国内在宅ワーカーブログ

Giftingを呼ぶGifting

2024年10月28日 09:00 カテゴリー : 国内在宅ワーカーブログ

こんにちは!今回初めてブログを書きますSHと申します!実はブログを書くのは初めてで、皆様にこの記事が楽しんで頂けるか少し不安がある中チャレンジしております!

これまでは、人材育成や展示会などの設計の仕事をしてまいりました。リモートワークメインで稼働したいという考えがあり、Mamasan&Company(以下MAC)に応募し、現在はこれまでの経験を活かせるタスクや初チャレンジのお仕事含め日々奮闘しております! 

Giftingが1つテーマフェスティバルBurning Japanに参戦

さて、掲題にも記載しております「Gifting」ということについてですが、先日Burning Japanというイベントに参加してきました。今年で2回目の参加、3泊4日で400人程度集まるフェスティバル。元々はアメリカのBurning Manというフェスティバルを基盤としている為、日本人勢、海外人勢おおよそ半々で構成され小規模ではありますが、インターナショナルなフェスティバルとなっております。

インターナショナルと言ってもこの規模感での参加の為国籍などは特に感じなくなり、回を重ねる毎にファミリー感が溢れ出す素敵なフェスティバルです。

本家のBurning Manというフェスティバル

本家のBurning Manですが、こちらはアメリカのネバダ州、Black Rock desertという砂漠で行われる世界有数の大規模イベントです。Black Rock desertがBlack Rock cityとなり、アーティスト、クリエイター、一般の方々、世界中から約8万人が集い、とてつもないクリエイティブでインパクトのあるフェスティバルとなります。

Burning Manの10原則

  1. どんな者をも受け入れる共同体である(Radical Inclusion)
  2. 与えることを喜びとする(Gifting)
  3. 商業主義とは決別する(Decommodification)
  4. 他人の力をあてにしない(Radical Self-reliance)
  5. 本来のあなたを表現する(Radical Self-expression)
  6. 隣人と協力する(Communal Effort)
  7. 法に従い、市民としての責任を果たす(Civic Responsibility)
  8. 跡は何も残さない(Leaving No Trace) 
  9. 積極的に社会に参加する(Participation)
  10. 「いま」を全力で生きる(Immediacy)

価値観の違いについて

私が参加したBurning Japanも商業とは決別し、現地ではお金を使う事が出来ません。

自分達の食事等は自分達で持参しますが、多くの事は相手からのGiftingでまかなわれます。Giftingについてはなんでも良く、歌を提供できる人は歌を、何か作品(小さなものはバッチなどから)を、技術を提供できる人は技術(音響や照明、ヘアセット等)を提供します。

私達のグループは、ニンニクやごま油を追加したフェスティバル仕様のパワー系の豚汁を提供しました。夜間は気温10℃くらいになる為、私達のテントは多くの人が集い交流を深める事ができる場にもなっており、多くの人にgiveができた一方で、提供ができなかったビーガンの方もいらっしゃいました。

せっかくなので可能な限り同じものをシェアしたく、豚肉を除いたお味噌汁を提供する事を考えてましたが、お味噌汁にはお魚の出汁が入っており、彼らは食べる事ができないと気づきました。我々の国民食味噌汁は、どの観点から考えても素晴らしいものだと思いますが、当人達の思考で残念ながらそれをつくす事ができない場合もあります。

今回ビーガンの方々へのサーブは断念となりましたが、参加していたビーガンの方々からは、その気持ちがGiftingだよという事で彼らが提供する食事を美味しく頂きました。価値観の違いは大なり小なり至る所で存在し、一つのグループ内でももちろん存在するものです。可能な限り双方価値観の違いを受け入れ尊重する事で、その違いを埋める事ができ、活かす事が出来ると思います。相手の考えや背景、心情を理解して接する事はとても大切な事だと思います。

MACの長屋文化もgiveの1つ?

今回は直近でGiftingを1つのテーマとするBurningJapanに参加しましたので、その観点からMACの働き方を捉えてみました。この考え方が正解という事ではなく、個人的な主観とはなりますが、Giftingという考えはMACの長屋文化に通じるところがあると感じております。

新参者なので違った解釈をしている可能性もありますが、誰かがタスクやメンバーの進捗について気にかける。これも「気にかける」というgiveであり、その行動は困っている人、課題となっている部分のソリューションに繋がるものであり、これも考え方によってはGiftingだと思います。

Giftingを呼ぶGifting。その流れが助け合いとなりその流れが定着し、ストレス、プレッシャーの分散もされていく。長くタスクをやっていくと、ヘルプの入りどころが見えてきて、それをマニュアルにする事も出来ると思います。Giftingや助け合いが定着できる環境。これは楽をするという考えではなく、人が心のどこかでこうだといいなと思っている助け合いの気持ちの反映ではないかと考えます。Giftingであり、長屋文化の良き点だと思います。

さいごに

働く事は厳しい部分も多くあり、厳しさが成長に繋がるという考えも理解します。私もそのような環境で仕事をし、得た事も多くありました。ただ実は我々は成長を助成したり、助け合いや相手を思う気持ちを持つ事で、仕事や物事を円滑に進める事ができるナレッジを多く持っており、世の中の一部ではそのようなやり方が既に始まっているように思います。MACでもこれまでの経験、状況の異なる方が多く働いており、長屋文化を通して業務を進めています。

まさに上記で記載したような環境であり、このような働き方がもっと定着するといいなと思います。またこの記事を書きながら、今の子ども達が社会人になり働き始めるときの事を考えると、働き方の見本や環境を作る事も我々世代のミッションの一つであり、次の世代へのGiftingではないかと思いました。

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