こんにちは。今日はフランスからのブログです。

ある夜のこと、ご飯を食べに来ていたＣちゃん一家のママが、
遊んでいたＣちゃんに「髪の毛のゴムはほどかないでね」と言っていました。
これを聞いて嫌な予感がしていたところ、Ｃちゃんママから目配せがありました。
「ほら、頭にお客さんがいて…」

このお客さんとはシラミのこと。

実はフランスの学校ではシラミが流行ることは珍しくありません。
我が家の長女も小学１年生の時は３度ももらってきたほどです。
令和の日本ではあまり聞きませんよね？
連絡帳に「シラミに注意！」のお知らせを見て、気になっていたところでした。

フランスでのシラミ対策は３ステップです。

まず薬局で買ってきたシラミ対策シャンプーで髪を洗い、
指定の時間放置します。
（自然派の人はココナッツオイルやマヨネーズで代用したりもするようです）
これで成虫は窒息死します。

次に目の細かい金属製の専用櫛で髪に残った卵をからめとります。
１つでも卵を残してしまうとあっという間に増殖するので、
時間をかけて隅々までチェックします。
長女の場合は髪が細いので、結局は爪で一つ一つ外していました。

そして布団・枕カバーなど洗えるものは６０度以上の高温で洗濯し、
それ以外のぬいぐるみや洋服などは黒いごみ袋などに入れてしっかりと封をして数日放置するのです。

もしも卵を見逃してしまって翌日も発見…という場合には、
またこの３ステップを繰り返さなければなりません。

今回は運よくシラミはもらわなかった（！）のですが、
あのお知らせを見るたびに、
そしてちょっとでも子ども達が頭がかゆそうなそぶりを見せると、
フランスでのお母さん業もなかなか気が抜けないなあと思うのでした。

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