こんにちは、スペイン在住のmayです。

早いものでもう12月、気づいたら街はすっかりクリスマス仕様。

市場やお店、マンションの入り口にはクリスマスツリーが飾られ、
街路にはイルミネーションが灯され、恒例のクリスマスマーケットもにぎわっています。

さて、バルセロナのあるカタルーニャ地方にはちょっと変わったクリスマス名物があります。
「Tió」(ティオ、”オ”にアクセントがつきます)という、
丸太に顔が付いて昔ながらの帽子をかぶり、前足2本だけがある人形です。

クリスマスツリーと同じころに各家庭や学校などに現れるこのTióに
子供達は毎日クッキーやみかんなどの食べ物をあげます。
そしてクリスマスの日には下半分に毛布をかぶせ、
「Caga Tió～（Tió、うんちして～）」というおかしな歌を歌いながら棒で胴体を叩きます。
そして毛布を取ると、お菓子やプレゼントを（うんちとして）出してくれる、
というサンタさん的存在なのです。　

子供達が愛嬌あるこの丸太人形を棒でガンガン叩くのも、うんち＝プレゼント、
というのも未だに「どうなの？？」と思ってしまう独特でおもしろい習慣です。

我が家にはTióはいなかったのですが、去年、子供がお友達からプレゼントされました。
ミニサイズだったのでちょっとしたお菓子を出してくれたくらいでしたが、
この仕込みがなかなか難しいのです！
子供が見ていない隙にプレゼントを布の下に入れなければなりません。
でも布を取った時の、子供の顔を輝かせる様子は見ていてとてもほほえましいものです。

たださすがにこのTió、小学生になると「なぜ丸太（木）がうんちするの？？」から始まってネタバレするようになってしまいます・・・。

我が家の下の子はこちらで小学2年生、確信はないもののやっぱり疑問に思っているようです。
とはいえ、プレゼントがもらえるし、サンタさんと共に楽しみにしています♪

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