皆さんこんにちは!
オーストラリア アデレードに移住して15年目に入りました、今年から小学校に通い始めた5歳児と保育園に通う2歳児の娘を持つErkです。本日は私が体験したオーストラリアでの子育て事情をご紹介いたします。
世界で最も住みやすい都市Top10の常連
毎年『世界で最も住みやすい都市』ランキングがニュースやSNSの記事にて発表されているのを目にしますが、2021年度版ではオーストラリアの4都市がトップ10にランクイン、私の住むアデレードが3位、オーストラリア国内では1位となりました。
住みやすさ、子育てのしやすさは日々生活を送る中で感じることが多く、永住権や市民権を取得すると、出産や子育てに関わるサポートも手厚く受けられることも魅力の1つです。
出産費用が無料
オーストラリアにはメディケアという国民健康保険制度があり、公立病院の利用であれば出産までの診察、血液検査、エコー検査(基本3回まで)、予防接種、出産時の入院費用も全て無料です。
私は出産の際に無痛分娩を選択しましたが、その費用も無料でした。入院期間は出産時に問題がなければ1日〜2日と決して長くはありませんが、個室で主人が一緒に泊まるための簡易ベッドも設置されていました。(シーツ代のみ費用がかかりました)
産後のアフターケア
特に1人目の出産の場合、右も左もわからず入院期間が短いといきなりの育児開始となり不安もありますが、退院翌日から助産師の自宅訪問サービスを受けることができます。子どもの体重を測ったり、母乳の調子を確認したりと、最初の1週間は2日おき、その後は問題がなければ週に1度、4週間、自宅訪問サービスを受けることができきます。このアフターケアは、大変助けになりました。
マザーズ・グループ
産後の母親クラスもあり、地域のコミュニティで生後2ヶ月くらいの年頃でグループ分けをされ、週に1度6週間、助産師が運営する母親クラスに参加する事もできます。私もそこで、初めてママ友をつくることができました。1グループ8人(plusベビー)の少人数制であったため話しもしやすく、また同じ月齢の子を持つ母の集まりなので悩みや喜びを共有できたのも貴重な経験でした。
子育てに優しい社会、夫婦で役割分担は当たり前
全雇用者の47%を女性が占めているといわれるオーストラリアですが、出産後の社会復帰も珍しい事ではなく、子育てに母親の役割、父親の役割というような区切りはありません。パートナーと助け合って子どもを育てていく家庭が多いように見受けられます。
子どもが病気になった時
オーストラリアで働くと、年次有給休暇の他に有給の傷病・看護休暇を付与されます。フルタイム勤務であれば年に2週間ほど付与され、自分自身が体調不良の時だけでなく、子どもやパートナーが体調不良の際にも、看護休暇として使用できるため、私が在宅で仕事がある日は主人が休みをとり、子どもたちの看病をしてくれる事もとても助かっています。
在宅ワークを始めてからの役割分担
私が在宅ワークを始めてからは、次女が在宅の日は朝ごはんから夕ご飯の準備までが私の担当とし、夕ご飯を食べさせる、片づけ、お風呂、寝かしつけは主人の担当とし、家事の分担をするようにしています。
みんな違ってみんないい
長女が通う小学校の生徒たちのバックグラウンド、家族構成もさまざまです。学校生活は、長女自身のアイデンティティや価値観の形成にも大きな影響を与える場となっています。
さまざまな家族のカタチ
全人口の1/4が移民で構成されるオーストラリア、娘が通う学校の生徒の国籍、家族の出身地も様々です。また、両親が父母ではなく、お母さんが2人、お父さんが2人という家庭も珍しくありません。学校で開催された母の日イベントでは、お母さんが2人で出席する家庭もあれば、お父さんが2人いる家庭からは、お婆ちゃんが2人でイベントへ出席するなど、様々でした。
人前でのパフォーマンス力を伸ばす発表
オーストラリアでは、人前で話すという訓練を小さい頃から実施されます。次女が通う保育園でも与えられたテーマを一人ずつ前にでて、みんなの前で発表したり、絵本の一節を暗唱するなど、まだたどたどしい英語ながら保育園から送られてくる動画はとても微笑ましいです。
得意を伸ばせる環境
長女の通う小学校は、少人数制で1学年4クラス、1クラス15人くらいです。
教室もクラスごとの仕切りはなく、ワンフロアで、机や椅子も全生徒分があるわけではなく、科目ごとに座席の必要がある場合は、机、椅子のある教室へ移動する形式です。
授業も科目によってはレベルごとにグループが振り分けられるため、クラスごとに授業を受けるのではなく、違うクラスや学年の生徒とも交流をする機会がもてます。
先生との面談でも、子どもが得意な事、何をしている時に楽しそうにしているか?という話しが中心に行われる事も印象的でした。
自分の思い描く人生を実現する
オーストラリアでの子育てを通じて、社会全体が個々の生き方を尊重しながら、助け合って生きているという印象をうけました。
自分の『好き』を仕事にした夫、日々のびのびと楽しく学んでいる娘達の姿をみていると、オーストラリアの生活環境から受けた影響が、それぞれの人生へと映し出されていると感じます。
子育てがしやすい環境は、社会全体の成長への後押しとなり、働く事へも前向きになれる要因の1つだと思いました。
Mamasan&Companyと巡り合い、海外在住ながら、日本で経験した職種へ在宅ワークで再度チャレンジできる機会に恵まれた事もとても幸運で、日々特別な経験を得られていることに感謝しています。
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