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RPOは利用すべき?新卒採用代行の傾向とおすすめ企業7選!

2021年12月16日 15:00 カテゴリー : BPO Times

RPOとは「Recruitment Process Outsourcing(リクルートメント・プロセス・アウトソーシング)」の略で採用業務の代行を意味します。近年の大きな社会情勢の変化に伴って企業による採用業務のプロセスも変化しています。また、労働人口が減少し、求人サイトやSNSなど採用チャネルの多様化が進みました。採用業務が複雑化するなかで、中途・新卒採用にRPO導入増加の傾向があります。

採用業務をRPOへ委託すると効率化され、結果として質の高い人材の獲得に役立ちます。RPOについての知識を深めつつ、活用することで得られるメリットやRPOのおすすめ7社を見ていきましょう。

RPOが広がってきている?その背景とは

なぜRPOが広がっているのでしょうか。様々な採用代行サービスがあり、RPOを取り入れている企業も増えてます。今回は以下2つの観点からその背景を解説します。

多様化する採用方法による管理の複雑化

以前の求人方法は広告やハローワークが主体的でしたが、今はSNS採用、ダイレクトリクルーティング、リファラル採用(社員からの紹介)、転職エージェント、求人サイトなど多様化してます。求人媒体が増え採用フローが複雑化することにより、自社で採用の最適化を行うことが難しくなる傾向にあります。

リソース不足

新卒採用コストも高くなる傾向にあり、一人当たりの新卒採用コストが、2018年では71.5万円だったのに対して、2020年では93.6万円に増加しています。年々、新卒採用のコストが上がり企業としても資金的リソースの不足が懸念されます。

中途・新卒採用が過当競争している中で確かな採用戦略のもと、採用プロセスにおける対応力の高い人材が必要です。昨今の社会的な変動や景気の影響を受け、非対面での会社説明会や面接がスタンダードになりました。良い人材獲得をするために常にトレンドを感じ取り、鋭く対応しなくてはいけません。

少子高齢化によって新卒者が減り、新卒採用競争の激化で人事採用担当者の工数が増加傾向にあります。内定辞退の回避としてのこまめなコミュニケーションなど丁寧かつ繊細さが求められて採用業務がさらに増えるでしょう。

【出典】就職みらい研究所(就職白書2020)

そもそもRPOサービスの内容ってなに?

採用代行は数多くの業務を依頼できます。自社にとって何を依頼すれば採用業務が効率化できるのかを業務過程ごとに見ていきましょう。

採用プランニング

現在抱えている採用業務のフローを採用代行の担当者に見てもらうことで、問題の顕在化と課題の具体化が可能です。RPO担当者は経験や実績が豊富なため、分析に基づいた採用活動の効率化が図れます。その結果、良い人材の獲得につながるでしょう。RPO担当者としっかりと打ち合わせをすることが大切です。

掲載依頼

自社求人のペルソナに合わせたメディア・媒体を選定します。メディア・媒体によって強みが異なるため、どのような人材を希望するかで変わるためです。また、掲載するページ作成も依頼できます。

応募窓口と選考

応募窓口業務全般を行います。書類選考業務は応募者が多数の場合は企業にとって非常に煩雑な作業になるため、基準が明確であれば書類選考(スクリーニング)の委託がおすすめです。

また、企業と求職者の日程の都合を合わせて、電話やメールにて面接の設定をします。

合否の連絡などの採用に至るまでのフローも依頼できます。自社が希望する人材獲得をするためにどの業務を依頼するかをRPO担当者と打ち合わせをしましょう。

ダイレクトリクルーティング代行

最近では、各求人サイトでダイレクトリクルーティングするたのスカウトメールの配信ができるようになりました。どのような基準でスカウトメールを送るかを決めていれば、ダイレクトリクルーティング代行も可能です。

レポーティングとコンサルティング

自社が必要とする各種レポートをリクエストできます。母集団形成や歩留まりの改善に役立てましょう。また、実績と経験のあるプロによる採用スキームの具体的な改善をコンサルティングする会社もあります。現状の課題分析や採用管理システムの提案、面接官の教育、費用対効果の最大化などをアドバイスします。

RPOサービスを利用で変わる人材採用

RPOサービスを導入することで、具体的にどのように人材採用が変わるのかを見ていきましょう。

応募者の選定に割ける時間が増える

採用業務の効率化が実現することで、採用業務のよりコアな業務に集中することができます。問い合わせの電話やメール対応に費やしていた時間や労力を、採用計画の立案や選定を行うための面接の準備に回すことも可能です。委託することで、応募者に対してより細やかなフォローアップもできるため、選考前の辞退率軽減にも期待ができるでしょう。

採用活動を成功させるためのノウハウ獲得

RPOの受託企業は採用業務についての造詣が深く、様々な経験とノウハウを蓄積しています。委託先のRPO企業と連携を密に取ることで、プロの採用スキームと新しい知見が獲得できるでしょう。より多くの応募者を集めると共に自社にマッチした質の高い人材の獲得に役立ちます。

第三者の目線で企業の魅力が分かる

RPOの担当者から見た企業の魅力を、応募者へ企業説明会などで伝えることができます。外部ではなく自社スタッフの場合、客観的に捉えるのは困難です。わかりやすく企業の魅力を伝えることでより望ましい中途・新卒採用ができるでしょう。

