BPO Times

ECサイトの運用は難しい?サポートを活用して効果的に集客しよう!

2021年2月9日 10:00 カテゴリー : BPO Times

パソコンやスマートフォンからの商品購入が当たり前になっている今、インターネット通販は販路を飛躍的に広げることができる重要な手段です。

しかし、ECサイトを運用するためには、Amazoneや楽天市場などのECモールへ新規出店、もしくは自社ECサイトの構築を選ぶことから始まり、サイトデザインや商品ページの作成、顧客対応などするべきことが多岐にわたります。さらに、HTMLやCSS(ウェブページを作成するために開発された言語)、SEO対策などの専門知識が必要になることもあるでしょう。運用サポートを活用すれば、こういった専門知識が必要な業務や作業量の多い業務を委託することができます。

ECサイト運用にはどのような業務があるのかに触れ、その中でも運用サポートサービスに任せられる業務や利用することのメリットについて理解を深めましょう。

販売窓口を広げる!ECサイトを持つメリット

ECサイトをもつ大きなメリットは、インターネットを通じた自社商品の販売が可能となり、飛躍的に販路を拡大できることです。ECサイトを持つことのメリットと、モールと自社サイト、2つの開設方法の特徴について見ていきましょう。

ECサイトを持つメリット

■いつでも誰でも購入できる
ECサイトを持つ最も大きなメリットは、住んでいる場所や時間に制約されず、誰もがサイトを通じて注文を完了することが可能になり販路の拡大ができる点です。
つまり日本全国、さらには世界中を顧客とし、1年365日24時間販売の受付をすることが可能になります。

■接客のための従業員が必要ない
24時間開店していても接客や品出し、清掃のための従業員が必要ありません。もちろん、電話やメールなどの問い合わせ対応は必要となりますが、実店舗を運用する場合と比較して人件費を抑えることが可能です。

■少ない資産で始められる
実店舗を持つことと比較すると、設備投資や在庫確保などのさまざまな初期投資が抑えることができ、少ない資産から運用できます。

モールと自社サイトそれぞれの特長

■モールを利用したECサイトの特徴
楽天市場やyahoo!、Amazoneといったインターネットのショッピングモールに出店するメリットは、自社サイトを構築する場合と比べ、SEO対策やサイトへの顧客の誘導が簡単な点です。
その反面、利用の際には審査に通る必要があるうえ、利用料やさまざまな規定、制約があるなどのデメリットがあります。また、一方的な規約の変更の際、立場が弱く不利な条件にさらされたり、性急な対応が求められることもあるでしょう。

■自社サイトの特徴
事業規模にもよりますが、開設費用や月額利用料を抑えることができ、比較的短時間で開設できます。また、システム上の制限内なら、モール独自の規定に縛られることなく自由にサイトデザインや構築、送料や配送手続などの設定を行なうことが可能です。
デメリットとしては、SEO対策などの検索対策をきちんと行なわないとサイトの存在自体が認知されない点でしょう。自社だけの運用に不安を感じる場合は、運用サポートも視野に入れる必要があります。

ECサイトをつくるには?

ECサイトで販売を始めるためには、サイトの構築だけでなく、商品登録から顧客管理などさまざまな業務への対応が必要となります。どのような業務があるか一つひとつ確認し、必要に応じて運用サポート利用も検討していきましょう。

ECサイト開設方法の選定

ECサイトを構築する際、最初にどのECモールを利用するか、もしくはどのECサイトサービスを利用するかの選定を行います。ECモールやECサイトのサービスごとに利用料や規定、利用者層が異なるため、自社のターゲット層を踏まえ、それぞれの利用規約を比較検討しましょう。

ECサイトの構築

より良いECサイト構築には、初めて来たお客様でも見やすいサイト構成、好ましい雰囲気をもつサイトデザインが必要です。しかし、構築や編集にはHTMLやCSSをはじめシステム管理といったさまざまな知識が必要となることも多く、自社でサイトを構築、運用する担当者はHTMLやCSSなどの習熟が求められます。

商品登録

商品写真を撮影し、説明や価格を登録していく作業となります。店舗によって商品数は異なりますが、多い店舗ですと何万点もあり、登録管理の業務は膨大なものとなります。

さらに、季節ごとの新商品の登録、廃盤になった商品の非表示、キャンペーンやセール商品の追加など、日々変わる商品内容を逐一反映させていく必要があり、業務に終わりはありません。

購入フローの確認

買い物かごに入れるところから、お支払方法、お届け先情報、配送状況、注文状況に合わせたメール連絡など、実際に商品がお客様のところに届くまで様々な手続きの確認が必要となります。こうした購入フローを確認するとともに、オーソリティ(クレジットや後払い決済の事前審査)が必要なお支払方法を可能とするか、どこの配送業者を利用するかなど具体的な選定が必要です。

Webマーケティングに基づいたECサイト運用

ECサイトの運用は、商品の販売体制が整うだけでは集客には結び付きません。自社サイトへのアクセス数や顧客属性、離脱率やクリック率などから顧客の行動を分析し、次の施策を打ち出す必要があります。サイトの利便性やSEO対策も一つですが、Webマーケティングでは、顧客目線に立った魅力的なサイト作りやコンテンツの充実、顧客満足度の向上が重要視されています。ユーザーの行動や動機、不安に寄り添い、商品を購入に結び付けるためのストーリー作りが大切です。

