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マーケティングの悩みを業務委託で解消!戦略的なコンサルティングとは

2021年5月25日 10:00 カテゴリー : BPO Times

変化の速い昨今のWEBマーケティングの波に、常に乗れている企業はどれだけあるでしょうか。最新のIT技術やマーケティングに長けたデジタル人材は不足しており、自社での育成も追い付いていないという企業も少なくないでしょう。

そのような時に考えられるのがマーケティングの業務委託です。マーケティングを行うための人材を自社で雇う必要がなく、必要に応じて業務を外注できます。業務効率化やコスト削減も期待することができるため、業務委託は自社のマーケティング改善への大きな手助けとなるでしょう。

業務委託は、実際に何を外注することができるのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて理解を深め、実際の導入までの流れを掘り下げていきましょう。

WEBマーケティングの業務委託では何ができる?

WEBマーケティングは世界各国を商圏として、幅広いビジネスチャンスを視野に入れることができます。さらに、自社のWEB媒体にアクセスが増えれば、わざわざ広告を出さずとも集客効果を期待できるでしょう。

業務委託を導入するメリット

WEBマーケティングに徹底して注力したいけれど専門知識がなく、そのために人を雇うコストをかけるのもと思われる企業もあるのではないでしょうか。そのような時におすすめしたいのが、マーケティング業務をアウトソーシングするという方法です。専門家による業務代行が迅速に受けられるうえ、人材を雇用契約ではなくアウトソーシングに切り替えることで、固定費を変動費に置き換え、人件費を削減することができます。

マーケティングの業務委託でできること

WEBマーケティングの業務委託では、広告運用、コンテンツライティング、SNS運用、WEBサイト・LP制作などを、専門知識をもったプロによる質の高いサービスを利用することができます。専門知識がある人材が作業するため、よりスピーディーな対応が可能です。コンテンツの新規投稿など、運用面での継続的な手間も省くことができます。いざWEBマーケティングを始めようとしても、専門知識やノウハウがなく、更に人手が足りないといった場合に効果的です。

マーケティングの業務委託とコンサルティングの特徴

マーケティングを行う業者のサービス形態には、業務委託やコンサルティングなどがあります。それぞれに強みがあり、サービス内容も変わってくるのですが、この2つは必ず分かれているというわけではありません。業務委託とコンサルティングをセットで任せられる業者もあり、取り扱っている仕事の幅はそれぞれの業者によって異なります。

マーケティングを業務委託するメリット・デメリット

自社の戦略にそったマーケティング運用を代行してもらえるため、社員はコア業務を集中して行えるようになります。人材育成の手間やコストがかからず、その時に応じた業務量に対して、専門知識を持った人材を配置することができるのも業務委託の強みです。WEB運用方針に関わる戦略提案はコンサルティングのほうが向いています。

マーケティングコンサルティングのメリット・デメリット

マーケティングにおいて豊富な経験と知識を持ち、自社に対して戦略的設計プロセスを組み立ててもらうことができます。ただ戦略を提案するだけでなく、課題の原因を追究し、改善策を打ち出すことができるのもコンサルティングの強みです。ただ継続的に運用をしていくとなると料金がかさみやすいデメリットがあります。

マーケティングの外注先

WEBマーケティングを担当できるような、最新のIT技術やマーケティングに長けたデジタル人材が不足しているといった状況を補うために、代理店やフリーランスのマーケター、ライターに業務を委託することができます。

マーケティング代理店

代理店は、幅広いノウハウや成功例を持ち合わせているので、スピーディーでかつ自社が求める最適な運用をすることができます。またコンテンツを運用していく面でも、適した人材の引き出しをたくさん持っているので、人材を探す手間が必要ありません。しかし、フリーランスに比べるとコストがかかったり、代理店が間に入ることで作業者との直接的なやり取りができないためニュアンスが伝わりにくくなる側面があります。

フリーランスのマーケター

フリーランスのマーケターは代理店の利点である幅広いノウハウやスキルよりも、スポットの案件や希少性のある分野で戦う必要があるため、専門性の高い内容に特化しています。料金も比較的低く抑えられる点も魅力です。ただ、このような人材を見つけ出すことに時間と手間がかかります。

フリーランスのライター(コンテンツマーケティング)

フリーランスのマーケターと同様に、フリーランスのライターも直接契約することで代理店仲介の費用を抑えることができます。また、ライターと直接やり取りをしていく中で、細かい要望やニュアンスなども伝わりやすくなるでしょう。しかし、質の高いライティングやコンテンツ作成が可能なのかなど、ライターの技術レベルを判断する必要が出てきます。

外注する際のサービスごとの費用相場

業務委託をする場合、自社がどの業務をどれだけ外注したいのか、どの部分に注力していきたいのかによって費用は大きく変動します。サービスによって費用はどのくらいかかるのかを見ていきましょう。

広告運用

リスティング広告やSNS広告などの初期設定や運用を行います。料金は広告費に対するパーセンテージで定められることが多く、広告費運用費の20%が一般的です。代理店によって料金体系は異なりますが、広告費が少額の場合は、コストを抑えた定額料金で運用代行できる代理店もあります。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングの相場は、業務ボリュームや委託範囲で変動します。記事制作であれば月額10万円程度、それにプラスしてマーケティングの基本的な作業であるCMS設置やアクセス解析など行うと、費用は月額30万円程度が相場です。
さらに戦略設計・改善支援・コンサルティングなど全てのWEBマーケティングを依頼をすると、月額50万円以上になることもあります。会社の技術レベルや業務実績によっても料金が変わるでしょう。

