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プロジェクトマネージャーは外部委託がおすすめ!仕事内容と必須スキル

2021年7月13日 10:00 カテゴリー : BPO Times

これまでプロジェクトマネージャー(PM)という言葉を耳にしたことはあっても、実際の仕事内容や役割、プロジェクトリーダーとの違い等、疑問に思われるかたも多いのではないでしょうか。

プロジェクトマネジャーとはシステムエンジニア(SE)などITエンジニアで編成されたプロジェクトチームの責任者のことで、開発計画からスタッフのアサインや人員確保、管理などをトータルでマネジメントするプロジェクトのスペシャリストです。

新しいハードウェアや技術の登場など、最新の動向に対応した高いスキルレベルのプロフェッショナルが常に必要とされています。そのため、自社のリソースだけでプロジェクトを遂行させることに限界を感じている企業も少なくありません。

こういった課題を解決するため、プロジェクトマネジャーを外部委託するケースが増加傾向にあります。

今回は、プロジェクトマネージャ職の仕事内容をはじめ、必要とされるスキルなどを解説します。これからプロジェクトマネージャ試験を検討している、今後キャリアアップでプロジェクトマネージャを目指している場合は、要点と抑えておきましょう。

さらに、おすすめの外注先企業3社も紹介します。

プロジェクトマネージャーの仕事内容

プロジェクトマネージャーの業務内容は、プロジェクトの計画・立案から運営、担当スタッフのアサインなどマネジメントする立場として全工程に関わります。

では実際にどのようなことをしているのか、順番に見ていきましょう。

開発についての情報共有

クライアントやITコンサルタントなど、プロジェクトの企画サイドとの打ち合わせにて、開発の納期や予算などを決定します。
まずは開発目的や優先する順序を明確にしつつ、交渉や調整を行う流れです。

開発作業の計画

次にプロジェクトの完遂までの大まかな流れを決めるため、それぞれのフェーズの期間や期日を割り当て、必要な工数などを算出します。その後、人員計画を詳細に決定し、全ての開発フェーズを通じて考えられるトラブルなどの対策等を想定しながら、シュミレーションを繰り返していくことも大変重要なポイントです。
そして、開発作業計画を練り上げ、予算や納期、開発内容の最終決定へと進みます。

プロジェクト編成

開発作業の計画書にもとづき、今度は開発環境と人員を整えていきます。
外部パートナー企業への交渉が必要な場合は並行して行い、すべての準備が整い次第、実際の開発が始動します。

プロジェクト管理

定期的に各部署へ確認を入れるなど、プロジェクトにおける全体的な工程の進捗を管理します。
問題があれば解決法を検討し提案・実施し、もし開発中に仕様の変更などが発生した場合は、開発側への対応と企画側との相談や交渉をすることも必要です。

評価とレビュー

開発終了後にはプロジェクトのレビューを行い、今回の開発における問題点や改善点などを洗い出し分析します。
改善点はその都度まとめるようにすることが大切です。

PMとPO・PLの違い

プロジェクトマネージャーの定義については冒頭でご説明しましたが、プロジェクトリーダーやプロジェクトオーナーというポジションも存在します。
名称は似ているものの、それぞれには違いがありますので見ていきましょう。

PO(プロジェクトオーナー)とは

プロジェクトオーナーとは、プロジェクトにおける発注者の役割を果たしています。フェーズマネジメントの方法によってもことなりますが、クライアント企業の代表や、決裁権を持っている責任者が、プロジェクトオーナーを務めるケースが一般的には多いようです。

PL(プロジェクトリーダー)とは

一方でプロジェクトリーダーとは、プロジェクトにおける推進の責任を果たす役割です。プロジェクトメンバーのひとりであると同時に、リーダーシップを発揮し、メンバーを引っ張っていくことを求められます。
また、プロジェクトに対する出資決定を行うのも重要な仕事のひとつです。プロジェクトにおける最も重要なリソースを握っている存在であるといえるでしょう。

それぞれの違い

プロジェクトオーナーは、発注の責任を担っている立場です。実際の開発現場においては、セクションごとのチェックを行いますが、管理職として全体のクオリティやスケジュールを管理する役割ではありません。

一方で、プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーは、どちらも同じ管理職ではあります。しかしながら、プロジェクトリーダーは自ら監督を務め、現場のトップとして働いているパターンが多いようです。

そしてプロジェクトマネージャーは、現場全体の責任者であり、広い視野を持ち、プロジェクト全体が滞りなく進められて行くようにチェックをする立場になります。
そのため、プロジェクトリーダーをさらに監督しているのが、プロジェクトマネージャーということになります。

プロジェクトリーダーがメインで活躍するフィールドは現場ですが、プロジェクトマネージャーの場合は、会社と現場の間です。
さまざまな調整がおもな仕事なので、橋渡し役として活躍するケースが多いといえます。

プロジェクトマネージャーに求められるスキル

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを成功に導くため全体を把握しておく必要があります。また、ITだけではなくそれ以外の専門的な知識や技術に関する高度な知見を身に付けていなければなりません。

