海外在宅ワーカーブログ

世界一◯◯する国! ◯◯してお金について学ぶ

2020年10月1日 09:47 カテゴリー : 海外在宅ワーカーブログ

こんにちは。10月最初のブログはミャンマーからお届けします。

さていきなりですが、ミャンマーは世界一寄付をする国ってご存知でしたか?

イギリスの慈善団体Charities Aid Foundation(CAF)が、毎年世界寄付指数ランキング(WORLD GIVING INDEX)を発表していますが、それによると2013年から5年連続で、ミャンマーが1位を獲得しています。経済大国のアメリカが2位、ニュージーランドが3位で、日本は残念ながら発表されている20位の中には含まれていません。

このランキングは過去1か月以内に「見知らぬ人を助けたか」「寄付をしたか」「ボランティア活動に参加したか」の3つの質問によってランキングされています。

ミャンマーってどういう国?

ミャンマーは周りをインド・バングラディシュ・中国・タイ・ラオスの5つの国に囲まれています。2011年に長年の軍事政権から民政移管し、アジア最後のフロンティアと言われ近年注目を集めている国です。その反面ミャンマーは世界貧困国の一つと言われ、国民1人当たりのGDPは1,300ドルで世界162位です。日本は39,304ドルで26位です。【2019年調べ】

なぜミャンマーが先進国を抑えてこれほど寄付率が高いのか?

それはミャンマーが仏教国であることに関係しています。ミャンマーの国民の約9割が仏教徒です。日本の仏教とは異なり上座部仏教と呼ばれており、より良い来世を迎えるために、日ごろの行いを善くし功徳を積むことに熱心です。そのため、誰かを助けたり寄付をしたりすることに抵抗がないのです。「お金持ちだから寄付できる」というわけではなく、貧しい人でも割と日常的に寄付をしています。

寄付体験を通して

現在ミャンマーは新型コロナウイルスの第二波が猛威を奮っています。私の住むヤンゴンでも毎日4~500人ペースで感染者が増え続け、先週から出勤禁止令が出されライフラインに必要な業種以外で会社に行くことができなくなっています。そんな状況でも日本のように給付金がでる訳ではないのですが、代わりに寄付が盛んに行われています。実際に娘の学校でも少し前ですがチャリティーがあり、お米・油・ジャガイモ・インスタントラーメンなどの決まった項目のなかから選び、私はお米を持って行きました。

学校に集められた物資は翌日すぐさま小分けにされ、今必要な人々に直接届けるというもので学校からは300人に配布されたと報告がありました。私は正直今まで寄付らしい寄付をしてきませんでしたし、寄付と聞くとお金に余裕がある人がするものと思っていましたが、今回の寄付を通して寄付は誰にもできる身近なものだと実感しました。

学校に集められた寄付物資


街の人へ寄付


寄付への抵抗感

寄付については「何に使われているかわからない」「どこに寄付していいかわからない」の理由で何となく抵抗のある人も多いのではないでしょうか?私も今までそう思っていました。2011年東日本大震災以降、日本でも寄付に対する空気が変わってきてはいますが、世界で比べるとまだまだこれからだと思います。

投資の前に寄付を学べ

最近マネーリテラシーやお金について学ぶことが大事だと言われています。普段私たちのお金の使い方は主に消費と貯金ですね。最近では投資ブームもあり投資に興味も持ったり実際に投資しているという人もいるでしょう。

「寄付をしてみよう、と思ったら読む本(作者:渋澤健)」ではお金の使いかたについて次のように書かれています。

①消費:いま必要なもの、欲しいものを買う

②貯金:少し先の欲しいもののために貯める

③寄付:困っている人たちを助ける

④投資:将来の大きな夢のために増やす

この本で印象的なのは「投資は寄付マインドの先にある」という言葉です。何かに投資すると自然とその会社の業績や株価などが気になるのと同じで、寄付すると寄付した先の人たちがどのように生活が改善されたかなど気になりますよね。

今回の寄付体験を通じて普段から寄付できる人を目指していけたらいいなと思っています。


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