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システム開発から保守まで。プロジェクトを成功に導くPMとSEとは?

2019年6月6日 07:00 カテゴリー : BPO Times

システム開発とはIT技術を駆使して、業務を最適にする仕組みを作ることです。
システム開発を企業が行う場合、自社では人員を持ち合わせていない、技術も経験もないことから、SI(システムインテグレーター)へ発注する場合が圧倒的に多いでしょう。近年、このシステム開発において企業の満足度が低下しているのはご存知でしょうか?
「システムを導入したのに業務が効率化されていない」
「費用をかけたのにうまく使いこなせない」
などといった声が上がっています。


システムを導入しても、業務の効率化に活かされなければ、何のために高額の費用と期間をかけたのかわかりません。 何故、このような完成品の不一致が顧客と開発側で起こるのでしょう?


システム開発の現状を理解した上で、改善となる方法をご紹介いたします。  

システム開発の現状

システム開発における顧客からの批評には「納期が遅れる」「費用が高い」「品質が悪い」などの意見が多く、プロジェクトの工期・予算・品質の悪化が見られます。

では、システム開発においてこのような問題が生じている原因は何でしょう?
※一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)https://juas.or.jp/library/」の調査結果参照

多重下請け構造

まず1つにSIが下請けに外注するという構造上の問題によるものです。この「多重下請け構造」はプロジェクトごとに大量に従業員を雇用・解雇できない日本の雇用契約の問題によるもので、不足を外部の会社の人員を利用することで解決しています。


多重下請け構造の下では、顧客と開発者間で意思疎通が正確になされないこと、システムの目的がすべての関係者間で共有されないことが原因と考えられます。
そのため、「品質が悪い=顧客の要望に満たない」業務システムになっていると考えられます。

料金体系

次に、開発に関わった時間と人数によって費用が算出される体系により、当初の予定から開発期間が伸びた場合、金額が上がる仕組みになっています。この人月商売による料金体系は、作業量は関係ないため、労働者のモチベーションが下がる原因にも。


そのため、生産力は落ち、無駄な労働が増え余分な費用の増加へとつながります。

人材不足

最後に人材不足の問題です。
SI企業の下請け会社の人材不足が大きな問題となっています。
※厚生労働省 労働市場分析レポート「求人倍率の高い職業の動向」 (第 61 号 平成 28 年 1 月 29 日)参照https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000110648.pdf
平成21年度から26年度における、情報処理・通信技術者の求人数の増加に対し、求職者数の大幅な減少が見られます。 求人数の増加は商品、サービス、業務プロセスのデジタル化に伴う人員の導入を試みている企業が増加しているからです。 このデジタル化は今後さらに進展すると言われており、求人数も増加傾向となるでしょう。

求職者数の減少は年功序列制度における若年層の低賃金労働の影響によるIT離れと、労働人口の減少が原因です。 労働人口減少の影響で求職者数は減り、若年層の人材不足はさらに加速します。


「多重下請け構造」「料金体系」「人材不足」 この3点を解決しなければ、SI企業は顧客にとって満足のいく最適なシステム開発を行うことはできないでしょう。

最適なシステム開発

顧客に最適なシステム開発とは、顧客満足度低下の原因から考察すると「短納期で実現」「費用が安い」「品質が高い」がかなえられたものと言えるでしょう。
では最適なシステム開発の完遂をするために必要なことは何でしょう?

情報の共有

納品となる際に顧客の満足度が低いシステムとなるのは、システム開発の最終目的がチーム間で共有できていないことが大きな要因となっています。


この状況から脱するには、SEが顧客から得た必要な情報を、チームのメンバー全員が共有できる環境を作ることでしょう。 目的意識がはっきりしていれば、問題が発生しても解決策を見出すことは容易です。


また顧客から開発段階で仕様の変更があった場合でも、変更内容の共有を行い目的を明確にしておけば、スピーディな対応ができ無駄な作業を省くことができます。
チーム内の情報共有を行うための、環境づくりは重要な事項と言えるでしょう。

創発型のシステム開発

これまでのシステム開発は、依頼を受けて指示通りにシステムを作る「受託型」が主流でしたが、技術の進化と複雑化により、顧客の方で「どのようにしたら実現できるかわからない」という意見が多く、サービスを提供する開発側に、顧客の要望を具現化するスキルが求められています。


