進められるなか、経理業務を外部へ委託し本業へ専念している企業も増えてきました。
経理業務の外部委託は、急ぎの案件が発生してもあわてることなく対応が可能となり、経理の悩みを軽減することができるなど、さまざまなメリットがあります。
外部委託の注意点などをしっかり確認し、外部委託できる業務は外部にお任せすることも、検討してみてはいかがでしょうか。
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