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コワーキングスペースの活用で、仕事をもっと楽しく快適に!

2019年8月30日 12:00 カテゴリー : BPO Times

戦後、経済の復興と高度成長期、バブル経済期を経て、都市部でのオフィス賃貸料は高値が慢性化しました。 
起業による新規オフィス立ち上げや増員によるオフィスの拡大においては、賃貸料や作業環境の整備・維持にかかる費用、いわゆるランニングコストが高額となるケースが常態化している状況です。

そのため、近年企業では拠点の統合やテレワークの導入などにより、積極的に空間の有効活用や作業スペース・ランニングコストのスリム化を図っています。 
一方、昨今では都内や地方都市において、個人事業主や起業家、テレワークが許可されている会社員やノマドワーカーなど、場所に縛られない環境で働いている人たちの間で「コワーキングスペース」と呼ばれる施設の利用が増えています。

この施設は、在宅で完備できないオフィス機能を備え、一般的な企業のオフィスより自由かつ開放感のある環境で、最近特に利用客の数を伸ばしている作業空間です。 そこで今回は、都内でおすすめのコワーキングスペースの情報や、便利な活用方法についてご紹介します。

コワーキングスペースとは

コワーキングスペースでは、さまざまな職業の人たちが同じ空間に集まり、作業場をシェアしています。 
また、起業の際にオフィスを持たず、初期投資やランニングコストが低く抑えられるコワーキングスペースを利用するという選択肢も検討されるようになりました。 最近では都心を中心に、多様な工夫が施されたコワーキングスペースが増加しています。

ワークスペースの種類

ワークスペースは空いている場所を自由に使う、一部の施設ではフリーアドレスと呼ばれるタイプと、自分専用の固定席を確保できるタイプがあり、価格はフリーアドレスタイプの方が比較的安価です。

また、プライベートオフィスと呼ばれる完全個室型もあります。 
施設によっては、全タイプを備えていたり、フリーアドレスか専用デスクのどちらかのみの場合もありますので、自身の業種や業務に合ったスペースか、利用前によく確認をしましょう。

利用客の傾向

コワーキングスペースの利用者は、施設があるエリアに集中して存在する業種のワーカーが多い傾向です。 
そのため、施設側はワーカーの業種を意識した利用可能時間帯の設定や、料金体系・サービスを提供しています。

コワーキングスペースでは何ができる?

コワーキングスペースはビジネス目的の機能を重視して設計されているため、ビジネスに必要とされるさまざまな対応が可能です。
ビジネスチャンスにつながる貴重なメリットもありますので、その中からいくつかをご紹介します。

会議・打ち合わせ

オフィス内の会議スペースが少ないため、近隣の飲食店を利用するのはありがちですが、社外秘の話をすることも多く、情報管理の観点からは好ましくありません。 個室での会議をおこないたくても、個室のある店舗は限られているため飲食代もかさみます。

また、近隣の飲食店で会議をしようとしても、席が確保できずに移動し続け、時間を浪費してしまうといった問題もあるでしょう。 
しかし、コワーキングスペースには会議専用の個室を用意しているところも多く、安全な環境でクライアントと会議をおこなうことが可能です。

快適なWi-Fi環境

最近では飲食店でも電源やWi-Fi環境を提供している場所が増えましたが、順番待ちで使用できないということも少なくないということから、ワークスペースとしての安定性に欠ける点があります。

一方でコワーキングスペースは、定員数に見合った電源や、快適なスピードのWi-Fi環境が整備されています。
もともと仕事をするための空間としてデザインされているので、作業開始にあたっての環境整備にかかるストレスは最小限に抑えることが可能です。

新コミュニティ形成・潜在顧客の発掘

コワーキングスペースは、一つのワークスペースを複数の人や団体が共同で利用するので、異業同業に関わらず、ワーカー同士のコミュニティが形成されやすい環境です。 ビジネスにつながる新しいコミュニティを形成したい人は、積極的な利用をおすすめします。

また、独立したてのフリーランスやベンチャー企業が、歴史のある企業と取引ができるチャンスが多いのもコワーキングスぺースの特徴です。

コワーキングスペースの料金

コワーキングスペースの料金体系は日割りや月額固定などさまざまで、利用料金は立地条件が良い場所や、一人当たりのスペースが広く取れたり、内部施設やアメニティが充実している場所ほど金額が上がる傾向です。

しかし、コワーキングスペースを利用すると、新しくにオフィスを借りるよりランニングコストは格段に抑えられます。 
ここでは、都心のコワーキングスペースの一般的な利用料金をご紹介しましょう。

1日当たりの利用料金

スポットで利用できるコワーキングスペースの場合、ビジネスアワーのみとしている施設が多く、9時から17時くらいの間で1日約3000円~です。
学生や顧客回りの営業マンが多いエリアでは、2時間500円フリードリンク付きなど、利用客に応じた料金設定がされています。

