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コワーキングスペースを活用してテレワーク!

2019年11月30日 21:24 カテゴリー : BPO Times

「コワーキングスペース」という言葉を聞いたことがありますか。

「Co-working」とは「一緒に働く」という意味で、ワーカーたちがオフィスをシェアして働くという、新しい考えのもと作られたワークスペースです。近年人気があるこの施設は、東京をはじめとして大都市を中心に急速に普及・拡大してきています。また、テレワークというと各々の自宅やカフェでおこなうというイメージがあるかもしれませんが、コワーキングスペースを利用するという手もあるのです。

コワーキングスペースのメリットや利用の際の注意点、また都内のおすすめのスペースを厳選してご紹介します。

コワーキングスペースとは

近年よく耳にするようになったコワーキングスペースですが、いったいどのような場所なのでしょうか?利用者や普及している背景にも迫ってみましょう。

スペースの雰囲気

コワーキングスペースとは、仕事スペースを共有しながらそれぞれの仕事をおこなう場所です。和気あいあいとしたオープンな雰囲気の場所もあれば、黙々と作業に集中できるようにパーソナルスペースがしっかりと確保されているといった場所もあります。中には、イベントの開催や交流会を実施するところもあり、さまざまな工夫によって運営されています。

利用している客層

利用者の多くは20代から40代のワーカーだと言えるでしょう。たとえば、在宅勤務をしているフリーランスや、企業家などが大半を占めています。また、コワーキングスペースは近年の増加にともない各地にあるので、出張が多い人も出張先などで使用することが可能です。

働き方改革の影響

「働き方改革」は、多様な働き方が選択できる社会的環境を増やすといった目的のもと進められています。その取り組みの1つとして長時間労働を減らすことが挙げられ、近年推進されているのが、通勤時間も含めた労働におけるすべての時間を短縮化する時短勤務です。コワーキングスペースの活用により、通勤時間を大幅に削減し、業務効率を上げることが可能になり、プライベートな時間の確保にも貢献しているでしょう。

副業解禁の影響

働き方改革の中で、注目を集めるのが「副業解禁」という大きな変化です。副業が解禁されたことにより、週末や休日に起業家として活動する人が増えています。そのような場合にも、コワーキングスペースを利用することで、業務に集中できる場所が確保できるのです。起業家育成、商圏の拡大といったプラスの経済効果が考えられ、社会に還元されることが期待されています。

コワーキングスペースの活用方法とは

コワーキングスペースを利用する人の目的はさまざまです。どのようにワークスペースを活用するかも十人十色と言えます。その一例をご紹介しましょう。

メインオフィスとしての利用

月単位、またはもっと長い単位で契約し、コワーキングスペースをメインオフィスとして利用します。施設によっては、あらかじめWi-Fiや事務用品などが備え付けられているところもあるので、最小限の準備で活用することが可能です。

ランダムな利用

決まった日の決まった時間に利用するのではなく、本業が休みの日や、必要なときだけ利用します。副業をする人やフリーランスはこの活用方法が多いと言えるでしょう。そのため、作業をするテーブルやスペースも常にランダムとなります。

リラックススペースとしての利用

コワーキングスペースを、雑談や出会いの場として利用するケースがあります。多くの人が集まっていますので、才能のあるワーカーたちとの出会いや会社勤務者なら社外の人との出会いに期待出来たり、さまざまな人と雑談をしたりといったこともできるのです。また、この雑談や出会いでリフレッシュしモチベーションを上げ、本来の持ち場に戻るという人もいます。

コワーキングスペースのメリット

コワーキングスペースを利用することにより、いったいどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、3つご紹介します。

コスト削減

コワーキングスペースは東京をはじめとした都市に近年急速に増加しています。そのため、わざわざ遠くまで行く必要がなくなり、自宅近くの場所を選ぶこともできるため、交通費が割安になることもあります。また、1人や1団体でオフィスを借りるよりも、他のワーカーとシェアして使うため、利用費も安価に抑えられます。

人脈作りに効果あり

コワーキングスペースでは、それぞれ独立して働きつつも価値観を共有する利用者同士で、ソーシャルなイベントや互いの仕事観や目標を共有するなどの機会にも恵まれています。ほかの分野で活躍する人たちとの出会いや刺激を通して、仕事上での相乗効果が期待できるでしょう。

