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在宅勤務経験者によるリアルなテレワーク情報

2019年8月30日 17:00 カテゴリー : BPO Times

働き方改革と世間で声高に叫ばれている昨今、新しい働き方として、テレワークが注目されています。
「育児や介護のため外勤は難しい」
「通勤にかかる大きな負担により毎日会社へ通勤するのは難しい」
という方はいませんか?

そのように、さまざまな背景を持つ方でも社会の一員として活躍ができる働き方がテレワークです。 
総務省の統計では、2017年時点でテレワークを導入している企業の割合は13.9%だったのに対し、2018年は19%に伸び、大きな拡大が見られる働き方です。

政府主導のテレワーク導入推奨の動きもあり、導入企業も世間での認識率も今後益々高くなっていくことでしょう。
(総務省 通信利用動向調査より)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/190531_1.pdf

この記事では、誰もが挑戦ができ、大きな可能性を秘めているテレワークという働き方を詳しくご紹介します。

テレワークという新しい働き方

日本テレワーク協会による定義では、テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟で多様な働き方のことを指します。

「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語です。
在宅ワーク、遠隔勤務と呼ばれることもあります。

また、テレワークで働くかたをテレワーカーと呼ぶます。
従来のオフィスでの仕事と共存する形で、新たな働き方の1つとして注目されています。 
【参考】「一般社団法人日本テレワーク協会 テレワークの統計」  
https://japan-telework.or.jp/statistics/

3タイプの勤務スタイル

テレワークは働く場所によって、以下の3タイプがあります。 
・自宅利用型テレワーク(在宅勤務) 
自宅にて、パソコンとインターネット、電話で会社と連絡をとる働き方です。

・モバイルワーク 
顧客先や移動中に、施設に依存することなく、パソコンやスマートフォンを使う働き方です。時間を有効活用できる点で優れています。

・施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)

勤務先以外のオフィスでパソコンなどを利用した働き方です。
レンタルオフィスなどの施設を利用し、仕事を進めます。  

どのような人がテレワークに適しているか

在宅や遠隔で仕事に取り組めるテレワークは、さまざまな環境に身を置くかたがチャレンジすることができる仕事です。

・ 妊娠・育児・介護、または身体障がいや病気で通勤が困難な方

・遠方や外国に住んでいる方

・ITの研究

・開発部門、管理部門、顧客対応業務の方

・副業を考えている方  

テレワーク増加の背景

アメリカでの発祥から、ヨーロッパやアジアへ普及していきました。
なぜテレワークは広がり続けるのでしょうか。
増加の背景を探ってみましょう。  

テレワークの広がりと発展

テレワークの始まりは1970年代のアメリカのロサンゼルス周辺だと言われています。日本では1980年代に実験的に開始され、その後、通信網や通信機器の普及に徐々に成長してきました。
また、近年のヨーロッパではテレワークよりも広い概念としてeワークという言葉が多く使われています。  

業種別に見る普及傾向

情報通信業の大手企業では、システムエンジニアや研究・開発職の分野で、自社でテレワークを導入、推奨する動きがあります。また、300人以上の大きな企業での導入率が高いです。
現在は未導入だが、検討中もしくは関心がある、という会社も多く、注目率は年々上がっていると言えるでしょう。

少子高齢化に伴う労働力を補う役割

日本や諸外国で、将来を脅かす問題として懸念されている少子高齢化ですが、それにともなう労働力人口の減少にも一石を投じる役割があると期待されています。

テレワークの増加により、結婚や出産で離職した女性、高齢者、障がい者など勤労意欲があるにも関わらず就労が難しい方の就業機会を拡大し、労働力の向上を見込むことが可能です。  

テレワーク経験者が思うメリット

ワーカーにとっても、企業にとってもテレワークはメリットがあります。
実際にテレワーカーとして働いている、または働いていた経験者が語るメリットについてご紹介していきます。  

ワーク・ライフ・バランスの実現

通勤が不要になることにより、家族とのコミュニケーションが増え、育児・介護にも時間にゆとりをもって対応することができます。

自分の時間を確保できることで、資格取得や趣味などの自己啓発に取り組むことや、余暇をゆっくり過ごすことができるようになり、ワーク・ライフ・バランスの実現に役立ちます。

通勤にかかる負担の軽減

交通渋滞や満員電車など、日々の通勤は大きな身体的または精神的負担をともないます。疲労や心労が続くと、業務上のミスに繋がるリスクも向上するでしょう。

往復の通勤時間が軽減されれば時間を有効活用でき、仕事への余裕も生まれます。ミスは最小限に、業績は最大限に、という良い結果が期待できるはずです。

スキル・経験を生かした多様な働き方を実現

事務、IT、経理などをはじめとして、これまでに培ってきたさまざまなキャリアを中断せず、スキルや経験を生かすことができます。
また、テレワークで新しい職種へ挑戦することやキャリアアップすることも可能です。  