SNSを利用して自社サイトの認知度向上へ

株式会社 ICT総研が2020年7月にまとめた調査によれば、日本のSNS利用者は7,975万人、実に普及率80%以上に達しています。多くの人が利用しているSNSに配信することで、飛躍的にサイトや商品の認知度を向上させることもできるようになりました。
また、これらのSNSは、顧客属性などの分析ツールもついており、現状の確認や改善点の洗い出しにも役立つでしょう。顧客自身によるシェアやリツイートなどの情報拡散や販促効果も期待できるため、SNSの活用はこれからのECサイトの運用に欠かせないものとなっています。

【参考】「2020年度 SNS利用動向に関する調査 – CNET Japan」

BPOを利用して運用をもっと効率的に

BPOはビジネスで発生する業務を外部へ委託することを指し、昨今では、経理や営業、研修、そしてECサイトの運営などさまざまなな業務を委託することができます。
このBPOを利用することで、ECサイトの運営をもっと楽に行なうことが可能になります。任せることができる業務と、利用するメリットについて触れていきましょう。

マーケティング業務のアドバイスが受けられる

商材に合わせたモールの選定から、SEO対策、企画立案など、ECの運営全般に関わるマーケティング業務のアドバイスが受けられます。実績や経験に基づく的確なマーケティングが可能なため効率の良いECサイトの運用が行なえます。

プロ視点のECサイト制作

プロの視点から、お客様にとって見やすく、回りやすいECサイトの制作を行なってもらうことができます。こちらの要望に合わせたサイトデザインや構成をお任せできるため、HTMLを理解していなくてもサイトの制作が可能です。

迅速な商品ページの作成・更新

商品画像の加工からページの更新まで、商品ページ作成に関わることも委託可能です。豊富な作業スタッフが、大量の画像加工からページ更新まで迅速に行なえるため、販売時期を逃さず商品のアップロードができます。

バックエンド業務を任せて負担軽減

受注確認、発送連絡などのメール連絡、発送管理や倉庫管理など、日々のバックエンド業務全般が依頼可能です。一日の注文が増えれば、それだけバックエンド業務は膨れ上がりますので、上手にサポートを活用し負担を軽減しましょう。

的確なSEO対策

ネットショップ運営の専門家ですので、サイトの構築時やページの作成時などに、自社ではできないプロならでは視点から検索上位に上がるためのSEO対策、検索エンジン最適化を合わせて行なってくれます。

ECサイト運用おすすめシステム

自社独自の公式ECサイトの開設においては、ほとんどの企業がクラウド上のアプリケーションサービスを利用して行ないます。
一度開設してしまうと、データの移行が難しいので将来の展望を見据えて慎重に選択しましょう。

BASE

ネットショップ開設数130,000ショップを誇るECサイトのASPサービスです。

初期費用、月額料金が無料で利用できるため、小規模のショップや個人でECサイトを始めたい方などに適しています。

カラーミーショップ

GMOペパボ株式会社が提供するカラーミーショップは、知名度が高いECカートASPです。

コストを抑えつつも基本的な機能が網羅されており、手軽にビジネスレベルの通販が立ち上げられるます。

futureshop

実店舗を持っている、またはある程度大規模な通販事業を目指すのにおすすめのショッピングカートASPです。

カスタマイズ性が高く、自社の店舗に合わせた構築、さらに実店舗との連動(在庫管理)が可能です。

ECサイト運用サポートおすすめBPO企業

ECサイトの運用サポートを上手に活用することで、サイトの管理業務を減らすことができ、企画立案や顧客アプローチなどの、販売戦略に沿ったより重要な業務が効率的に行なえるようになります。また、専門的な観点からのアドバイスも受けられる点も魅力です。

Mamasan&Company

サイトデザインや商品ページ作成、受注管理やWebプロモーションなど、Eコマース運営に関わる全ての業務のサポートが受けられます。

また、ECサイトの運用業務だけでなく、様々なBPOサービスを取り扱っており、必要に応じて経理業務や人事業務なども委託可能です。

【料金】要見積もり

EC運営代行byGMO

インターネット関連事業の大手であるGMOが提供するECサイト運営代行サービスです。

国内10,000店舗以上のプレミアムプラン以上への導入実績とそのビッグデータ、経験豊富なEC専門チームを有するネットショップ運営のスペシャリストです。マーケティングから顧客対応、倉庫管理など、ECサイト運営に関わる全ての業務、または一部の業務の委託ができます。

【料金】要見積もり(※完全成果報酬型、または固定費:条件によって異なる)

Hameeコンサルティング

EC支援企業のBEST100ECコンサル部門を受賞したECコンサル・運用代行会社で、様々な業種や規模の企業をコンサル・運用代行を行なう確かな実績を持ちます。

1か月単位からの契約が可能で、楽天、ヤフー、及び自社ECサイトと幅広く対応してもらえる点も魅力です。

【料金】月額6万円~(対象サービスによって異なるため要見積り)

運用サポートを味方に!

ECサイトを持つことは、自社の認知度をあげ販路を拡大する有効な手段ですが、専門知識が必要であったり、業務量が多かったりとなかなか自社だけで進めていくことが難しい場合があります。しかし、運用サポートの豊富な知識と人材を利用すれば、自社の知識不足や人手不足を補うこともできるでしょう。また、ECサイト運営のスペシャリストならではの、的確なマーケティング、効果の上がるSEO対策など、さまざまなメリットが受けられるのも魅力です。
運用サポートを味方につけ、本当に売れるECサイト運用を行ないましょう。

この記事をSNSでシェア

この記事は役に立ちましたか?

ご不明点がございましたら、
以下のフォームにてお気軽にお問合せください!

記事についてのご質問

この記事について、あなたの「もっと知りたい!」にお答えします