皆さん、こんにちは。
インドネシア・ジャカルタからお届けします。

4月に入り徐々に雨季から乾季に近づき、雨が降る日も少なくなってきました。そんな中、断食月が今年もやってまいりました！

断食期間中

インドネシア国内の約80％の人が対象となり、1か月間、日の出の午前4時頃から日が沈む午後6時頃まで毎日続きます。断食中は水を飲むこともできず、年中常夏のインドネシアでは特に初めの1週間はしんどいそうです。

この期間中は断食をされる方の配慮から、会社や官公庁は勤務時間の短縮や始業時間を早めて早く帰宅できるようにしたり、レストランも食べているところが見えないように窓にカーテンや仕切りが設けられたりします。

夕方からはお楽しみの時間！

こうして日中を過ごしますが、断食の時間が空ける夕方からがお楽しみの時間になります。家族、親せき、友人、同窓生、会社の同僚等の間で夕食会が開かれ、時には服装の色を合わせて集まって写真を取ったり、楽しみます。

私も夕食会にお誘いをいただいたりするのですが、個人的に着ることが無い色の指定が入り、困ることもありましたので最近は想定される色の服は揃えるようにしています。

今年は昨年よりも新型コロナによる行動制限が緩和されましたので、夕食会の機会が増えるのではと思います。

断食後の食事のステップ

断食終了後すぐに普通の食事を取るとお腹に負担がかかってしまうため、まず水を飲み、その後にお腹に優しいものを食べ、そして普通の食事をとります。

ちなみに、この時期の夕刻の屋台は普段は見かけない断食明けに取る用の特別料理がずらっと並びますので楽しみなひと時でもあります。

その料理の中の定番中の定番コラック（Kolak）というココナッツミルクで煮込んだ料理を今回ご紹介します。

☆コラック（Kolak）のレシピ☆

コラックは甘いお菓子料理です。インドネシアはハーブを使うことが多く、この料理にも使うのですが、今回は日本でも料理ができるレシピでご紹介します！

＝コラック（2人分）＝

ココナッツミルク 100ml

バナナ　1本

サツマイモ　200g

黒砂糖（普通の砂糖でも可）30g

塩　少々

水　500ml

作り方

1．さつまいもを皮をむき一口大に切り、バナナも皮をむき2センチくらいの大きさに切ります

2．鍋に水とさつまいもを入れ、さつまいもが串が通るくらいに柔らかくなるまで煮ます

3．同じ鍋に砂糖を入れて5分煮る、その後バナナを入れて塩を少々入れます

4．ココナッツミルクを加え弱火で1分ほど沸騰させないように煮たら完成です

今回ご紹介した材料以外に白玉団子をいれてもおいしいです。

温かいままでも冷蔵庫に冷やしてから食べても良く、好みに合わせて食べることができます。

インドネシアの料理はどうしても茶色の料理が多く、コラックも茶色系で写真の通り見栄えは良いとは言えないのですが、甘くて癒される料理です。

お時間あるときにお試しください！

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