持っていれば有利な資格はありますが、求められるスキルは以下のように、どちらかというと「ビジネスマンとしての素養」が大きいという現状です。

コミュニケーションスキル

プロジェクトマネージャーにとって最も重要なスキルは、コニュニケーションスキルといえます。プロジェクトが失敗する主たる要因として「情報共有不足」が挙げられるためです。

プロジェクトメンバー間はもちろん、クライアントとのコミュニケーションやそれをメンバー内で共有する手段・タイミング、外注先との共有など、どれを欠いても大きな問題になる可能性があります。

誰にいつ何をどのように伝えるか、プロジェクトにどのような影響が起こり得るか、それに対するフォローはどうするか、一連の流れやリスクを想定して情報伝達を行うことがとても重要です。

それらを見極められるスキルが向上すると、プロジェクトマネージャーとしての信頼を得ることができるでしょう。

コストマネジメントスキル

時間や費用をかければ、成果物のクオリティ品質が上がる可能性は高くなりますが、コスト意識が低く、プロジェクトの利益を考えないプロジェクトマネージャーも存在します。

クライアントの予算が決まっている以上、これを無視してプロジェクトを進めるのはプロジェクトマネージャーとして御法度です。

プロジェクトの目的にもよりますが、多くの場合は目的達成の先に「売上・利益を作る」という前提があることが多いでしょう。

どの程度の売上を作るのかを先に見越したうえで、どの程度のコストをかけるのか見定めるのがプロジェクトマネージャーを目指すうえで必要なスキルといえます。

ビジネスのうえでは当たり前のことのように思えますが、意外に見落としがちなポイントなので注意が必要です。

セルフプロモーションスキル

「自分自身を売り込むための自己表現」という意味を持つセルフプロモーションは、クライアントやプロジェクトメンバー、外注先にいかに信頼されるかを考え、表現するスキルです。
プロジェクトマネージャーが社内外の人間を問わず「この人に任せれば大丈夫」と思わせることができれば、プロジェクトの進行はとてもスムーズになります。

そのため、どうすれば信頼を得ることができるか、そのためにとるべき行動を考え、実践することができるスキルが求められるでしょう。
いくら言葉が巧みでも、行動がともなっていなければ誰も信用してはくれません。

プロジェクトマネージャーとしての立場や役割を理解し、そして意見を発信し、プロジェクトの円滑な進行のために適切な行動ができるスキルが必要です。

おすすめの外注先企業3選

これまでプロジェクトマネージャーの具体的な仕事内容や、必須となるスキルを紹介してきました。
では、実際にPMを外部へ委託をすることになった場合におすすめの企業3社を紹介しましょう。

Mamasan&Company株式会社

システム開発サービス _ Mamasan&Company

PM・SE・プログラマー・Webデザイナーをはじめ経理や人事、総務といったバックオフィス、マーケティングやコールセンター業務など各職種において世界中のテレワーカーが活躍する企業です。BPOサービスとして、ここまで多岐にわたる業務を行う外注先も多くはありません。

現在ではIT分野で急成長をみせており「ママサン アンド カンパニー株式会社」という企業名にとらわれず、女性だけでなくフリーランスやダブルワークの男性PM経験者やシニア層も多数在籍しています。

ランサーズ株式会社

ランサーズ株式会社コーポレートサイト (Lancers,Inc.)

仕事を依頼した企業と仕事を受注したい個人をオンラインでマッチングするフリーランスタレントプラットフォームが有名なサービスです。 
プロジェクトマネージャーを企業にアウトソーシングするよりも、フリーランスに直接委託した方がコストを削減できます。

ただしスキルにも個人差があるため、しっかりと見極める必要があります。 
ランサーズ株式会社が認定する、所定の条件をクリアした厳選フリーランスや常駐可能なPMを紹介してくれるサービスもありますので、比較してみることもおすすめです。

株式会社ネックサス

株式会社ネックサス _ 東京 Japan _ 人材紹介、人材派遣、ITアウトソーシング

2008年の創業以来、インド・香港・アメリカにも拠点があるグローバルな人材紹介会社です。各プロジェクトマネジメントのほか、アプリケーション開発や経理・総務全般のペイロールアウトソーシングサービスも行っています。

情報技術・投資銀行・保険・製造など業種を問わず、各ポジションに適切な人材を紹介するためのノウハウがあり、独自の検索ソフトウェアを使用したスピードもセールスポイントです。

海外と関わるプロジェクトなど、適任のプロジェクトマネージャーを探している場合にも力を添えてくれるでしょう。

まとめ

情報の時代ともいえる昨今のIT業界は、ますます加速するスピード感をともなって日々変化し成長しています。一方では、情報システムの規模も大きくなり、多くの人の参画が必要になっているのが現状です。

そして、ひとつのプロジェクトにおいて、高度な技術者集団の力を、いかに結集していくかがもっとも重要視されるなか、プロジェクトマネージャーという役割は必要不可欠であるといえます。

もちろんPMとしての資質とスキルは兼ねそなえているという前提ですが、外部の人間が社内を客観視した方が、プロジェクト自体が円滑に進むことも考えられるでしょう。高度なプロジェクトマネジメントとプロジェクトマネージャーの能力が必要な場合は、外部委託を検討されてみてはいかがでしょうか。

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