海外在宅ワーカーブログ

Mの独り言 : 白熱するカンボジアのバレンタインデーバトル

2020年1月22日 06:51 カテゴリー : 海外在宅ワーカーブログ

2月14日と言えばバレンタインデー。
ここカンボジアでも数年前から若者達の間で一大イベントとして白熱しています。

余りにも過剰気味に白熱するバレンタインデーへの年長者の反発も加わり、
毎年大きな話題としてメディアに取り上げられています。
バレンタインデーは日本では女性からチョコレートを贈る日として定着していますが、
カンボジアでは「恋人の日」として男性が女性を食事に誘ったり、
プレゼントを贈ったりする日として盛り上がります。
前日から街中では花やぬいぐるみを売る露天が設営され熱心に通り過ぎる青年に声をかけます。
レストランやホテルはどこも予約が取れず、
ソーシャルメディアもバレンタインネタで大盛り上がりを見せます。

プノンペン都市を始めとした”大人”たちはこの風潮を好ましく思っておらず、
「花をめで、学友と友好関係を深めることは素晴しいことではあるが、
一線を越えた過ちが招く後悔をよく考えて欲しい」と異例の声明を発表し、
学校での適切な指導を求め、性教育を臨時で実施し、
露天での行き過ぎた販売行為を禁止して若者への自制を求めています。
中にはバレンタインデーを試験日にする学校も現れたり、
「献血で愛を」(’Give Blood Give Love’)と称して政府高官が自ら献血に参加し
若者の気を引いてみたりと大人たちの攻防戦が続きます。

過去には無防備な行いのみならず、色んな事件が発生したにも拘らず、
プノンペン都内の学生アンケートの結果では、
政府の声明に同意する意見は少数派でありバレンタインデーを「勝負の日」と捉え
「個人の行動やモラルに政府は関与すべきではない」との強硬派の意見も多く、
バレンタインデーを舞台とした若者と政府のバトルが激化しています。

急激な経済成長による西洋文化の移植が進むカンボジアでは
“仏教的道徳観からの性教育の遅れ”と“情操教育への遅れ”が
バレンタインデーバトルに拍車をかけている感は否めませんが、
一方でカンボジアの国内消費活性化の底上げを担っている若者世代が楽しめる
イベントが存在することへの重要性は高いと思います。
プノンペンで加熱している「恋人の日」ですが
若年層と中高年層がともに楽しめるカンボジアらしい形でこの国に根付くといいなと思っています。

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