
はじめまして、カナダのバンクーバー在住のKYです。現在、バンクーバーに住み始めてから約2年になります。Mamasan&Companyのママブログを書かせていただくことになり今回は、バンクーバーの街と「日本人にとって過ごしやすい街なのか」ということについてご紹介していきます。 どうぞよろしくお願いします。
さて、冒頭でも触れましたが、私はカナダのバンクーバーに住んでいます。バンクーバーと聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか? 2010年に行われたバンクーバーオリンピックで、知名度の高い大きな街という印象を持っている方も多いかもしれません。また、「バンクーバーは本当に過ごしやすい街なのか」という点も気になるところではないでしょうか。
バンクーバーの街の大きさとは?
まず初めに、バンクーバーの街の大きさについてですが、もしあなたが「バンクーバーは大きな街」というイメージを持っているなら、半分正解だと思います。確かに、バンクーバーはカナダ西海岸で最も大きな都市で、誰もがその名前を聞いたことのある有名な街です。規模で言えば、トロント、モントリオールに次ぐカナダ第3の都市であることは間違いありません。
しかし、実際に住んでみると、「第3の都市」とはいえ東京や大阪のような大都会という印象ではありません。自然の中に小さな街が点在し、人や建物がコンパクトにまとまっている「コンパクトシティ」という表現がもっとも適していると思います。
なお、「バンクーバー国際空港」があることからも国際都市であるのは事実ですが(実際には隣町リッチモンドにあります)、私の言う「大都会ではない」という感覚が、皆さんのイメージと一致するかどうかは、人それぞれかもしれません。

カナダの気候と過ごしやすさについて
日本では近年、ゲリラ豪雨や線状降水帯などの影響で短時間に豪雨・浸水などの被害が出ているというニュースをよく耳にします。一方、バンクーバーは9月上旬でも長袖が必要なほど涼しく、激しい運動をしない限り汗をかかないほど快適に過ごせる街です。
また、カナダの他の地域と比べて冬もそれほど寒くならず、気温は0度前後。沖縄のような温暖地を除けば、日本の冬と大差ない過ごしやすさです。気温や天気の面ではバンクーバーは快適ですが、11月から3月のサマータイム期間外は“レインクーバー(Raincouver)”と呼ばれるほど雨の日が続きます。大雨は少ないものの、ほぼ毎日のように小雨が降り、晴れる日がほとんどありません。そのため、移民はもちろん現地の人でも気分が落ち込みやすく、うつ症状に悩む方も少なくないと言われています。
このため、バンクーバーではビタミン系のサプリを摂取したり、運動をして代謝を促すなど、意識的に体調管理をする人が多いです。私自身、12月にバンクーバーに来たのですが、移住当初は晴れの日が少なすぎて気分が沈みがちでした。少し晴れた日に太陽の光を浴びたとき、どれだけ太陽が人の心と体に影響を与えるかを実感しました。
こうした欠点もありますが、夏は湿気が少なく、カラッとした快晴の日が続きます。全体的に見れば、「冬をうまく乗り切れれば、1年を通して過ごしやすい街」と言えると思います。

バンクーバーにはどんな人が住んでいるのか?
そんなバンクーバーには、どのような人たちが住んでいるのでしょうか。
カナダは移民国家ですが、アメリカのように白人や黒人中心というイメージを持つ方もいるかもしれません(実際はアメリカも地域によって異なります)。
しかし実際に暮らしてみると、西海岸という土地柄もあり、アジア系の人が非常に多く住んでいます。隣町のリッチモンドは中国系の住民が多く、街全体が“チャイナタウン”のような雰囲気です。さらに、近隣のサレー(Surrey)という街ではインド系住民が最も多く、ダウンタウンのファーストフード店などでもインド系スタッフをよく見かけます。もちろん、ヨーロッパ・中東・南米など世界各地からの移民も多く、実際に住んでみると「ダイバーシティに富んだ街」だとすぐに感じられるでしょう。
また、日本人も多く暮らしており、日本食レストランやスーパーも充実しています。そのため、食生活で困ることはほとんどありません。私自身、朝食にラーメンやうどん、昼食に白ごはんを食べるなど、日本食中心の生活を送っています。
このように、日本食を手に入れるのに困らない点でも、バンクーバーは日本人にとって非常に暮らしやすい街と言えるでしょう。
さいごに
今回は、ここまでにしたいと思います。これから、バンクーバーに関する様々な情報を発信していければいいな、と思いますので、今後とも、どうぞよろしくお願いします。