ストレスの軽減

オフィス勤務に比べると通勤の負担が減り、家族や趣味などに充てる時間や自由にできる時間も圧倒的に多くなるため、相対的にストレスは軽減されます。
自分のペースで働けることは、責任という良い刺激を感じるとともに、リラックスして仕事をすることができるのです。  

テレワーク経験者が思うデメリット

さまざまなメリットがある反面、在宅勤務であるからこそのデメリットもあります。 現役テレワーカー経験者の就業時の感想をご紹介します。  

遠隔でのコミュニケーションが難しい

オフィス勤務とは違い、パソコンやインターネット上でのやりとりが主となります。直接顔を合わせ会話ができないことで不安な気持ちになり、孤独感を感じてしまうこともあるでしょう。  

ON/OFFの切り替え

テレワークは、現在発展中の働き方と言ってよいでしょう。そのため、テレワーク用の書斎や自室がないという方も多いです。
そのような環境下では仕事モードになれない、子どもの相手や家族から用事を頼まれるなど、集中するのが難しいといった声もよく聞かれます。
同居者がいる場合は、テレワークに関して理解してもらう必要があるでしょう。

長時間労働になる

オフィス勤務のように9時から17時までなど、きちんと就業時間が決まっているわけではありません。勤労時間の管理は自己責任の場合が多いため、働きすぎてしまうという状況を引き起こしかねません。  

プレッシャーを感じる

いつでもどこでも、自分の好きなタイミングで働けるのが魅力の在宅勤務ですが、その反面仕事を継続するため、良い評価を得るために、プレッシャーを感じてしまうこともあります。
「会社で働く以上に精度を高め、ミスはゼロに」「質も量も高めなければ次に繋がらないかもしれない」といった思いが出てきてしまうのです。  

テレワークの注意点

では、テレワーカーとして働くにあたり、気を付けておきたいポイントを確認しましょう。  

時間の管理

スケジュール管理、体調管理はテレワーカーにとって最も重要な課題の1つと言っても過言ではないでしょう。
無理をしずぎないことや体調がすぐれないときは休むことも重要です。
遠慮せずに、周りに相談し解決策を探すのが良いでしょう。  

セキュリティ管理の徹底

近年、「コンプライアンス」は頻繁に話題にあがりますが、社内情報や社内で管理する個人情報は厳重に守らなければならない機密事項です。
パソコンや電話を使用した作業が多くなるため、コンプライアンスに関してしっかりと理解をし、遵守する必要があります。  

費用の負担

テレワークをするにあたり、業務に必要となるものを購入しなければならないなど、費用が発生する場合があります。
その費用をどの程度会社側に負担してもらえるかを、事前に確認しておくことが重要でしょう。契約時に疑問に思うことや気になることは全てクリアにしておくのが最善です。  

テレワーカーが活躍する企業

テレワークを提供する企業は年々増加しています。
特徴的な企業を3社ご紹介しましょう。

Mamasan&Company株式会社

日本のみならず世界中にテレワーカーを有する企業です。
システム開発からバックオフィスまで、幅広い業務内容です。
高度なITを用いたセキュリティ環境のもと、さまざまなスキルを活かし、密な連絡とチーム力で高品質なサービスを提供しています。
キャリアの構築、継続など可能性は無限大です。 
https://mamabpo.jp/    

株式会社テレワーク

コールセンター分野にて、草分け的存在のテレワーク企業です。
創業30年以上を誇ります。
ニーズに合致したサポートを24時間365日体制で提供しています。
業務内容は、お問い合わせ対応全般、営業サポート、アンケートなど電話応対に特化した外注企業です。
https://www.telework.co.jp/  

株式会社クラウドワークス

同名の総合型クラウドソーシングサイトを運営している企業です。
ワーカー数は200万人を超えます。
オンライン上で、在宅勤務者と仕事発注者のマッチング、業務の遂行、報酬の支払いまでを一括で行うサービスを提供しています。
新しい働き方を生み出していこうという働き方改革のビジョンのもと、成長著しい企業です。
https://crowdworks.co.jp/  

まとめ

いかがでしたでしょうか。
近年、増加しているテレワークは今後さらに多くの企業が導入し、テレワーカーもますます増えていくことでしょう。

テレワークにはメリットもデメリットも存在しますが、これまで経験できなかった仕事やさらなるキャリアアップに挑戦する良い機会となるはずです。

テレワークが成長してきた現在は、絶好のスタートチャンスと言えるでしょう。
可能性を秘めた新しい働き方「テレワーク」を、活用してみてはいかがでしょうか。