顧客の要望を聞き、これまで培ってきた知識と経験を活かし、自らアイデアを提案していく「創発型」のシステム開発は、品質が高くなり顧客満足度を上げることができるでしょう。

新技術の導入

従来、システムは自社内のサーバに構築し運用・保守を行っていましたが、近年インターネットなどを通じてどこからでもアクセス可能な、クラウドサービスの利用が増加しています。クラウドサービスの利用により効率化がアップ、コストも削減することは明白で、このクラウドサービスを利用したシステム開発が今後主流になると言われています。

今後新しく変化していく環境に合わせて、新技術を導入したシステム開発を考えていく必要があるのではないでしょうか。 情報共有からスピーディな対応を行うことで短納期化とコストカットが実現され、新技術の導入と顧客目線のシステム開発で高品質を実現することができれば、最適なシステム開発と言えるのではないでしょうか。

おすすめのシステム開発請負会社

では実際にこのような最適なシステム開発を行う請負会社にはどのようなところがあるでしょう?

Mamasan&Company株式会社 MAS/i

https://www.mas-i.net/
Mamasan&Companyは経験豊富なエンジニアの集団です。
おすすめする理由は次の点にあります。
・経験豊富な人材
・世界最高水準のセキュリティ環境
・トータルサポート対応
子育てなどが理由で、キャリアとスキルを持ちながら在宅というワークスタイルにシフトチェンジをした優秀な人材を揃えています。それにより、幅の広い対応と細かな要望にまで応えることができるのも魅力です。


エンジニアはテレワーカーですが、抜群のセキュリティ環境の中でチームとして活動し、密接に連絡を取り情報の共有を行っています。 スピーディな対応と安心で安全な作業環境による高品質を持ち味としています。
経験と知識を多様に持ち合わせたチームが、システム開発から保守までの全工程をセキュリティ完備の環境で行うので、企業からの信頼度も高いです。


また、アウトソーシングを専門としているため、他業務と連携した依頼をすることも可能です。高品質でスピーディ、費用対効果の高さを追及するなら、まず最もおすすめできる会社でしょう。

株式会社プラムザ

https://www.plumsa.co.jp/
定額で安心なシステム開発を目的とするなら「国内ラボ開発」といった、独自の開発スタイルを持つプラムザがおすすめです。
・柔軟な対応
・理想に近い完成物
・コスト削減
「国内ラボ開発」の特徴は、顧客の視点から考えるPMが中心となる開発スタイルにあります。

従来のシステム開発は、不測の事態で工程数が増えると追加費用が発生したり、途中変更ができないことで顧客の満足のいく完成品にならないことが多発していましたが、このシステム開発は顧客目線で行うことを目的としているため、途中変更可、追加費用が発生しないといった大きなメリットがあります。


費用を抑えた満足度の高いシステム開発を目的とするなら、プラムザは理想的と言えるでしょう。

株式会社アクシア

https://axia.co.jp 
「残業ゼロ」の職場環境づくりを目指している会社であるため、業務の効率化を重視したシステム開発を行っています。
・保守と運用に強い人材
・生産性管理システム
・低価格
他社で開発されたシステムを保守運用するスキルが高く、実績も豊富です。
保守体制、スピード、コミュニケーションに重きを置き、問題が発生してもすぐ対応できる体制を構築しています。

そのため現在不満のあるシステムを導入している顧客から、アクシアへ移管するケースが多く、生産性向上を重視した生産性管理システムを提供しており、自社で導入し「残業ゼロ」を実現しています。


業務が効率化された、生産性の高い自社の環境で開発を行うため、低価格で信頼度も高いと言われています。 保守、運用の面で現在のシステムに不満があり、他社への乗り換えをお考えならアクシアは最もよい移管先ではないでしょうか。

まとめ

最適なシステム開発を行うために「情報の共有」「創発型のシステム開発」「新技術の導入」の3点を挙げました。

この3点を実現するためは優秀なPMとSEの存在が必要不可欠です。PMとSEの雇用と育成をするとともに、従来の「受託型」ではない「創発型」の考え方ができ、新しい技術を取り入れられる新規参入の請負会社を利用してみることも、満足度が高いサービスを提供するための改善策の一つでしょう。

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