さて、「竹で出来た橋」と言われるとキャンプ場にあるような
吊橋のような遊具をイメージするのではないでしょうか?
以前、Mの独り言ブログで紹介した日本の無償資金協力により作られた
「キズナ橋」のすぐ下流の中州に摩訶不思議な竹でできた橋がありました。
メコン川の水量が減少する乾季(1月~5月頃)の時だけに現れる幻の橋で、
全て竹で手作業で作られていたその名も「スピアンルセィ」、
日本語で“竹の橋”はメコン川の中州にあるピン島までを繋ぐ全長約1キロの
橋で、驚く事に、なんと車まで渡っていたのです。
10年程前、仲間とバイクでこの橋を目指したことがあります。
見た目は非常に貧弱で渡る時には少し躊躇してしまいます。
いざ渡って見るとギシギシと音を立て、なんとも言えない浮遊感でバイクを
上手く走らせる事に集中しないと転んでしまうような感覚でした。
車とすれ違う時はひやひやしましたが、地元の人は慣れた運転で
ふらふらしている私達を尻目に笑顔で追い越していきました。
管理人曰く、今迄車やバイクが落ちたことはないが、
馬が興奮して落ちたようです。
端に積んである竹は修復用で傷んだ箇所を随時修理できるようにと
常に置かれているそうです。行きつく中州は地元の行楽地で、東屋が並び、
浮き輪やライフベスト(泳げない人が殆どなので必須)などが貸し出され、
大人達は昼間から宴会、子供達は川辺で水浴びに熱中し、
休日のひとときを楽しんでいます。
季節に関係なくピン島へいつでも渡れるようになることで観光産業の活性化が
見込まれると期待され、今、ピン島の観光化が政府主導で進められいます。
数年前には竹の橋のすぐ側にコンクリート製の橋が建設され竹の橋は
姿を消しました。
私にとって途上国に住み、日々の生活の中で魅力を感じる対象は
その国の文化や伝統だったりします。
当地の発展の中で経済的合理性を求めるが故に独自の個性が
失われる事にならぬよう、手を伸ばせば掴める利益ではなく、
カンボジアの文化・伝統の素晴しさを様々な視点で後世に伝承できる形で
あって欲しいなと思います。
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