応募者に対してきめ細やかな対応ができる

応募者、内定者へのやり取りは迅速丁寧である必要があります。その点、RPO業者は応対スタッフの教育が徹底され、365日対応サービスも多いためタイムリーなやり取りが可能です。的確な応対が行われることで応募企業に対する信頼感を育てることもできます。

RPOサービスを導入すべき会社

RPOサービスを導入すべき会社は以下のような問題を抱えています。項目ごとに見ていきましょう。

人員不足

単純にマンパワーが足りず採用業務に回す人手がない、採用業務に精通した人材がおらず的確な採用活動ができていない企業が多い傾向にあります。IT化が進み、就職サイトや求人メディア、その管理ツールを使いこなせる人がいないことも、人手不足がおこる要因の一つです。

今後ますます少子高齢化や労働人口減少が進み、中途・新卒採用も厳しくなる傾向があます。リソース不足の解決策の一つとして、RPO導入を検討することも必要です。

最適化されていない中途・新卒採用フロー

自社が希望するような人材の応募が少ない、応募・内定辞退率が高いと感じる採用担当者も多いでしょう。また、求人広告出稿の文章作成といった採用業務全般や採用までのプロセス策定に悩んでいる企業もあります。

良い人材を確保する方法は2つです。優秀な人の割合を高める、もしくは応募数を増やすことです。どちらも掲載メディアや求人テキスト、画像、動画などのコンテンツが最適化されていないと良い結果は望めません。

応募から採用までの各プロセスも不適切では、採用の成功は遠くなります。RPO企業は様々な企業の採用業務に携わっているため、的確な採用フローの提案やサポートが期待できるでしょう。

おすすめ企業7選

RPO、採用代行を行っている会社を7つ紹介します。料金やサービス内容の範囲、今までの実績、自社との相性などを参考にして判断してください。

Mamasan&Company株式会社

クオリティ、スピード、低コストの3つをコンセプトとしてRPOサービスを遂行してます。特に低コストであり高いクオリティを実現されているのは各分野に経験豊富なメンバーがいるためです。

高齢化とグローバル化に伴い良い人材の獲得競争は激化してます。Mamasan&Companyの採用代行サービスは、コールセンターと連携を行い、多数の応募者と密できめ細かい対応を行うため、企業に対する信頼獲得とイメージ向上が可能です。

また、応募者の分析、掲載メディア比較、費用対効果などの緻密なレポートで採用効率も高まります。中途・新卒採用活動に悩む企業には魅力的です。

Mamasan&Company採用代行サービス

株式会社ファイブスターネット

i-staff recruitingと呼ばれる採用代行サービスを行っています。
募集から選考業務、内定者フォローなど採用業務全般を幅広くサポートしているのが特徴です。料金体系は月々の稼働時間で設定されます。業務内容で料金が変動することはありません。お客様に寄り添い、質の高い採用代行サービスを提供することによって、リピート率は96%です。

株式会社ファイブスターネット(i-staff recruiting)

HeaR株式会社

候補者体験に重点を置いたRPOサービスを幅広く展開してます。

また、HeaR株式会社のミッションがユニークで「青春の大人を増やす」です。採用のコンサルティングも行っているため、採用戦略の相談もしてくれます。

契約が終了するまでにクライアントの人材・採用ナレッジを考慮して引き継ぐために、自社内に採用のノウハウが残りやすい点が魅力です。

HeaR株式会社

株式会社ジーズコンサルティング

株式会社ジーズコンサルティングの採用代行サービスは中途・新卒採用業務の全領域をカバーします。中途と新卒採用の同時並行や全てのプロセスもしくは一部代行など、ニーズに合わせて対応可能です。採用成功にコミットしてRPOサービスを展開してくれるでしょう。

株式会社ジーズコンサルティング

株式会社ディスコ

企業からの継続率が9割以上と高いことが特徴です。RPOサービスも幅広く、看護師採用やグローバル人材採用などに特化したものもあります。創業が古くRPOサービス会社では老舗です。株式会社ディスコは独自の求人メディアをもっていることも特徴です。これまでの実績から採用業務の効率化と募集数増加を目指します。その結果、会社の将来を担う優れた人材を採用するサポートをします。

株式会社ディスコ

株式会社ネオキャリア

今までに10,000社以上のRPOサービス実績を持つ代行会社です。中途・新卒採用・アルバイトなどに応じた最適な求職希望者の募集方法と戦略提案、実務の代行と幅広い採用代行サービスをカバーします。24時間365日対応可能でサポート体制も整っています。また、短期から中長期までクライアントに合わせてプランのカスタムが可能です。

株式会社ネオキャリ

レジェンダ・コーポレーション株式会社

採用支援で550社以上の実績があります。採用業務の人手不足に困っている企業にレジェンダ・コーポレーション株式会社のスタッフが常駐しサポートすることも可能です。今まで培ってきた採用ノウハウで社内プロモーションや求人媒体管理、イベント運営、応募・選考管理、入社手続きまで一気通貫で支援します。

レジェンダ・コーポレーション株式会社

まとめ

RPOサービスの時流とともに、背景や採用代行導入後の具体的なメリットについて触れてきました。自社にマッチした質の高い人材獲得をするためにまず、採用課題を洗い出します。採用課題をもとに、今後導入するべきかをRPOサービス提供会社に問い合わせたり、見積もりを取ることもいいでしょう。

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