Mamasan Times

テレワーク導入支援で失敗する会社、うまく回る会社。その差は「制度」ではなく「仕事設計」にある

2026年2月8日 13:00 カテゴリー : Mamasan Times

テレワークを導入したのに、「生産性が落ちた」「管理が大変になった」「結局出社に戻した」そんな声は、決して珍しくありません。私たちが現場で見てきた限り、テレワーク導入が失敗する最大の理由は明確です。テレワークを“働き方の制度”として導入していること

本記事では、在宅・非同期・業務設計・AI活用を前提に15年以上、数百社の実務を支援してきたMamasan&Companyの現場視点から、テレワーク導入支援が機能する会社と、形骸化する会社の決定的な違いを、具体事例とともに解説します。

テレワーク導入が「うまくいかない会社」の共通点

テレワークが定着しない会社には、共通する状態があります。

✔出社前提の業務フローがそのまま残っている
✔「見えないと不安」という管理意識が消えない
✔仕事の進め方が人に依存している
✔チャット・ツールだけ増えて業務は整理されていない

この状態で起きるのは、

💡確認・承認が増える
💡管理職の負荷が跳ね上がる
💡「やっぱり出社の方が早い」という結論

これは、テレワークが悪いのではありません。仕事の構造が、出社前提のままだからです。

テレワーク導入支援で最初にやるべきは「業務の分解」

私たちのテレワーク導入支援は、制度設計やツール選定から始まりません。

最初にやるのは、業務を徹底的に分解することです。

🌀誰がやっているか
🌀いつ判断しているか
🌀どこで止まりやすいか
🌀その作業は本当に人がやる必要があるか

これを整理せずに、「在宅にしましょう」「週○日リモートにしましょう」と決めても、現場は混乱するだけです。

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現場事例①:テレワークが形骸化していた管理部門

ある企業では、コロナ禍をきっかけにテレワークを導入しましたが、

📌経理・労務は結局出社
📌承認は紙のまま
📌月末月初は全員残業

「テレワークは無理」という判断になりかけていました。

私たちが行ったのは、テレワーク導入支援というより業務再設計です。

✔承認フローを「判断」と「作業」に分離
✔判断は管理職、作業は非同期で在宅化
✔月次業務を締切ベースで再設計

結果、全員が同時に集まらなくても回る体制ができ、管理職の負荷も大きく下がりました。

テレワークは「非同期」が前提でないと崩れる

テレワーク導入でよくある誤解が、「出社をZoomに置き換えればいい」という考え方です。

しかし実務では、

📝全員の時間が合わない
📝会議が増える
📝結果、集中時間が奪われる

テレワークが機能する会社は、同期(会議)を減らし、非同期を増やす設計をしています。

📝依頼はチャットで完結
📝期限と成果物が明確
📝「今すぐ返事」は原則しない

これはカルチャーではなく、業務設計の問題です。

AI活用は、テレワーク導入支援の“後工程”

最近は「テレワーク × AI」を同時に進めようとする企業も増えています。ただし現場では、業務が整理されていない状態でAIを入れても、うまくいきません。

🌀AIに何を任せるのか決まっていない
🌀正解基準が人によって違う
🌀ミス時の対応フローがない

私たちの現場では、テレワーク導入 → 業務安定 → AI活用という順番で進めています。AIは、設計された仕事を加速させる存在だからです。

テレワーク導入支援の本質は「人を見なくていい組織」を作ること

テレワークが定着した会社では、管理の軸が変わっています。

💡働いているか → 成果が出ているか
💡何時間やったか → 何が完了したか
💡誰がやったか → 誰でも回るか

これは冷たい管理ではありません。人に依存しない、健全な仕事構造です。

テレワーク導入支援は、経営の再設計そのもの

テレワーク導入支援を進める中で、私たちは何度もこの結論にたどり着きます。

🌀テレワークは目的ではない
🌀業務設計こそが本体
🌀テレワークは、その結果として成立する

だからこそ、テレワーク導入支援は働き方改革ではなく、仕事構造改革なのです。

まとめ

📌テレワーク導入は制度導入では失敗する
📌成否は業務設計と非同期設計で決まる
📌AI活用は業務が安定してから
📌テレワーク導入支援は経営装置の再設計である

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