こんにちは。ハンガリーのクラークです。
日本では今年大寒波で各地で大雪となっていると聞いていますが、ここ数年ハンガリーでは暖かく過ごしやすい冬となっています。暖かい冬とはいえ、1月は気温が低くマイナスの日が続きました。
ハンガリーでは、2月2日に動物園のクマが洞穴から出てきて、自分の影を見るとまだ寒さが続き、影を見なかったら春が近いと言われています。今年も影を見なかったとのことで春を感じる日がありましたが、また雪がちらつく寒さになっています。
そんな毎日ですが、本日は「ハンガリーの春!」を皆さんにお届けしたいと思います。
Farsang(ファルシャング)
仮装と言えばハロウィンですが、ヨーロッパではこの時期にコスチュームを着て楽しむ行事があります。冬に別れを告げ、春の訪れを祝う行事「ファルシャング」です。これは、ハンガリー語のカーニバルで、子ども達が楽しみにしているイベントの1つです。幼稚園や学校に色んなコスチュームを着て行き、歌を歌ったり、ドーナツを食べて楽しみます。
これはイースター前の謝肉祭に当たるため、40日間の断食前に行うお祭りです。ハンガリーだけでなくヨーロッパの色んな国で行われています!
Medvehagyma(メドヴェハジュマ)
春になると新鮮で色んな春の野菜がスーパーの野菜コーナーに並び始めますね。ハンガリーではまだ市場が身近な存在なので、時々市場に新鮮な野菜を買いにいく人も多いです。
この「メドヴェハジュマ」は舌をかみそうな名前ですが、メドヴェとはクマの事、ハジュマは葱属の植物をさします。先ほどもクマと影の話をしましたが、クマが冬眠から目を覚まし活動する時期に芽を出すという事から、このような名前がついたのでしょうか。つくしやぜんまいのように春先の一瞬だけ楽しめる野菜なので、これを見ると春を感じ嬉しくなります。
味はニラによく似ているため、いつもこの時期だけニラ玉やニラ餃子を楽しんでいます!また、見た目がスズランの葉っぱによく似ているため、時々メドヴェハジュマと間違えて食べてしまい、中毒をおこしてしまう人もいるので要注意です!
シーズンチケット
ハンガリーでは9月〜6月が1年の興行サイクルとなります。バレエやオペラが他の国に比べて安く楽しめるため、市民の娯楽の1つとなっています。そのため次のシーズンのチケット販売がこの3月頃から開始されます。
今年は、約3年にわたる改装工事で閉まっていたオペラハウスがいよいよ今週末にリオープンします!シーズンチケットの販売はもうしばらく待たなければなりませんが、嬉しい春のお知らせです。
来月はイースターもあり、本格的な春の到来が待ちきれないですね。
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