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経理をアウトソーシングして業務効率化!検討するポイントをご紹介!

2020年4月25日 10:00 カテゴリー : BPO Times

経理業務というと、経費精算や各種伝票管理など時間がかかる作業や専門性のある知識が必要になります。そのため、経理担当の人手が少ない企業は「経理業務が本業への負担になっている」という声を耳にします。

そこで、多くの企業が取り入れている業務改善の方法の1つが「経理アウトソーシング」です。経理アウトソーシングを利用することによって、業務の効率化やコスト削減が可能です。

しかし、経理を外部企業へ依頼することで負担が増えたり、コスト削減ができるのか不安に思う経理担当者も多いでしょう。

そこで今回は、経理アウトソーシングの主な業務内容、メリット・デメリット、代行会社の選び方、おすすめの委託先について詳しくご紹介します。

経理アウトソーシングの主な業務内容

外部に委託できる経理業務にはどのような業務があるのでしょうか。一般的に経理アウトソーシングが可能な業務を詳しくみてみましょう。

請求書発行業務・記帳代行

日々の請求書発行や領収書の管理、会計ソフトへ入力作業など記帳に関わる業務を代行します。

アウトソーシングすることで、請求書の発行漏れや記帳ミスを防ぐことができ、作業を正確かつ迅速に対応してもらえます。

給与計算代行

給与計算に必要な勤怠の集計を代行します。これには毎月金額が変動する残業代等の計算も含まれます。また、代行企業によっては、給与明細書の作成や郵送も基本プランに含まれる場合もあるので導入時の比較のポイントと言えるでしょう。

年末調整代行

年末調整の書類においては完全には電子化ができないため、従業員が多いほど業務負荷が増えます。さらに12月は賞与の計算業務も加わり、経理担当者にとって忙しい時期になるでしょう。

そこで、導入コストを最小限に抑えた、年末調整業務のみのアウトソーシングを利用する企業も増えています。

経理アウトソーシングのメリット

実際に経理アウトソーシングを導入した場合、どのようなメリットがあるか、自社の必要としているメリットも含め具体的にみてみましょう。

コストの削減

経理業務には、繁忙期と閑散期があります。長期的にみると、繁忙期のために社員を増員するよりも、アウトソーシングで業務を委託した方がコストが削減できる可能性があります。

人件費の給与面だけではなく、人材教育費や福利厚生費、採用するための費用など、これらの費用をアウトソーシングで削減することが可能になるでしょう。

自社業務の効率向上

経理業務と自社業務を兼任すると業務が疎かになる可能性もあるうえ、経理業務は細かい計算や事務的な作業が多く担当者にとって大きな負担になるでしょう。アウトソーシングをすることで自社のコア業務に集中することができ、業務の効率向上が可能になります。

兼任で経理業務を行いがちな規模の小さい企業においては、大幅なメリットと言えるでしょう。

細かいミスや不正防止

経理業務は、専門知識が必要とされる業務のため、慣れない社員に担当させた場合ミスが発生することも少なくありません。アウトソーシングなら経理に慣れた担当者が業務を行うため、ミスが発生しにくくなります。

また、経理は不正会計が発生しやすい業務でもあるため、代行会社にきちんと情報開示をしてもらうことで、不正会計抑制にも繋がると言えるでしょう。

経理アウトソーシングのデメリット

経理アウトソーシングはメリットも多いですが、その反面デメリットもあります。
導入を検討する際は、しっかりと注意点を確認しましょう。

社内情報の流出

アウトソーシングは、企業の重要な情報を必要に応じて開示しなくてはならないため、社内情報の流出のリスクが考えられます。

もし情報セキュリティについて不安がある場合は、代行依頼先のセキュリティ体制について確認することが必要です。外部にデータを渡すための社内体制を整え、代行依頼することで繊細な社内データを社員に明かす必要がなくなります。それぞれの企業に合わせたセキュリティ対策が大切になるでしょう。