孤独感や孤立感の解消

近年の働き方の多様性にともない、在宅での勤務をする人は増えています。会社のオフィスなどで上司や同僚といっしょに働くのとは違い、1人きりでの作業のため孤独を感じやすくなります。そのような状況が続くことにより、ストレスや不安を強く感じ精神的に落ち込んでしまうケースもあるでしょう。

コワーキングスペースは、在宅勤務者が直面する孤立感という問題を解決し、同時に集中しやすい仕事環境を提供してくれるのです。

コワーキングスペース利用の注意点

便利でたくさんの魅力があるコワーキングスペースですが、注意したほうがいい点もあります。注意点を確認し、快適に利用をしましょう。

プライバシーの確保が重要

シェアスペースなので、パソコンや書類が簡単にのぞかれてしまいます。自分の作業が忙しく、他人の作業を凝視してくる人は滅多にいませんが、何か重要な書類や作業をするときには、気を付けたほうがいいでしょう。ほかの人から見えにくい隅のスペースや個室の利用がおすすめです。

貴重品に要注意

無防備にパソコンや携帯、財布、鍵などを置いて外出したりやトイレに行ったりするのはやめましょう。コワーキングスペースは、盗難に関しては責任を負わないというスタンスの施設がほとんどです。もし慣れた場所での作業だとしても、万事に備えて持ち運ぶようにしましょう。

ルールを確認する

コワーキングスペースはルールや規則を設定しています。料金のことから、スペースの使い方、迷惑行為に関することまで、内容はさまざまです。シェアスペースだからこそ、規則を守り、お互いを尊重しあうことが重要です。事前に施設の注意事項などを確認しておくことで、快適な空間での作業が可能になるでしょう。

都内おすすめのコワーキングスペース

一言でコワーキングスペースと言っても、施設によってさまざまな特徴があります。東京都内には100以上のコワーキングスペースがあると言われていますが、ここでは3つおすすめのスペースを見ていきましょう。

Mamasan&Company

新宿駅から徒歩10分の新宿アイランドタワー内にある、非常にアクセスが便利なコワーキングスペースです。フリースペースも会議室スペースも設置させれています。また、個人ロッカーの利用が可能です。午後5時以降はアルコールOKなのがうれしいポイントです。
また、都心の絶好の立地にも関わらず、お手頃な料金設定なのは大きな特徴であり、魅力でもあります。

https://mama-sun.com/jp/co-working/

WeWork Iceberg

成長企業が集まる渋谷にあるコワーキングスペースです。渋谷駅から徒歩圏内で非常に立地が良く、おしゃれで前衛的なデザインのビルが特徴です。1階から7階まであり、1・2階がオープンスペース、3階以上は専用スペースで、作業スペースが提供されています。
WeWorkと言えば、世界中で展開されていて知名度が抜群です。24時間営業、またカフェとの提携など利便性に優れていて、多くのワーカーに選ばれています。

https://www.wework.com/ja-JP/buildings/iceberg–tokyo?utm_campaign=1644581461&utm_term=73904676867&utm_content=392081144311&utm_source=ads-google&utm_medium=cpc&gclid=EAIaIQobChMI6bfQpYnk5QIVTXRgCh0I6wENEAAYASACEgKE8PD_BwE

Clipニホンバシ

三井不動産による、さまざまな業種のワーカーたちが集まるコワーキングスペースです。建築家の谷尻誠さんがデザインしたスペースは、都会的であると同時に落ち着く空間でもあります。コンセプトは「交流だけでなく、その先に新しいビジネスをつくる」であり、人との出会いにも、ビジネスのチャンスにも大きな期待ができる場所です。大きな特徴として、毎週開催されているワークショップが挙げられます。

https://www.31ventures.jp/ventureoffice/clip-nihonabashi/

まとめ

働き方改革にともなって、コワーキングスペースという職場が近年急増してきました。
交通費や事務所代などのコストの削減、貴重な出会い、孤独感の解消など、さまざまなメリットが考えられます。
しかし、シェアスペースであるが故に気を付けたほうがいい点もあります。あらかじめ、利用規約や施設の様子を確認しておくと良いでしょう。

都内を中心に、コワーキングスペースはたくさんありますので、自身のニーズにマッチする場所を探し、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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