少し前の話ですが、生まれも育ちも大阪で大阪からほとんど出ず、
飛行機にもほとんど乗ったことのない天然記念物級の父を10年かけて説得し、
そこから新たに5年かけてパスポート取得を決心させ、
そこからもう2年かけてやっと飛行機に搭乗してくれた父が
初めてカンボジアに来たのが2017年の年の瀬でした。
初めての海外が父にどのように映ったのかはわかりませんが
少なくとも2018年の年末年始は自ら再来してくれたことを考えると、
相応に楽しんでくれたのだと思います。
滞在中はアンコールワットもびっくりのスーパーアナログ人間の父が
Glabを操り母とトゥクトゥクを呼び国立博物館や王宮、
ローカル市場などを回り、若者に人気のあるカフェで食事までして
無事帰ってきた時には大満足の両親を尻目に大変吃驚仰天させられました。
父の来訪時には第2の世界遺産のプリアビヘア、
第3の世界遺産のソンボープレクックを観光し、
父が熱望した国境越えを実現すべく、カンボジアの北西部にあり、
ポルポトの墓の側にあるタイの国境を目指しました。
カンボジアには数多くの国境があり、多くのカジノが立ち並ぶような
煌びやかなエリアもあれば木の棒のゲートがさりげなく設置されており、
牛を避けながら山小屋のようなところで出国手続きをするところまであり、
その独特な雰囲気に魅せられ、昔バイクで数々の国境を回ったことがありました。
どれだけきっちりと書類やビザを準備して言葉ができても
スムーズにいかないのが陸路国境越え。
それがマイナーな国境になればなるほど想定外なことが起こり、
加えて今回は自家用車もタイに乗り入れる手続きをしていた為複雑で
我が家5人+両親2人+犬一匹と人数も多く大苦戦。
カンボジア側の出国&入国カウンターで次から次へと降りかかる難題に
苦戦を強いられやっとの思いで国境を越えました。
タイに入りSrinの町を訪れましたが、この当たりはKhmer Srinと呼ばれるほど
カンボジア民族が多いエリアとして有名です。
検問や道端では簡単なクメール語であれば全くコミュニケーションに
支障はありませんし、食事もカンボジア料理に近いものがありました。
カンボジアのナンバープレートの車を見かけてクメール語で話しかけて
くれたりと非常に心地よい滞在でした。
余談ですが、ナビ役を拝命した私が帰り際にうっかり全く別の国境に
ナビゲートしてしまうという失態を犯し、夫から大目玉を食らうという
おまけ付の国境越えとなりました。
国境を越えた向こうも、実はカンボジアだった・・・・という父の感想然り、
ひと昔前までは国境で遮られた空間の中で個人は自分のアイデンティティを国家に置き、
国籍で自分の属性を表現していました。
しかし長い歴史で引かれた架空の線で自分と他人を分け隔てる時代は終わり、
自分が一番活かされる環境が容易に手に入る時代となりました。
個々のアイデンティティを確立し国籍や民族、はたまた性別や年齢に左右されることなく
グローバルな視点で常にありたいと思います。
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