世界的な感染症の発生により、政府の対策としてテレワーク導入が求められ、どの企業でも必要な働き方となりました。
しかしながらこれから導入を検討している企業にとって、実際どのように進めていくか悩んでいるケースは少なくありません。また実際導入を進めている企業でも、もっと効率的な導入方法がないか模索している企業もあることでしょう。
テレワーク導入については、政府や導入支援企業で開催しているセミナーに参加することで、導入をスムーズに行うことが可能となります。セミナーでは専門家の意見を間近できくことができるので、多くの企業がセミナーを活用して導入を進めていることでしょう。
今回は、テレワーク導入に関しての無料セミナーを中心に紹介いたします。
テレワーク導入の背景と推進される理由
テレワーク導入の推進には、様々な背景と導入理由があります。日本では政府や各都道府県でも導入が進められ、年々テレワーク導入を行っている企業は増加している傾向です。
では世界的な導入率を含めながら、どのような背景と理由でテレワーク導入が奨められているかみていきましょう。
テレワーク導入の背景
2018年に「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が成立し、テレワークは政府も推進している働き方であり「働き改革」の切り札とされています。
テレワーク導入が奨められる背景には、人口減少による労働人口の減少や東京オリンピック・パラリンピック競技大会での交通渋滞の予測など様々なことがあげられるでしょう。中でも2020年に発生した世界的な感染症の流行によって、テレワーク導入は必須の働き方になりました。
テレワークは世界的にも普及している働き方で、今後もさらに導入する企業は増加していくことが予想されています。
テレワーク導入が推進される理由
テレワーク導入が奨められる理由には、労働人口の確保、ワークライフバランスの実現、地域の活性化など様々な理由があげられます。特に東京オリンピック・パラリンピック競技大会の交通渋滞の緩和対策として、総務省では国民運動プロジェクト「テレワーク・デイズ」を設けて呼びかけを行ってきました。
企業側にとっても働く側にとってもメリットが多く、現在最も注目されている働き方といえるでしょう。
また世界的な感染症のクラスター対策として、テレワークは感染の拡大を最小限におさえるために積極的に推進している働き方です。
世界のテレワーク導入率
世界のテレワーク導入率をみていきましょう。
世界の中で最もテレワークが普及している国はアメリカで、導入率は約85%だといわれています。カナダでの導入率も高く、テレワークを含めた柔軟的な働き方を実施している企業は全体の48%です。
ヨーロッパでもテレワーク導入は進められており、2012年にロンドンオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されたイギリスでは約38%と高く、約8割の企業がテレワークの導入や休暇取得を行うことで交通混雑の解消に成功しています。
また人口密度が低い北欧では、テレワークと同様の働き方は1980年代から政府の政策で進められ、現在では普通の働き方として定着しています。
日本のテレワーク導入率
では日本の導入率をみていきましょう。
2019年に総務省が発表した「平成30年通信利用動向調査の結果」によると、すでに導入している企業は19.1%、導入を検討している企業は7.2%です。
また労働人口の多い東京都では、2019年に東京産業労働局が発表した「多様な働き方に関する実態調査(テレワーク)結果報告書」によると、導入済みの企業と導入を検討している企業をあわせて45.6%に達しており、この2年間で25.8%も増加しています。
2020年の世界的な感染症の発生により、今後の導入率はさらに増加していくことが予想されるでしょう。
【出典】
「総務省:平成30年通信利用動向調査の結果」
「東京都産業労働局:多様な働き方に関する実態調査(テレワーク)結果報告書」
導入支援サービスの増加
テレワーク導入の普及にあわせ、導入支援サービスやサポートを行う企業も増加しています。導入支援実績のある企業に依頼することで、導入がスムーズに行うことができるようになるので活用してみましょう。
では具体的に、どのような導入支援サービスがあるのか見ていきましょう。
システムの構築や提供
テレワーク導入では、まずシステムをどのようにするか、業務環境を整えることが必須です。
導入支援サービスでは、システム環境を構築するだけでなく、各企業のオリジナルのシステムを提供してくれる企業があります。新たにシステム開発をする必要がないので有効的でしょう。
従業員のコーチング