社内ノウハウが蓄積されない

代行依頼した場合、社内に経理のノウハウやスキルが蓄積されず、経理担当を育成することができません。多くの業務をアウトソーシングに依存してしまうと、アウトソーシングを止めた際、自社の経理担当者の育成に多くの時間と費用がかかる可能性もあります。

企業の状況や今後の体制をしっかり整えて、経理代行の導入を進めていくことが必要になるでしょう。

事業変更時は費用の見直しが必要

社内の組織編成が大きく変わると、経理業務の幅も広がります。

給与計算の対象となる社員が増える際など、業務の範囲が変更になることで追加料金が発生する場合もあるでしょう。事業編成時は代行会社と密に連絡をとり、プランの見直しなどを定期的に行うなどの注意が必要です。

経理アウトソーシング企業の選び方ポイント

さまざまな企業が経理代行サービスを提供しています。
自社のアウトソーシング導入の目的を考えながら、検討しましょう。

自社のニーズと一致しているか

まず、自社がどこまでの業務を依頼したいのか明確にする必要があります。

財務や会計などの専門性の高い業務を任せるかによって、依頼先を選ばなければいけません。単純に金額だけで比較するのではなく、依頼先の技術水準の高さが自社のニーズと一致するかが重要です。

委託先のセキュリティ内容

業務を委託する際、社内の重要なデータを渡す必要があるため、委託先のセキュリティについては十分な確認が必要です。

セキュリティ面の配慮も大切ですが、スタッフのセキュリティに対する意識も確認をとっておくと安心です。

委託先に経理の専門スタッフがいるか

経理業務は決算や申告なども扱うため、企業にとって重要な情報にも触れる場合があります。経理上のミスは企業の信頼にも関わるため、経理知識を持つ選任スタッフがいるかどうかの確認も重要です。

また、専門スタッフがいることで経営に関する助言を求めやすくなるというメリットもあるでしょう。

おすすめ経理アウトソーシング企業

経理代行については、企業によって必要となる業務が異なります。
自社にとって必要な情報を踏まえ、ぜひ参考にしてみてください。

Mamasan&Company(ママサンアンドカンパニー)

Mamasan&Companyでは経理、会計、給与といったバックオフィス全般の業務を依頼できます。経理業務に詳しい人材も多く有しているため、経理や会計の細かい作業を任せることが可能です。

また、それぞれの会社に合わせた業務プロセスを作成し、しっかりサポートしてくれます。さまざまな多くの企業からも信頼を得ているので、安心して導入ができるでしょう。

>>Mamasan&Companyについて詳しくみてみる

MerryBiz(メリービズ)

MerryBizでは業務計画を設けた後、業務フローの型を明確にしスムーズな業務改善が期待できるでしょう。簿記2級以上、税理士事務所での経験のあるスタッフが在籍しているので、経理業務の改善などのレベルが高いのも特徴です。

また、全国に700名以上のスタッフによるバックアップ体制があり、業務の増減に対し柔軟な対応が可能なため、人員のブレを最小限に抑えることができます。

NOCアウトソーシング&コンサルティング

NOCでは、30年の歴史があり経理業務全般を代行してもらうことが可能です。担当をする企業は100社を超えており、豊富な知識で高品質なサービスが期待できます。

業務マニュアルを作成から新プロセスの導入まで全てお任せできます。組織の再編成やアウトソーシングを検討中の企業におすすめです。

まとめ

今回は経理アウトソーシングの検討についてご紹介しました。
経理アウトソーシングを利用することで業務改善の向上、コスト削減が期待できます。少しでも経理業務で負担に感じることがあれば、経理アウトソーシングの導入を検討してみても良いでしょう。

その反面、社内のセキュリティ管理や社内ノウハウが蓄積されないなどデメリットもあるため、しっかりと社内体制を整えることが大切です。

また、大切なのは自社にあう経理アウトソーシングを選ぶことです。経理アウトソーシングのメリット・デメリットを理解し、経理アウトソーシングの導入を検討してみてはいかかでしょう。

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