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プロジェクトマネージャーとは?役割と仕事内容

2019年12月24日 11:49 カテゴリー : BPO Times

受け持っているプロジェクトが、最後まで問題なく完了するよう上手に遂行するためには、プロジェクトマネージャー(PM)という存在は必要不可欠です。ただ、プロジェクトマネージャーとは、どのような役割があり、どういう仕事をし、どういった人がなれるのかなど知らないことが多いのではないでしょうか。

プロジェクトマネージャーの役割や仕事内容、プロジェクトマネージャーになるためにはどういったことをすればいいのかについてご紹介します。

プロジェクトマネージャーの役割と現状

「プロジェクト」という言葉を1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
プロジェクトとは、目標を決めそれを達成するために計画を立て実行することです。
プロジェクトを進めるためには、プロジェクトマネージャーは必要不可欠ですが、そもそもプロジェクトマネージャーとはどういったものなのでしょうか?

プロジェクトマネージャーとは

プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトの進み具合を管理し、クオリティ維持のために品質や予算、納期などの管理をする、プロジェクト全体に対して責任ある立場の人のことです。
プロジェクト1つを担当し、責任者としてプロジェクトが滞りなく遂行されるように準備を行い、うまく完了するまで導くことが主な仕事といえます。

プロジェクトマネージャーの役割とは

プロジェクトマネージャーの役割は、プロジェクトを遂行させることはもちろん、サービスを提供しつつ、プロジェクトが達成すべき利益をあげることなのです。
どのようなことか詳細を確認しましょう。

1、プロジェクトを遂行させる
プロジェクトをチームで行っているとまとまりがなくなったり、方向性が歪んできたりすることがあります。それを正しい方向に向け、まとめ、完了まで進めることです。

2、サービスを提供
製品のクオリティをあげるためには、ただ機械的に作業を進めれば良いというものではありません。完成度を上げるためには、クライアントとの信頼関係がとても重要になります。その信頼関係を築くためにも良いサービスを提供することがとても大切なのです。

3、利益を上げる
一番重要なポイントは「利益を上げる」ことです。
プロジェクトを進めるためには多くの資金が必要となりますが、必要だからと際限なく使っていると利益が出るどころではなくなってしまいます。そういったことがないよう、収支をしっかりと管理し、利益を上げる方法を模索することも役割の1つなのです。

プロジェクトマネージャーが不足している現状とは

プロジェクトマネージャーの役割はとても多く、チームを動かす重要なポジションであるにもかかわらず、現状では成り手が圧倒的に不足しています。その理由は、プロジェクトマネージャーになるためのさまざまな勉強や資格が必要と思われているからではないでしょうか。

PMが受け持つ重要な仕事とは

PMとはProject Managerの略語で、プロジェクトマネージャーのことです。
PMが持つ重要な仕事がいくつかありますので、ここでは、主な仕事についてご紹介します。

プロジェクトの意思決定を行う

プロジェクトはチームで行うことがほとんどです。何人か人が集まれば時には意見がわかれてしまう場合もあります。チームがバラバラになってしまうと、納期があるプロジェクトは先に進まなくなるため、プロジェクトチームをまとめて、意見を聞き、意思決定を行います。

プロジェクトの進捗や管理を行う

プロジェクトはチームの一人一人がクライアントと直接打ち合わせするということはありません。チームの管理者がしっかりとクライアントと打ち合わせを行い、その内容をチームのメンバーに伝え、メンバーが均等に動くことができるように配分したり、きちんと行えているか管理をします。プロジェクトが止まっている原因を探り、時には進みが遅い箇所に人を増やすなど、調整を行う必要があるでしょう。

プロジェクトを円滑に進める

プロジェクトを行うのは人間です。時にはチームのメンバーと意見の相違でもめてしまう場合もあります。なぜ、もめたのか意見の相違はどこにあるのかをヒアリングし、問題点を探りつつ円滑にプロジェクトを進めることができるように調整を行うことが重要です。

PMに必要なスキルと資格とは

PMになるためには、PMに必要なスキルや資格を身に着ける必要があります。
ここでは、PMに必要なスキルと資格についてご紹介しましょう。

PMになるためのスキルとは

PMになるためには大きく分けて、4つのスキルが必要です。

1、管理のスキル
PMはプロジェクトを期限内に完了させるために、しっかりとスケジュールを組む必要があります。その中で、プロジェクトメンバーの能力に見合った仕事を分担し、遂行しなくてはなりません。