実際にシステム環境が整っても、使用方法がわからなければ活用することができません。導入支援サービスでは、従業員へのコーチングを行っている企業もあります。
またテレワークを行うには、就業規則や社内ルールの見直しなども必要です。規則の整備やアドバイス、サポートをあわせて行うサービスがありますので、自社にとってどのような支援が必要か確認してみましょう。
無料セミナーを活用しよう
テレワーク導入に際しノウハウがなく、どのように導入を進めていくか悩んでいる企業は多いことでしょう。また現在すでに導入を進めている企業でも、より効率的に導入がスムーズにできないか模索している企業も少なくありません。
そのような企業を対象に、テレワーク導入に関して政府や企業による無料セミナーが開催されています。
専門家の意見を聞いて、テレワーク導入を円滑に進めていきましょう。
政府の無料セミナー
総務省では、全国で主に企業等の経営者層の方々を対象に、セミナーを不定期で開催しています。
セミナーでは、テレワークの最新動向や導入事例の説明などを中心に、セキュリティを含むシステムに関するものや労務管理上の留意点、テレワークの推進をテーマとしたパネルディスカッションなどが説明されます。導入に関することだけでなく、テレワーク全体の知識を学ぶことができるでしょう。
東京テレワーク推進センターの無料セミナー
東京都では、東京テレワーク推進センターによって働き方改革やテレワーク推進に役立つテレワークセミナーが毎月開催されています。無料セミナーもありますので、導入に役立つ情報を集めることができるでしょう。
また不定期で、コミュニケーション、マネジメント、セキュリティに関するテレワークツールを比較できる体験セミナーや、テレワーク導入支援を行っている企業とテレワーカーで働きたい人のマッチングイベントも行われています。
【参考】「東京テレワーク推進センター:テレワークセミナー・イベント情報」
企業で開催している無料セミナー
政府や各都道府県以外にも、導入支援を行っている企業によって無料セミナーが開催されています。セミナーには有料のものもありますが、無料で専門家によるセミナーを行っている企業も多くありますので活用してみましょう。
ネット環境があれば参加が可能なWebによるセミナーもあり、当日会場まで行くことができない状況でも参加可能なのが魅力です。
Mamasan&Company無料セミナー開催
無料セミナーは様々な企業で行っているため、どのセミナーに参加するといいのか、迷う企業もあることでしょう。ここでは、テレワーク導入に実績があり、専門家による無料セミナーを定期的に開催しているMamasan&Companyをご紹介します。
Mamasan&Companyとは
国内外に300名以上のテレワーカーが在籍するBPO企業で、テレワーク導入支援についても実績があります。
テレワーク導入支援以外にもバックオフィス業務やシステム開発、プラットフォームサービスなど多岐にわたって業務を請け負っています。
テレワーク導入サポートサービスでは、クラウド型の業務環境の構築や自社オリジナルシステムの提供に加え、専門家による労働環境の整備やスタッフのコーチングなど、ノウハウがない企業でもテレワーク導入が可能です。
無料セミナー開催
Mamasan&Companyでは、定期的にテレワークの導入・活用に関心を持っている。または検討している企業・団体等を対象に、テレワーク導入の無料セミナーを開催しています。
企業にとって大切な「生産性の向上」を叶えることを目的とし、専門家や実際にテレワーカーとして働くメンバーの声を聞くことができ、導入を実践しているリアルな声を知ることができるでしょう。
セミナーは、リモート環境で各専門家がそれぞれの場所からプレゼンを行うWEBセミナーとして行われることもあり、当日会場に行くことができない企業もネット環境があれば参加が可能になっています。
まずは無料セミナーに参加し、テレワーク導入を身近に感じてみましょう。
【参考】「【開催報告】3月18日リモート開催 テレワーク導入WEBセミナー」
まとめ
これからテレワーク導入を検討している企業や実際の導入がなかなか進まない企業は、政府や導入支援をおこなう企業の無料セミナーなどに参加してみましょう。
様々な分野の専門家の意見や、実際のテレワーカーの声などを聞くことによって、自社の導入に何が必要かが見えてきます。
Mamasan&Companyの無料セミナーは定期的に開催され、状況に応じてWEBでセミナー開催を行っており、会場に行かなくても参加が可能です。
無料セミナーに参加して、スムーズなテレワーク導入を目指しましょう。
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