皆さん、こんにちは。スウェーデン在住Sです。
短い秋があっという間に終わり、こちらは早くも本格的な冬に突入しました。紅葉が落ち、さっぱりとした風景に少しずつクリスマスのデコレーションが飾られていくのを見るのが今の楽しみです。
スウェーデン人の生活に欠かせないもの
Fikaとは?
スウェーデンでの生活をご紹介するにあたり、絶対に外せないものがあります。それは「Fika(フィーカ)」です。
Fikaとは簡単に言うと「甘いものを食べながらコーヒーブレイクをすること」です。日本語の「お茶をする」と同じ感覚で「Ska vi fika?」(スカ・ヴィ・フィーカ=フィーカしない?)と、動詞または名詞として使います。スウェーデンに住む人々にとってFikaはとても重要な文化であり、習慣として日々の生活に根付いています。
Fikaのお供といえば
濃いめのコーヒーと甘い焼き菓子
北欧のコーヒーブレイクに欠かせないのが、焼き菓子です。濃いめのコーヒーと一緒に甘いクッキーやパンを食べるのが一般的ですが、オープンサンドなどの軽食を食べることもあります。
一番人気はシナモンロール
中でもシナモンロールは定番中の定番!カフェには必ず置いてありますし、家庭でもよく作られています。形成の仕方が数種類あり、ぐるぐるっとした渦巻き型(カタツムリ型と呼ばれています)が主流ですが、カフェやパン屋さんでは少しおしゃれなねじり巻き型?をよく見かけます。我が家の4歳の息子も、カルダモンのきいたスウェーデンのシナモンロールが大好きです。
Fikaの重要な役割
こまめに休憩して生産性アップ!
皆さんは仕事や家事の合間にどれくらいの頻度で休憩をとりますか?
スウェーデンでは、1日に何度もこのコーヒーブレイクをとります。生産性を上げるためには、オンオフのスイッチをこまめに切り替えることが重要だとされているからです。
企業では1日2回、10時と15時頃にFikaの時間を設けていることが多いです。ただし、1回のFikaは大体15分、長くても30分以内に切り上げて仕事に戻ります。
コミュニケーションのきっかけとして
Fikaには「休憩」のほかにもう一つ重要な役割があります。それは「コミュニケーションをとる場」です。例えば、職場で少し確認したいことを話題にしたり、ママ友と子育てについて話したり、気になる人に声をかけてみたり・・・Fikaには気軽なコミュニケーションのきっかけとしての役割もあるのです。
シャイで有名なスウェーデン人も、一度一緒にFikaをするとグッと心を開いてくれるような気がします☆
Ska vi fika?
皆さんも日々の生活にFikaを取り入れてみてはいかがでしょうか。
こまめに休憩することで生産性アップ、家族や仲間とお喋りを楽しむことで円滑な人間関係を築く効果が期待できますよ。
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