WEBサイト制作

WEBサイトの制作において料金相場はかなりの差があり、5~300万円が一般的となっています。WEB運用の規模や目的に合わせた料金プランを選択するのがベストです。またWEBサイトでは、サーバーやドメインなど、年間数千円程度の維持費用も別途かかります。

SNS運用

商品やサービスの宣伝、企業認知などを目的としたSNSの運用費も委託範囲によって変わってきます。記事作成と投稿で月額10万円程度、コメントの確認や返信、効果測定の簡単なレポート作成なども加わると、月額10~30万円程度が一般的です。さらに、広告の解析や改善提案などトータルでサポートを受けるとなると月額50万円かかるとされています。

マーケティング業務を委託するまでの流れ

マーケティングのアウトソーシングを導入する際に、何から始めたらよいでしょうか。実際に業務委託をする際の一般的な流れを見ていきましょう。

ヒアリング・見積もり

まずは自社の疑問点をあらい出し、業務委託した場合どのようなことが可能になり、改善されていくのかを相談しましょう。ヒアリングを行い、業務を任せられるかどうか判断をすることが大切です。信頼ができる業者なのかどうかはもちろん、求める業務のスキルやノウハウ、実績があるのかも重要です。自社の業種や要望に合った能力や技術を持ち合わせているか、ニーズにどれだけ理解を示すかが、とても大切な判断基準になります。ヒアリングを受けた後に見積もりを依頼し、料金が納得できるものなら契約へ進みます。

戦略立案

ヒアリングを重ねた中から、自社にとって強化が必要な部分を判断し、委託先業者と運用方針についてのすり合わせを行います。例えば、会社のPRが目的なのか、スマホ世代への対応を重視していくか、動画コンテンツが必要かなど、WEBマーケティングを行う目的を明確にし、それを実現させるプロセスをたてていきます。

運用・制作開始

戦略を元に実際に運用・制作を始め、コンテンツの作り込みと効果的なパターンを検証していきます。アクセス解析ツールなどを設定して、どのぐらいどのようにコンテンツへのアクセス数があるのかを数値化・解析します。数値が可視化されることによって、コンテンツの効果を測定することが可能です。このようにマーケティングを効果的に運用していくことで、直接的な集客へと結びつけることができるでしょう。

マーケティングの外注先を選定する際のポイント

数多くある外注業者の中から、どんな業者を選んだら良いのでしょうか。料金は安いに越したことはないですが、安かろう悪かろうでは意味がありません。料金はどのような根拠をもって設定されているのか、それは効果を生みだすことのできるコンテンツかなど、業者を見極めていくポイントを確認しましょう。

料金体系はどうなっているか

適正な料金に設定されているのかを見極めることが大切です。ただ低料金であればいいというわけでもなく、自社の要望に足る品質を保ち、それぞれの項目に根拠のある料金設定がなされているかで判断していきます。不必要な管理項目が含まれていないか、契約解除による違約金の発生はないかなどもしっかりとチェックしましょう。

サービスの範囲を確認

業務委託をする作業が限定されていれば、それだけを扱う業者に外注することも可能です。しかし、今後の事業展開によって幅広く業務を委託していくことが想定される場合は、始めから幅広く業務を展開している業者に依頼をした方が、新たに外注先を探すという手間が省けて効率的です。WEBマーケティングに関していうと、コンテンツを作るだけの業者なのか、それともその後の運用や効果測定などのサポートなどトータルで外注可能な業者なのかなど事前に把握しておく必要があります。成果の確実性を求めるならマーケティング戦略の設計までサポートしてくれる業者を選ぶと良いでしょう。

自社のゴールをきちんと理解できているか

ただ業務を行うだけでは、自社の目指すゴールを達成することはできません。検索エンジンの上位に上がるコンテンツSEO対策ができるか、投稿を繰り返すだけでなくその時のトレンドを交えながら目を引くSNS運用になっているか、各WEB媒体からスムーズに商品購入へ促すフローができているかなど、自社の目的やニーズを理解し、寄り添ってくれる業者であることが大切です。

納品だけでなく戦略立案もしっかりと行ってくれる

コンテンツは、ただ作成しただけでは効果は出ません。更新されず古いままでは、逆に社会的な会社の信頼は損なわれてしまいます。作成されたコンテンツは、戦略的な方向に基づく運用があってこそ機能していきます。それこそが効果的なマーケティングとなることが期待できるでしょう。

まとめ

WEBマーケティングを充実させていくことは、今後のビジネスチャンスを大きく拡大させる鍵となるでしょう。自社の集客・収益化を狙うためにはマーケティングの分析や改善は欠かせません。ホームページやSNSなど自社のコンテンツを運用し、その効果を測定しながら改善を重ねていくことで、自社の目指すゴールに達することができます。そのためには専門知識やノウハウ、コンテンツの継続運用が必要不可欠です。自社に足りない人材をアウトソーシングで補うことで、WEBマーケティングの戦略的な運用や常に新しいコンテンツ提供を維持することができます。

これを機に、プロへの外注も視野に入れた自社マーケティングの見直しを行い、集客・収益化につながるWEBマーケティング実現を目指しましょう。

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