Hej hej!スウェーデンからこんにちは!
こちらは夏休み真っ只中。サマーシーズンが到来すると、スウェーデンの人々はしっかり休暇をとり(3・4週間は当たり前)、国内外のサマーハウスやキャンプ場でアウトドアを楽しみます。この数年コロナで旅行を控えていた人々も今年は積極的に旅に出かけていることもあり、街中は独特の静けさとリラックスムードであふれています。
夏のビッグイベント、Midsommar(ミッドソンマル)
スウェーデンでは夏の始まりに大きなイベントがあります。それは「夏至祭(ミッドサマー)」。スウェーデン語では”Midsommar(ミッドソンマル)”と言い、クリスマスに匹敵するほどのビッグイベントです。毎年6月下旬の夏至に最も近い土曜日(夏至祭)とその前日の2日間が祝日になり、夏の訪れを盛大に祝います。
日本で生活していたときは夏至と言っても特別何かをすることはありませんでしたが、スウェーデンに住んでいる今はお日様の大切さを日々感じているため、夏至を盛大にお祝いするスウェーデン人の気持ちがよくわかります。今年は友人のサマーハウスにご招待していただき、一緒に夏至祭を楽しみました。その様子を少しご紹介いたします!
キャプション前に一棟、後ろにもう一棟あり、2棟とも友人のご両親の素敵なサマーハウス。今回はそのうちの一棟に泊まらせていただきました。
楽しいアクティビティ
まず、はじめに取り掛かったのがメイポール作り。メイポールとは夏至祭の象徴とも言えるポールです。大きな木に白樺の葉と季節の草花を巻き付けて作ります。それを地面に立て、その周りで歌ったり踊ったりするのが夏至祭の伝統的な光景です。
この時期は広場や街中に大小様々なメイポールが飾られますが、まさかこれを手作りできるなんて!
まずは森で木を選び、葉を集めて土台作り。その後はお散歩がてらデコレーション用の草花を摘みに出かけました。子どもだけでなく大人にとっても楽しいアクティビティとなりました。
そしてこちらも夏至祭の定番、草や花を編んで作るKrans(クランス)と言う花冠。女の子はこの花冠を頭に載せ、白いワンピースを着て踊っているのをよく見ます。
夏至祭のご馳走
手仕事をした後はFIKA(FIKA=コーヒータイム)です。夏至祭には旬のイチゴをたっぷり使った「Midsommartårta(ミッドサマーケーキ)」を食べます。友人によると、このケーキはどの家庭でも手作りするのが一般的だそうです。手作りと言っても材料はスポンジ(市販)、メレンゲを焼いたもの(市販)、生クリーム、イチゴだけ。今回は我が家の4歳児と一緒に作りましたがとっても簡単にできました。
スウェーデン人は何でも手作りするのが好きですが、そもそもレシピや材料がとってもシンプル。見た目もあまりこだわりません。大変にならない程度に手間と時間をかけて手作りをする。そんな風に余裕を持ちつつ暮らしを楽しんでいるところが素敵ですね!
夜はバーベキューのディナーをいただき、大人はワインやビールを飲みながら日付が変わる1時過ぎまで談笑。いつもは20時にベッドに入る息子も、外はまだ明るい22時過ぎまで起きていました。
ちなみに、バーベキューの他に夏至祭の定番メニューと言えばこちら。
・Sill(ニシンの酢漬け)
・スモークサーモン
・新じゃがのディル和え
・ゆで卵
どこまでもシンプルなスウェーデンスタイル。日常から離れて森の中のサマーハウスで過ごした2日間。おとぎ話の中にいるような素朴で神秘的な体験をすることができました。誘ってくれた友人に感謝です。
みなさまも熱中症・体調管理に気をつけながら、素敵な夏をお過ごしください♪
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