私の抗がん剤治療と在宅ワーク

2020年11月2日 10:00 カテゴリー : 海外在宅ワーカーブログ

ヤー・サス！
皆さま、こんにちは。
今月もブログを書かせていただきます、ギリシャ在住のSavlinaです。

私の闘病生活と、その闘病の支えになってくれた
Mamasan&Companyでの在宅ワーク

在宅ワークに”同僚”！

私は今年の2月からMamasan&Companyで仕事を始めました。

在宅ワークは初めてではありませんでしたが、これまでの在宅ワークとは全く違いました。

それはこれまでの孤独な在宅ワークが、Mamasan&Companyで働くワーカーママ達とインターネットを介して一緒に働くようになり、在宅ワークで同僚ができたのです。

働き始めて以降、豊富な業務や他のワーカーママ達とのやりとりに毎日がとても楽しく、もっと仕事を覚えたい！もっといろいろな仕事にチャレンジしたい! など、とてもワクワクしていました。

アシスタントやリーダーにもチャレンジ！

5月からは案件アシスタントとしても仕事を始め、6月から参加する給与案件のアシスタントも決まり、そして5月末には初めてのリーダー案件も決まりました。

★とても在宅ワークをしているとは思えないくらいの充実さ!

★海外に住んでいるのに日本の会社と日本語でやり取りしながら仕事をしている！

★インターネットを介してですが同僚と呼べるワーカーママ達の存在！

私はとにかく毎日ワクワクしていて、子供達にも「お母さん、毎日たのしそう?」と言われていました。

腕に不調を感じ・・・

サブママと初リーダーになるためのミーティングを行う日、なんとなく腕に不調を感じました。そう考えると何となく最近どこかしら調子が悪いような?という気がしていました。かかりつけの産婦人科医に話をしたところ、検査を受けた方がいいと言われて、すぐに検査をしました。その結果、初期の乳がんであることが分かりました。

自分の年齢を考えれば毎年検査を受けなくてはいけないことは分かっていましたが、つい、日々のことに追われて自分のことは後回しにしてきてしまいました。「あ～あ、癌になっちゃったか。」と思ったのも束の間、先生に「初期の乳がんです。けれど、進行度が速いので今すぐに専門の医者にかかった方がいいです。」と言われました。それからはあっという間でした。再検査や専門医との面談を行い、「今すぐに抗がん剤治療を開始します。そして遺伝子検査を受けなさい。」と言われました。

現在、抗がん剤治療中

こうして6月初めに産婦人科医に連絡をした日から、20日も経たずに1回目の抗がん剤投与が始まりました。抗がん剤は3週間おき、最終的には合計6回投与しました。最初の予定では抗がん剤2回投与のあとに両胸を全摘出、子宮と卵巣の切除の2回の手術を計画していましたが、結局、抗がん剤6回投与ののちにまずは両胸全摘出の手術をすることになりました。

今年6月から10月初めまでの抗がん剤治療中も私はMamasan&Companyでの在宅ワークを続けました。いえ、続けさせてもらえましたと言うべきだと思います。

抗がん剤治療の副作用

抗がん剤治療は投与される薬や量は患者によって異なります。たとえインターネットで抗がん剤の治療について調べても、その記事の副作用が自分に起こるか、実際にどんな副作用が起こるのかはおおよそでしか分かりません。その副作用にも強弱があると思います。

私には全身痛や耳鳴り、めまい、味覚麻痺などが起こり、それ以外にもよく知られているように髪の毛が抜け始めたので私は早々に美容院へ行き丸刈りにしてきました！

子供達には「お母さんはつるぴかはげまる子！」と毎日笑われていますが、そんな笑いの力と家族にはとても元気づけられています?

抗がん剤治療中でも~

そしてインターネットで調べたのは副作用についてだけではありません。私が一番に調べたのは「抗がん剤治療中でも仕事はできるのか？」ということでした。

私は正直、Mamasan&Companyでの仕事を諦めようと思いました。抗がん剤治療を3週間おきに行うことで、自分にどのような不調が現れるか分からず、そして、もしかしたらシフトに入っている日に体調不良になるかもしれない。仕事はできても自分の体調次第では会社やクライアント様、同僚のワーカーママ達に迷惑をかけることになるかもしれないと思ったからです。

けれど、私が拝見した『抗がん剤治療をしながら仕事を続けた』という記事には多くの方が「治療中も仕事を続けてよかった。」、「仕事が自分を支えてくれた。」などと書かれていたのです。

私はMamasan&Companyで現在も稼働中！

私は2月からこれまでのMamasan&Companyでの在籍期間、毎日がとても充実していた事を思い出しました。ご迷惑でなければ、このまま在籍して仕事を続けさせてほしいと、お世話になっている案件リーダーの皆さんや、サブママに伝えました。もちろん最終的には会社の判断にお任せしますとも伝えました。

私はMamasan&Companyで仕事を続けさせていただくにあたり、無理はしない、シフトには入らないことを決め、案件と調子のいい日にできる単発仕事だけを頑張ることにしました。

確かにつらい日もありました。担当の作業が終わってから横になる日もありました。けれど、同僚ワーカーママ達の励ましにとても元気づけられてきました。無理なときはいつでも言ってくださいね！、体調優先で！と言われることは何度もありましたが、ちょっとの具合の悪さでめげちゃいけない！?と元来のいじっぱり精神で、抗がん剤6回約3か月半の間、私は基本抗がん剤治療の日だけお休みを頂戴して、抗がん剤治療の翌日から仕事をしていました。

治療中に興味のある案件のリーダー・アシスタント募集がかかることは何度もありましたが、そのほとんどは諦めました。でも、その中でどうしても諦めたくない！という業務がありました。自分に応募する資格があるのかをまずリーダーにお伺いし、採用していただいた現在、こちらも楽しくワクワクしながら仕事しています?✨

現在、４つの案件をMamasan&Companyとワーカーママ達のご理解と協力のもとにがんばっています。毎日を楽しく、ワクワクする日に変えてくれた会社Mamasan&Companyとワーカーママ達の心遣いに感謝しています。

最後に。皆さま、たとえ日々忙しくでも健康診断は忘れずに受けましょう！