スウェーデンからこんにちは!
GWが終わり、すっかり日常のペースに戻られた方が多いのではないでしょうか。そんな時期に気になるのが「五月病」。新年度の疲れが出やすい時期ですが、自分を労わって元気に過ごしましょう!
スウェーデンの新年度
日本では4月から新年度が始まりますが、スウェーデンの学校は8月中旬のスタートです。
我が家の今年5歳になる年中の息子も、8月からは「初等教育(小学校)の準備クラス」なるものに進級します。この準備クラスというのはスウェーデンでは義務教育の初年度になりますが、本格的な勉強が始まるわけではありません。遊びを中心とした体験を通して発達を促し、初等教育にスムーズに繋げるための準備を目的としています。
今までのプリスクールから小学校の校舎に変わり、教室で机に向かって勉強する、人の話を聞く、といった就学に必要なルールを学んでいくようなので、親としては今後の変化や成長が楽しみです★
入学準備?ありません!
日本では子どもが小学校に入学するとなると、親はその準備に追われて大忙し、なんて話を友人から聞きます。ランドセルなんて1年以上も前から用意することもあるそうですね。(ラン活という言葉もあるそうな!)
また、学校指定の体操着や上履きを買ったり、持ち物に名前をつけたりと、事前に購入したり準備することがたくさんあるかと思います。
我が家の息子が進学する学校では、学校指定の制服・体操着・鞄はもちろんありません。
新学期に必要なのは、汚れた時に着替えるための予備の服、雨でも外遊びするためのレインジャケット・レインパンツ、長ぐつ。必要なら水筒、軽食(フルーツやビスケットなど)、これぐらいです。笑
5歳だから?と思うかもしれませんが、学年が進んでも基本的に用意するものは同じ。
教科書・ノート・文房具は全て学校が用意してくれるので、学校で学ぶために必要なものを家庭で用意する必要はないんです。これはとてもありがたい!
教科書を持ち帰る習慣もないので、子どもが重たい荷物に悩まされることも、忘れ物の心配もありません。
周りと比べることなくのびのび育つ子ども達
スウェーデンの小学校では6年生から成績表をもらうシステムとなっています。つまり小学校に入学してから5年生までは自分の成績がわからないんです。(3年生から評価はつけられています)
覚えて解いて正解を出す、という学び方ではなく、グループ学習や体験を通して、子ども達自身が自分で考え、意見を言える人になることを目指す教育のため、他者との競争を発生させてしまう成績表というのは早くから渡すべきではないという考えのようです。
勉強熱心な日本の小学生に比べ、スウェーデンの小学生はかなり大らかだと思いますが、このような学校のシステムが理由なのかもしれません。
今回は日本とスウェーデンの学校制度の違いを少しだけご紹介させていただきました。また機会がありましたらもう少し深堀りしてご紹介しますね。
それでは、また!ヘイドー!(←スウェーデン語で「さようなら」です^^)
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