
DXコンサルティングという言葉を聞くと、「システム導入を支援してくれるもの」「ITに強い会社がやるもの」というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
しかし、ママさん総研が在宅ワーク・非同期運用・AI活用を前提に業務を回してきた中で実感しているのは、DXの成否はツールでは決まらないということです。DXがうまくいかない企業に共通しているのは、仕事の構造が見えないまま、手段だけを導入していることです。
本記事では、Mamasan&Company が実務として業務設計・BPO・DXを同時に扱ってきた経験をもとに、DXコンサルティングを「IT支援」ではなく仕事構造を再設計する伴走支援として捉えるべき理由を解説します。
DXコンサルティングをシステム導入支援として使うと失敗します
DXコンサルティングを検討する企業から、よく聞く声があります。
・新しいツールを入れたい
・手作業を減らしたい
・DXが遅れていると言われて焦っている
これ自体は自然な流れです。
しかし、この状態でDXコンサルティングを導入すると、失敗する確率は高くなります。理由は明確です。仕事の構造を整理しないまま、手段だけを先に決めてしまうからです。
実際の現場では、
・ツールは入ったが使われない
・現場ごとに運用がバラバラ
・例外対応が増えて逆に手間が増える
といった状況が頻発します。
DXが進まない原因は、ITリテラシーではありません。仕事の前提条件と判断構造が整理されていないことにあります。
DXの本質はデジタル化ではなく構造の再設計です
DXは「デジタル化」と混同されがちですが、実務の視点ではまったく別物です。DXの本質は、仕事がどのような構造で成り立っているかを見直すことにあります。
業務を分解していくと、
📝判断が必要な仕事
📝判断基準が曖昧な仕事
📝ルール化できる仕事
📝実はやらなくても困らない仕事
が混在していることがほとんどです。
この整理をせずにDXを進めると、「人が考えていたことを、そのままツールに載せる」だけになり、結果として業務は複雑化します。DXコンサルティングの役割は、ツールを選ぶことではなく、仕事の構造を分解・再設計することです。
非同期・在宅ワークの現場では構造が曖昧な業務は必ず止まります
Mamasan&Companyでは、在宅ワーク・非同期を前提に、日々多くの業務を回しています。その中で強く実感しているのは、構造が曖昧な業務は、非同期環境では必ず止まるという事実です。
・「その場で聞けば分かる」が前提
・判断基準が人に依存している
・口頭説明で回している
こうした業務は、在宅ワーク・DX・AI活用のどれとも相性がよくありません。逆に言えば、非同期で回る業務構造をつくること自体がDXです。この設計を伴わないDXコンサルティングは、現場に混乱を残します。
DXコンサルティングの成否は判断をどこに残すかで決まります
DXを進める際に最も重要なのは、「何を自動化するか」ではありません。「どの判断を人が持ち続けるか」を決めることです。
例えば、
✔どの数字を異常と判断するのか
✔どこまでを例外として扱うのか
✔どの情報を経営に返すのか
これらは、ツールに任せるべき判断ではありません。
正しいDXコンサルティングとは、
✔作業はデジタルに
✔判断は人に
という役割分担を、構造として設計する支援です。
DXコンサルティングはBPOやAI活用と切り離せません
実務の現場では、DX・BPO・AI活用は別物ではありません。すべて「仕事構造をどう設計するか」という一点につながっています。
・標準化できる作業はBPOへ
・判断が必要な領域は社内に残す
・判断を支えるためにAIやツールを使う
この順番を間違えないことが重要です。DXコンサルティングが単体で機能しないのは、構造全体を見ずに、部分最適で進めてしまうからです。
ママさん総研が考えるDXコンサルティングの役割
ママさん総研が考えるDXコンサルティングは、IT導入支援ではありません。
💡業務の前提条件を整理する
💡判断と作業を切り分ける
💡非同期でも回る構造を設計する
💡BPO・AI・ツールを適切に配置する
こうした仕事構造の再設計を伴走する役割です。在宅ワークや非同期運用を実際に回してきたからこそ、「現場で止まらないDX」の条件が見えています。
DXコンサルティングを検討する前に確認してほしいこと
DXコンサルティングを検討する前に、
次の点を一度整理してみてください。
📝業務の全体像を説明できますか
📝判断基準は言語化されていますか
📝例外対応が増えていませんか
📝ツール導入が目的になっていませんか
もし当てはまるものがあれば、必要なのはツール選定ではなく構造整理です。
DXコンサルティングは仕事構造を取り戻すための伴走支援です
DXは流行ではありません。仕事の設計を見直す必然です。そしてDXコンサルティングは、ツールを売るためのものではなく、仕事構造を取り戻すための伴走支援であるべきです。
ママさん総研では、現場で回してきた実務経験をもとに、「止まらないDX」「続くDX」を支援しています。