つまり、スケジュールの管理とメンバーを導く指導力が必要です。また、プロジェクトに与えられた予算内でプロジェクトを進めますので、金銭を管理するスキルも重要でしょう。

2、コミュニケーションスキル
PMはプロジェクトに参加しているメンバーをはじめ、クライアントとの打ち合わせなど、様々な場面でコミュニケーションスキルを求められます。

プロジェクトを滞りなく進めるために、プロジェクトに参加しているメンバーとの意思疎通や、クライアントからの意見や要望を聞き出し、メンバーに伝えることで、プロジェクトをうまくまわすための要として、コミュニケーションを密にとることがとても重要なのです。

そのため、メンバーが話しやすい環境づくりも必要ですが、うまく話を聞き出し、上手に伝えるためにコミュニケーションスキルが重要なポイントとなります。

3、分析し問題を解決するスキル
プロジェクトを進めていくと、様々な問題が発生する場合があります。PMにはその問題がなぜ発生したのかを冷静に分析し、解決するスキルが重要です。プロジェクトをスムーズに進めるためにも、適切な判断力を養う必要があるでしょう。

4、ビジネススキル
PMは、プロジェクトの管理者です。当然、担当する案件について、指導やアドバイスできるくらいの知識や技術などは身につけておく必要があります。
知識と技術を身に着けることで、クライアントやチームメンバーから突然質問されてもすぐに返答でき、その結果、信頼を得ることにつながります。

また、業界用語や専門用語などもスキルとして身につけておくと新しいプロジェクトで生かせることもあるでしょう。
PMになるためにはさまざまなスキルも必要ですが、スキルを得るための資格を取得すると、PMへのステップが早くなることが期待できます。

PMに必要なスキルが身に付く資格とは

今ではプロジェクトマネージャーの社会的な需要が高まっており、IT業界では技術職社員に取らせたい国家資格として「プロジェクトマネージャー(PM)試験」の人気が高まっています。
PMに必要な知識や十分な経験、リーダーシップを発揮できる人材が合格できる資格のため、PMとして活躍できるぴったりな資格といえるでしょう。

フリーランスのPMが増えている理由は

PMを選ぶ人は年々増えています。
企業に属してPMを続ける人も多いのですが、フリーランスでPMをやりたいと人材も多くなっています。なぜなら、優秀なPMであればあるほど、高収入を得ることができるためです。企業に属してPMとして活躍する場合、月収40万~と言われていますが、フリーランスPMは平均月収60万~と言われています。

PMとして自分の実力を認めてもらえ、高い報酬をもらうことができるフリーランスPMは夢の職業ともいえるでしょう。

また、この頃はアウトソーシングを利用する企業も増えており、PMもアウトソーソーシングで見つける場合が多くなってきました。
優秀なフリーランスPMをアウトソーシングで依頼できるのであれば、より高いクオリティを求める企業にとっては喜ばしいことです。

高収入を得られることやプロジェクトを選べることなどがフリーランスPMのメリットですが、フリーランスとしてPMの案件を獲得するには、経験や高い技術力が求められます。
経験が少なく技術が低いと感じる場合は、PMとしての案件を数多く経験し、どんな案件のPMとしても活躍できるまで実力を磨けば、フリーランスとして活躍しても十分な報酬は得ることができるといえるでしょう。

まとめ

年々増加しているプロジェクトマネージャーですが、プロジェクトメンバーをまとめるなんて大変そうと思っていませんか?

確かに、プロジェクトの責任者として仕事をする方が、チームの一員として仕事をするより負担が大きいと言えます。しかし、プロジェクト責任者としての業務に加え、プロジェクトメンバーをまとめなくてはならない大変さはあるものの、プロジェクトを終えた後の達成感や仕事のやりがいが感じられるのはPMならではといえるでしょう。

また、企業のPMとして働いても高収入を得ることができますが、フリーランスPMはさらに高収入を得ることが可能であるため、挑戦者は今後も増え続けることでしょう。

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