月額固定料金

フリーアドレス型で最低限のサービス提供の場合、月額9,800円~で利用が可能です。滞在可能時間は店舗の営業時間帯となっていることが多いので、24時間365日営業であれば高めの料金設定となります。

たとえば、24時間365日営業で内部施設と各種アメニティが充実した駅直結の大型オフィスビル内という立地の場合、フリーアドレスでは25,000円~(時間や分単位で利用するドロップイン方式や利用時間の制限有り)、専用デスクでは40,000円~、プライベートオフィスでは100,000円~といった料金体系です。

小さなオフィスを借りるだけで、月額賃貸料数十万円に加え、光熱費やオフィス機器のリース代なども別途かかることを考えると、コワーキングスペースはとても利用価値の高い施設だといえるでしょう。

サービス内容

内部施設とアメニティ

オフィス代わりの作業スペースですので、フリーWi-Fi・コピー機・フリードリンクなどが設置されている事がほとんどです。

スペースによっては、作業に集中できる完全個室やセミナールーム、応接室、パーティールーム、ラウンジ、キッチンなどの内部施設、さらに新聞、雑誌、漫画、マッサージ器などアメニティが充実している施設もあります。

法人登記・住所利用・郵便受取サービス

施設によっては、法人登記や法人住所としての登録が可能であったり、郵便物受取や転送のサービスもおこなっています。 起業を考えている人には特にお勧めしたいサービスです。

イベントの開催

コワーキングスペースのなかにはワークショップや、勉強会、専門家によるセミナーが開催されている施設もあります。 
スペースを利用しているワーカーは、これらに参加することでスキルアップや新しいビジネスへのインスピレーションを受けられるなどの自己啓発が期待できます。

専門家の支援

各種専門家による支援をおこなっている施設も少なくありません。
ワーカーはビジネスの成長や課題・問題解決のアドバイスを受けることができ、専門家によるビジネスマッチングなどで人脈広げることも可能です。

都内おすすめのコワーキングスペース

Samuraifree by Mamasan&Company

新宿を代表するオフィスビルの一つ「新宿アイランドタワー」内のコワーキングスペースです。多くの大企業が本社や支社を構える西新宿エリアに位置し、都庁にほど近く、都営地下鉄の駅から地下でほぼ直結しています。

会議室はもちろん、テレビ会議や電話会議システムを完備し、インフォメーションは、分かりやすいタッチパネル式インターフォンを採用しています。 
来客の際は、ゲストがタッチパネル操作をすると契約者(利用者)の携帯電話に直接コールするシステムで、大切なゲストのスムーズなエスコートが可能です。

また、フリースペースエリアは白を基調とした明るい雰囲気で、リラックスできる空間となっています。 座席数は最大で24席、FAXやシュレッダー、個人ロッカーもあり、17時以降は施設内での飲酒も可能です。
https://mamabpo.jp/s-free/

パセラのコワーク

新宿エリアでは人気のあるコワーキングスペースです。
充実した作業時間と落ち着いた休憩時間が過ごせるよう、南国風の空間にはフリードリンクはもちろんのことLANケーブル・マウス・トリプルタップ・ひざ掛け・モニター・雑誌・漫画などが無料で貸し出されています。

また、冷蔵庫・電子レンジ付きミニキッチンや月極めの個人ロッカー・会議室・電話室も設置されている、ハイスタンダードな施設です。 https://www.pasela.co.jp/coworking/higashi-shinjuku/

SENQ

京橋、青山、霞が関、六本木にあるスタイリッシュなコワーキングスペースです。 多様化するワークプレイスニーズに応えるべく、各拠点には地域性に応じたテーマを設定しています。

例えば、「食」の先駆者が集う「SENQ京橋」、多彩なクリエイターが集う「SENQ青山」、日本を牽引する様々な分野の先駆者が集う「SENQ霞が関」、変革者が集う「SENQ六本木」といった、施設ごとに利用者が明確な目的を持って利用しやすいのが特徴です。

また、テーマの異なる拠点間で異業種のマッチングを支援しています。
新コミュニティ形成にたいへん向いたスポットです。
https://www.senq-web.jp/

まとめ

コワーキングスペースには、人員の増減に対応する可変性のあるワークスペースやプロジェクト専用のオフィス、メインオフィス縮小化や空間の効率化を目的としてなど、たくさんの利用価値があります。

また、所属も業種も多様なワーカーと作業環境を共有する空間は、場所や時間にとらわれない新しい働き方をする人にとってたいへん効率よく作業ができ、ビジネスチャンスを広げる場としても認知されるようになりました。

今後の需要の増加にともない、より専門的な要望に対応した施設も増えていくでしょう。 自分に合った施設を上手に活用し、日々の生活を彩る楽しく充実したワーキングライフにしていきたいですね。