今月末はハロウィン、日本では年々にぎやかに盛り上がっているようですね。

ハロウィンの発祥はヨーロッパ、古代ケルトだそうです。
とはいうものの、ヨーロッパでもアングロサクソン系の英語圏で根付いているもので、
スペインでは近年まであまり聞くこともありませんでした。

ここカタルーニャでは10月31日～11月1日はCastanyadaカスタニャーダ
という昔ながらの民間行事が主流です。

“Castaña(栗)を食べる日”という意味のこの日には、
秋の味覚の栗、boniatoさつまいも、それからmoscatelという甘いワイン、
そして11月1日の諸聖人の日のお菓子としてこの時期限定の
Panellets(パナジェッツ)というアーモンドと松の実を使った
ミニボール型のお菓子を食べます。

キリスト教では11月1日がすべての聖人を祀る”諸聖人の日“の祝日、
11月1・2日はDía de los muertos”死者の日”でもあり、
人々はお墓にお花を供えに行ったり、家族が集まって亡き人を偲ぶ、日本でいうお盆のような日。
カスタニャーダはその前夜祭といえます。

元々は決してにぎやかな祝祭ではないのですが、
近年は私たちの思い描く”ハロウィン”も

ようやく認知度が上がってきており、スーパーの一角にハロウィンコーナーが作られたり、
市場にジャック・オー・ランタン用のかぼちゃが並んだり、
パーティーグッズの店ではゾンビや魔女などの仮装用衣装や
小物、飾り付けグッズがずらりと並び、
子供や若者向けのイベントなども行われるようになりました。

外来のお祭りでも楽しめるなら大歓迎！というのはどこでも一緒なのかもしれません。

松の実を周りにまぶした伝統的なパナジェッツに
いかにもハロウィンなパンプキン型クッキーなど、新旧入り混じっています。

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